履歴
古泉 和羽(こいずみ かずは)
男 18歳
4人家族の末っ子。受験に成功し、大学生になる。
今回、卒業旅行先としてどこに行こうか検討していた際に八尾村のポスターを見かける。面白そう!人魚とか楽しそうジャーン!!!という理由でこの村に行くことを決意。
まさかそれが自分の人生を全部変えることになるなんてこの時の彼は知る由もなかったのだ…。
☆。.:*・゜
母はピアノ教室の先生、父は教師、2歳上の兄は教育系の大学生。和羽は今年音楽系統の大生となる。
歳の近い兄とは仲良しであり、一緒に遊んでいることが多い。2人で毎年お母さんやお父さんを想って母の日や父の日、誕生日などのプレゼントを考えたりする。
仲の良い家族の末っ子。
☆。.:*・゜
クラスで明るい子や元気なやつ。と言われたら2人に1人は彼を指すような人物。
モテるかモテないかでいうと微妙にモテないタイプの人間。友達でいるのがいいのよ!って言われる。
「なんでだよ!俺だってたまにはモテてもいいじゃん!ぎぶみーちょこれーと!」
「かずちはモテると言うか文鳥的な?マスコット?」
「俺マスコット!!?!?!文鳥じゃなくて鳩にしてください、俺平和の羽で和羽なんで」
「鳩ww鳩なら大人しく豆食べてろよww」
「豆じゃ足りないぽっぽ」
「和羽そこはクルックーじゃねぇの?」
テンションとノリが良い人であり、誰に対しても明るく返す。オタクに優しいギャルならぬ、オタクに優しいチャラ男くんみたいな感じ。
兄はモテるタイプの人間のため、バレンタインや誕生日等の日には兄宛てのプレゼントを受け取ったりして「俺も欲しいんだが」って思っていることが多い。俺も同じくらいできたりモテたりできたらいいのになあ。
自分が好きな人に呼び出されてそわそわしながら行ったら兄宛ての手紙を預かるという悲しい事件を起こしたこともある。ツライ。
所属していた部活動は吹奏楽部。ピアノ担当。
普段は軽い印象を受けるが、彼がピアノを弾く姿はとても真面目だ。ピアノを弾いている彼が好きという子は一定層いるのだけれど、本人は知らない。
コンクールなどでたまに入賞する程度の実力はあるため、音楽の道を選択。音楽教師か演奏家か、その道に携われたらいいなぁと思ってる。
☆。.:*・゜
今回の旅行に行くことになった経緯
バイトokの学校だったこともあり、たまにコンビニバイトをしたり、家事手伝いがてらにピアノ教室でボランティア講師をしたり。
バイトをしていた理由はお小遣いアップのためもあるが、「卒業時には旅行がしたい!」というもの。日々ちまちまと貯金していた。
卒業旅行は友人たちも一緒に行くという話になっていたが、いざ蓋を開けてみると友人たちはそれどころでは無かった。
大学受験に失敗した人、合格したけれど目当ての大学ではない人、合格したので引越しをしなければいけない人…とてもじゃないけれど今の時期に皆でいく!というのは難しくなってしまった。
1番の親友である友人も「俺も行きたいけれど、引越しが大変…」と悲しそうに話していた。
友人たちとは時期をずらしてどこか行く!と話がまとまったが……それとは別に、せっかくだからどこか行きたい気持ちがあった。
卒業したんだもん。一人旅くらいいいよな?
「卒業プチ旅行ってことで、どっか行ってみますかね!」
そう思い、彼は旅行店やら観光地のポスターやらを探し、『八尾村』のポスターを見つける。
観光ツアーの組まれたそれは、普通のツアーよりも安く、破格の値段で旅行することが出来そうだった。
こ、これだー!!!!
そのポスターにビビっときた彼は写真を撮り、すぐにツアーの申し込みをした。
よっしゃ念願の卒業プチ旅行だー!!
友人たちとはまた別の機会に別の場所に行くぞ行くぞー!!
ちょっとだけ友人を誘えなかったことを後悔しながら彼は八尾村へと赴く
ー実は友人を誘わなくてよかった、なんて。
今は知らない
ーーー