【コードネーム】ニンバス
【性別】女
【年齢】19
【誕生日】2月21日
【ブリード】クロスブリード
【シンドローム】エンジェルハィロゥ/モルフェウス
【侵蝕率基本値】33％
【戦闘経験】9年
【物理強度】標準
【戦場機動】卓越
【生理的耐性】標準
【戦術立案】標準
【戦闘技術】優秀
【レネゲイド耐性】標準
【レネゲイド適性】優秀

平凡な家庭に生まれ育つが、幼少期にFHの襲撃事件に居合わせたことで覚醒。それ以後、UGN管轄下のxx区チルドレン養成施設に保護され、戦闘訓練を受ける。
訓練過程は順調に進み、チルドレン養成施設を出所した後、日本支部のエージェントとなる。

本名、二子瑠璃。出身は東北地方だが、覚醒と同時にチルドレン養成施設に送られたため、都市部の生活にも慣れている。両親は彼女の力について把握しており、家族仲は円満、忙しい中でも里帰りは定期的にしているようだ。
オーヴァードとしてレネゲイドウィルスを操る力、及び戦闘力に長けており、チルドレンの中でも異例の若さでエージェントに昇格した。16歳〜18歳の間、表向きの学校として、オーヴァードの受け入れに理解がある翡翠河女学院へ入学、そして同校を卒業している。
現在は日本支部エージェントとしての任務をこなしつつ大学に通うという、二足の草鞋を履く多忙な生活を送っているが、本人的にはどちらも充実の日々だと言う。

エンジェルハィロゥシンドローム、並びにモルフェウスシンドロームを発症している。
機動力に優れ、身近にある物質を変換し作り出した多数の銃器を帯状に連射することで、広域の殲滅を得意とする戦闘スタイルを持つ。
とりわけ目を引くのはエフェクト使用時に現れる巨大な実体を伴った光輪であり、彼女の力の源であると同時に隠密作戦を困難にしている悩みの種でもある。
これらから彼女に付いたコードネームは「Nimbus」。ラテン語で黒い雲や乱層雲を意味し、暈(ハロー現象、雲の周りに光の輪が現れる大気光学現象)のことをそう呼称することもあるそれは、光輪を纏い、辺り一体を銃弾の雨で破壊し尽くす彼女に似合っていると言える。が、本人は気に入らない様子。

「ちょっと、あたしのことはニコって呼んでって言ったじゃない！　今ニンバスって言った人、出てきなさーい！」

────某月某日、日本支部内の録音記録より

他に彼女の能力について特筆すべきは彼女が遺産継承者ということだ。通常、遺産はUGN遺産管理局によって管理されるものだが、一部のエージェントは特殊な制約の元遺産の所持、及び能力の行使が認められている。
彼女はその一例であり、彼女の胸元で煌く薔薇のペンダントは遺産『祈りの造花』の一部である。遺産の力を最大限に引き出すことによって、防御力を向上させ、物質変換した銃器の力をより強力なものにする。
なお、使用時に衣装が変わるが、それを彼女は自身のイージーエフェクト<ウォーキングクローゼット>と合わせ、専用のバトルドレスに変えている。
…この遺産と契約した者は、ジャーム化ではなく死亡し遺産の一部となることを、勿論彼女は了承済みである。

「あたしね、将来お洋服屋さんになりたいの！」
「すごい！　瑠璃ちゃんなら絶対なれるよ！」
「ホント！？　じゃあ、桃ちゃんの花嫁衣装はあたしが作ってあげる！」
「────約束だよ！」

────某月某日、xx区チルドレン養成施設のとある日

二子瑠璃がチルドレン養成所にて出会った同期のチルドレン、倉戸桃は3年前、赴任先であった翡翠河女学院で殉職している。
当時、表向きの生徒として、二子瑠璃は翡翠河女学院に入学しており、たまたまそこへ同期だった倉戸瑠璃が赴任してきたことにより再会を果たす。再会の喜びを分かち合う二人だったが、ある日、別件の任務が二子に入り、一時的に学園を留守にした。
────それが、倉戸桃の最期の日だった。
任務から帰還した二子瑠璃を待っていたのは、倉戸桃が残した左腕とその指に嵌められた指輪のみであった。
UGN、女学院、双方から原因調査が行われたものの、詳しい原因は分からず、事件は未解決のまま幕を閉じた。