ヴィラン「バジリスク」の討伐の際、一般ヒーローとして作戦に協力。
そこで心の師とも呼べる先輩ヒーローと出会うも、バジリスクとの決戦の最中にその先輩ヒーローは致命傷を負ってしまう。
彼の命の灯が尽きる寸前、アランは彼からヒーローとしての遺志と力(Dロイス)を託され、その力で持ってバジリスクを打ち倒した。

UGN発足後は霧谷よりスカウトを受けたためこれに参加。
活動の幅は広がったものの、自身のヒーロー観とプロヒーローとして求められる振る舞いの板挟みで苦悩する日々を送っている。
先の戦いの功績からUGN支部長としてのポストを打診されているが、ヒーローとしての活動がしづらくなるということで断っている。
※基本ステージの彼は、妹の件で霧谷に借りがあったため渋々拝命していた。

『エイプリル家』は元々財界の重鎮で、アランがオーヴァードであることを秘匿していた。
しかし、ヴィランズイヤーの影響で経済が大きく衰退したことでその財力を喪い没落。
残った財産を奪いに襲撃してきたヴィランにより両親は殺され、残された妹：シアを守るためアランはその力を曝すこととなる。
この事件以来、シアは自身を命がけで守る兄の姿に憧れ、オーヴァードに覚醒したことがわかると迷わずヒーローを目指すようになった。

―――現在、アランとシアの関係は疎遠なものとなっている。
プロヒーローとなったアランは身近な人間だけを守っていれば良いという立場ではなくなってしまっていた。
組織やスポンサーの意向に振り回される彼の姿はかつて彼女が憧れたものとは程遠いもので、現状に甘んじている（ように見える）兄をどうしても認められなかった。
そうして彼女はヒーローではなくヴィジランテとなり、アランのもとを離れていった。

仲間を守り切るトップヒーローの後ろ姿。
ヒーローの肩書がなくともその行動でヒーローが何たるかを示すヴィジランテ。
ヒーローの卵でありながらもその志は間違いなくヒーローそのものだった少女。
小さく非力でありながらも懸命に困難へ立ち向かった、あの魂の高潔さ。
―――あの戦いを経て、アランは忘れてしまっていた自身の原点を取り戻し、改めて「本物のヒーロー」を目指すことを決意する。
結果としてヒーローランキングは43位に落ちてしまったものの、その姿は以前より清々しいものであった。
避けていた師匠の墓参りにも胸を張っていけるようになり、毎年師匠が生前好きだった酒を供えている。