クエストボードはFHに協力する外部の傭兵組織である。しかし実態はマスタークエスト個人とその従者のみで構成されている。行動理念は不透明であるが、民間人やUGNに直接の危害が及ぶ作戦には関与せず、主に遺産の回収、セルや要人の防衛、暴走状態にあるジャームの討伐などを担う傾向がある。
マスタークエストがジャームであるかオーヴァードであるかは不明だが、現実をゲームの中であると強く認識している様子が見られるところから妄想の衝動を発症したジャームである可能性がある。
クエストボードがどこから依頼を受け、また報酬をどのように受け取っているのかに関する調査は現状全て失敗に終わっている。本来知り得ない情報に基づいた行動を起こすことがあることから一説にはセントラルドグマから直接依頼を受けているという説もあるが憶測の域を出ない。

戦いをゲーム気取りでやってる奴は弱いのにも強いのにも、俺たちの間では偶にいる。前者ならレネゲイドの力に胡座をかいて舐め腐って死ぬ奴。後者ならどれだけ地獄めいた戦場だろうがむしろ楽しそうにケラケラ笑って立ってるような奴。
しかしゴールドクエスト…今はマスタークエストだったか？あのイカれた女はそういった連中とはまた違う。アイツは「ゲーム気取り」なんじゃなくて本当にこの世界の全てを現実ではなくどこぞのゲーム会社が作ったソシャゲの中として認識している。アイツにとって現実とはこことは違う世界を指す言葉で、この世界で見える全てはCGだし、聞こえる音はBGMかSEか声優が収録したもので、作り出した従者はガチャから得られるものらしい。
まあでもこれくらいだったらただの頭のおかしい奴で終わりだ。だが…いつからか変な布…本人に言わせりゃスキンを変更する何かとかなんだろうが、ともかくそれを巻いてて見えねえが、以前は目隠しなんてしてなかったから話をしている時に奴の目を見ることができた。なんでそんなことをしようと思ったのかなんて聞かれても困るがな。大方イカれた奴がどんな目で世界を見てるのか、イッちまってるのか澱んでるのか、そんなことを期待したのかもしれないが…。
見なけりゃ良かった。正直言って、怖気がした。あんな気色悪いものは他にねえ。アイツの目に映ってたのは…「ゲーム画面」だ。全くもって文字通りに。一切の比喩抜きにゲームのUIが映っていて、3Dモデルの俺に吹き出しとさっき喋った内容の文字起こしに、懇切丁寧に「FHエージェント」なんてモブらしく話者の名前まで添えてあった。そりゃそうだ。物理的に世界がそんな風に見えているんだったら誰だってそれが現実だなんて思わねえ。なんでだ？何があったら眼球がそんな事になるんだ？アイツが今みたいになる前は何だったんだ？そもそもどうやったら現実世界の様子をリアルタイムにゲームみたいにできるんだ？
そしてこのことも疑問に思わずにはいられない。「本当に正しいのはどっちだ？」だってこの文章はなんだ？一体誰に向けたもので、そして俺は実在してるのか？

12月6日からイベントストーリー「血の絆」が開催！
本イベントではイベント収集アイテム「従者の回路」を集めることで様々な報酬を入手できます。

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イベント開催期間
2025年12月6日　（土）13:00 ～ 2025年12月20日　(土) 5:00
報酬交換可能期間
2025年12月6日　（土）13:00 ～ 2025年12月27日　(土) 5:00

※本イベントシナリオは「メインストーリー・ミニ」に分類されます。イベント期間終了後は13.5章として全てのシナリオ及びステージが常設されます。

その歩みの理由は、命令か
いまだ知らぬ自分の中にあるそれか
あるいは主への忠誠心か

ダブルクロス The 3rd Edition　「血の絆」

ダブルクロス――――それは裏切りを意味する言葉

HO
ワークス/カヴァー　UGN系列orFH系列/自由
シナリオロイス：主人（名称は変更してよい）
推奨感情：P尽力/N食傷
あなたは《赤色の従者》で作り出された従者だ。いつものように作り出されたかと思ったが、主人がいない。それに、ものを感じて考えることが出来る、自我がある。レネゲイドによるものか、主人のいるおおよその場所はわかる。主人のもとへいかなければならない気がする。



・PC人数：一人
・経験点：130+30+4(イージーエフェクト分)
・PL必須：基本1,2
・GM必須：基本1,2、上級
・使用範囲：GMの許可する範囲
・ミドル戦闘：なし
・特殊ルール
ブラム＝ストーカー限定
PCは《赤色の従者》によって作り出されたものとして扱う。従者専用エフェクトを使用できる。《赤色の従者》によってPCが従者を作り出すことはできない。また、《赤色の従者》などを取得する必要は無い。能力値を全て3にする必要なく、技能も扱え、財産点も使用できる。