外見は20代程の男性。
真っ黒な肌に脈打ちながら微かに光る全身に刻まれた入れ墨が特徴。
黒いダウンジャケットの前側を中途半端に開けており、中は基本的に上裸。
外出先でもどこでも裸足。

ぶっきらぼうで感情的になりやすく、不器用。
喜怒哀楽がわかりやすく、声がでかいしうるさいしやかましい。
真っ当な教育を受けてこれなかったので社会経験が乏しく喋り方や食事のマナーなども含めて、小学生以下のレベル。
相手に対しては常に強気な態度を取るが、強気な態度を取られるとビビったり怖がったりもする。

自身の｜血《レネゲイド》で出来た槌と釘をつかった"類感呪術"を使用して戦う。
他者の｜血《レネゲイド》と同等のものになりえる血を持つ自身の体を"等価"と認識し、自身の体に釘を打ち込むことで相手を呪い傷つける。
打ち込まれた杭は再び＝の体内で血に戻り循環し始める。
杭を打ち込まれた相手は、＝が杭を打ち込んだ場所と同じ場所にダメージを負う。

血液に対してのアプローチ故にレネゲイドビーイングに対しては呪術の効きが悪い。
レネゲイドビーイングを構成し流れる"レネゲイド"を"血液"と認識することで呪いを発動することはできるが、＝本人が自身を"人間と等しい者"と位置づけている為、攻撃力は人間を相手にしたときよりも劣る。

また、血中に高濃度のレネゲイドを含んだ"黄金の血"を他者の体内に流すことで一時的に対象を強化することもできる。
過剰な量の接種は致死に至るが、適量であれば対象のレネゲイドを活性化することが可能。

1人称：オレ
2人称：オマエ
3人称：外見的特徴から適当にあだ名をつける。安心できる相手は名前で呼ぶこともある。

名の由来は、自身が他と変わりない人間である、"等価"の意味を込めて数式の"＝"。
海外圏の生まれで、名を失ったことから姓名の間にある"＝"だけが残っている。

自身が周りと同じ"人間"である事の証明に固執しており、外見を罵られることを酷く嫌う。
外見を含めて自分の持つ血が周囲の人間と違うものである為自身の事があまり好きではない。
赤い食べ物を摂取していれば自身の血がいつか赤くなると信じ込んでおり、食事の内容は大体赤い。

血中成分が他者と違うのか、独自の血の巡りを良くするために人よりも格段に体温が高い。
体内温度は100度を超える熱を持っており、体表面は40度くらいになる。
その影響か暑がりでほとんど上裸で過ごしており、盗んだダウン・コートも全面を開けっぱなしにしている。

寝相がそれなりに良く、頭を手で抱えるように寝る癖がある。
頭を撫でられるのが好きで、気に入った相手には自慢のふわふわの髪の毛を撫でさせてあげることもある。

好きな物はトマト、イチゴのジャム
嫌いな物ははちみつ、お金

幼少期から特異な血液のせいで外に出ることが出来ず、優しい両親に家の中で大切に育てられてきた。
そんな彼が唯一持つ外界へのつながりが"輸血"だった。
自身の血液が見知らぬ誰かの命を助けられることに価値と誇りを見出し、長い時間を家の中で過ごすこととなる。
だが次第に彼の両親が稀血の持つ価値に魅了されていく。貴重な血故にそれと引き換えられる金額は更に欲を駆り立てた。
日に日に増える血液の搾取量に耐えきれず、金の亡者に成り果てた両親、金稼ぎの道具に成り果てた自身に絶望し、窓から身を投げた。

目が覚めた場所はUGNの施設だった。死を契機にオーヴァードとして覚醒したようで、チルドレンとして保護されることになる。
投身を図った際頭から落ちたことで自身の名前を失ってしまい、保護された"イコル"という名前をもらう。
その名は稀血の可能性に目をつけた研究者達がその能力にちなんで与えた管理用の名前だった。
いつしか彼を見る目は人間からモルモットへ。目の色を変えてイコルを求める研究者達から逃げるように、UGNを離れ孤立する。

その後、血の価値を、能力を嗅ぎつけたのか彼の中身を巡って幾度も人に出会っては追われる日々を繰り返し、行き場を失った先で都築と出会いゼノスに所属することとなる。
人間ではないものが多く存在するこの組織では自身の血を欲する者も少ないため追われることもなく、居心地の良さを感じている。
しかし度々幼い頃の優しい両親の姿を思い出しては人間としての生を諦めることが出来ず、心の安らぎを得られる場所を探している。