容姿・経歴・その他メモ

番長連に所属するオーヴァード。
役職付ではないものの総番長の右腕との呼び声高く、Sランクにして遺産継承者という派手な肩書も相まって、彼女の名前を知る人間はそれなりに多い。
その分根も葉もない噂や尾ひれがついた風聞に事欠かないが、「総番長にタイマンで負けて番長連に入った」という話だけは紛れもない真実である。数年前、アカデミアに来たばかりの頃、得たばかりの己の力に飲まれかけたところを、無道ささきの鉄拳で以てただされたのだ。
番長連内では有名な話であり、それが切っ掛けで総番長に心酔して部下になったというのが通説である。
が、実際のところこれは若干美化されている。総番長に憧れて番長連に入ったのは事実であるが、その無軌道でマイペースでめちゃくちゃなやり方を目の当たりにしたことで早々に幻滅しており、今は自分が一度でも憧れた人間なのだからしゃんとしてもらおう、と奮闘しているところである。彼女の立ち位置は「右腕」というよりは「お世話係」の方が正しい。

番長連ではあるものの、気質は風紀委員のそれに近く、秩序を重んじ、規則を遵守する。
その自他ともに厳しい生活態度に辟易するものも少なくないが、同時に面倒見も良く、後輩や同級生の勉強を見たり、個人的な相談にのることもままある。
その面倒見の良さが災いしてトラブルに巻き込まれることも少なくないのだが、どうしても改められないでいる。

能力：自身の肉体にかかる重力の方向および倍率の制御

本来なら白兵戦向きの能力であるが、契約した遺産により肉体の一部を刃として精製できる力を得たことによって
自由落下により投擲後に加速し、重力方向の制御により千変万化に軌道を変ずる投擲物を操る中距離戦のエキスパートとなった。
また、対象物に打ち込んだ骨刃を遺産の力に寄って結合させ、内部に大振りな刃を作り出し
それにかかる重力を倍加させて無理やり切断する、といった業も可能。

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