容姿・経歴・その他メモ

元は祁答院・神々廻とは敵対的なFHエージェントのバックアップを担当していた鬼籠嵜家の産まれだったが、幼い頃UGNの過激派に襲撃され、「実験体-K1name」として好き勝手に実験された。ピュアブリード同士を掛け合わせてクロスブリードを作る実験の際の唯一たる”成功品”であり、元からレネゲイドウイルスには侵されていたものの、実験を期に才能を開花させ、＜バロール＞＜オルクス＞のクロスブリードに成った。
現在はいろいろあって天之御中主大神を奉る澪神神社───UGN漁火支部の巫女をカヴァーとして活動している。そのためか神道の知識に詳しく、キリスト教徒の考えがうまくわからない。
実際、他人の心を慮る気はこれっぽっちもなく、ただ『面倒』だから刺激しないよう立ち回るだけ。誰かを支援するより誰かを妨害するほうがよほど向いていたのか、使えるエフェクトも厄介なものばかりである。しかし若かりし支部長となり、支部員であり自分とはまた違う境遇で「ひとりぼっち」の不知火蒼と親しくなるにつれ、彼のことだけでも護りたい、彼の道を開きたいと思うようになる。

見た目の痣は手術痕をごまかすためのフェイクであり、片目ずつ色が異なっているのは度重なる魔眼開眼の実験のため。髪の毛の毛先が赤く染められているのは自分のテンションを上げるため。つまりおしゃれである。

春日恭二とも腐れ縁的な見識があるが、奏姫は彼のことを『抜けてんな……』と思っている。『いつか転がされるぞ』と高みの見物決めてたら思ったよりポンコツだったので正直知り合いだとは思われたくない。

実験体として過ごす様々な過程でヘマトフィリア(血液嗜好)・ヴァンパリズム(吸血嗜好)・カニバリズム(人肉嗜好)といった全体的に嗜虐的かつ偏執的な特殊性癖をいくつも発症させているものの、一般人への加害は行わない。

直接的ではなく間接的な妨害・工作行為を好んでやる裏方気質。だがそれは"目立ちたくない"というより"戦えるだけ戦いたい"という好戦気質が極まった結果であり、相手の戦略要衝を即座に落として行く電撃戦を好む。時に因果律を捻じ曲げて起ころうとしていたことを「なかったことにした」り、重力場が歪んで出来た黒い盾を用いたりする時もあり、まさに妨害型の極み。他人の思惑を外してやるのが三度の飯より大好き。
好きなおやつは八ツ橋。

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