青い神、赤い目、尖った耳、黒い二本角、今時見ない和服、古臭い口調。見れば分かるであろう、鬼じゃな。
「自分は神である」と言い張り尊大であるが、その実へっぽこのぽんぽこぽんである。

崔…高い、険しい、高大なさま
禍…災い、不幸の原因、よろこばしくない事
雹…あられ、氷の粒、災厄の前触れともされる
鬼…そのまんま鬼。死者を表す意味だったり、目に見えないものだったり
比売…神道における女神。姫
名前が意味するところは、「かつて降雹という災禍をもたらし、女神として祀られている鬼」といったところか。
真の名は尊いものだという自負はあるので、「冰雨（ひさめ）」と名乗っている。オッシャレー！

その鬼は邪悪であった。しかし、ポンコツであった。
かつては強大な妖力によって三月止まることなく氷雪を降らせ、この地の人間に若い血肉を供物として捧げさせたものだった。そして、その対価に厄除と無病の加護を人間に与え、恐ろしくも心強い神として人間共の畏怖の対象であった。
しかし、ある時に都のバカアホマヌケ陰陽師共に目を付けられ、彼女のカリスマゴッデスな生活は幕を閉じた。
ちょ～っと鼻を高くしていたら寄ってたかって術をかけまくり、像の中に封印されてしまったのだ。
そこから千年。もはや、彼女の牙は届かない。彼女の声は届かない。
しかし、天候が荒れることが多々あるこの地域の人間は、彼女が祀られる「雹鬼神社」へのお供えは細々だが続いたのだった。
徐々に失われていく妖力を、それでも神としての意地だろうか、願われた降雹除けのまじないに注ぎ込み続けた。
かつての栄光とは程遠くとも、彼女と人間との繋がりは間違いなく信仰であった。
そうして千年続いた鬼の女神の伝説は、ついに再度の奇跡を遂げる。レネゲイドビーイングとしての受肉である。
像の中から脱出した妾は、やはりかつてのような強大な力は残っていなかった。
というか、燃費が悪すぎる。
生きるということはこんなにも腹が減り、心寂しいものだったとは…うぅぅ、ごめぇん食い散らかした村人共～。
妾が再び強き神になるためには、妾のことを崇拝する人間を増やし、そしてより多くの供物で腹を満たすことが肝要じゃ！
最近は「おーう゛ぁーど」なる陰陽師かぶれの奇怪な術を使う輩が増えているようじゃが…所詮は人間の猪口才な小細工よ！
悪いおーう゛ぁーどを倒すと金を出す「ゆーじーえぬ」とかいうバイト先にも受かったし、しばらくはこれで路頭に迷うこともなさそうじゃな！
まずは今の時代で一番美味な菓子でも探しに行くかの！にゃははは！
翌日、公園で野犬に襲われ冷たくなっている冰雨がUGNに発見され、懐に入れて大事に護っていたよもぎ餅は蟻にたかられており、餡子と泥と虫の死骸が纏わりついた一張羅は静かに息を引き取った。

:侵蝕率+
:HP-
ーー100%未満ーー
セットアップ≪螺旋の悪魔≫暴走を受ける。そのラウンドの間、ウロボロスのエフェクトを組み合わせた攻撃力15点増加。
:侵蝕率+3
マイナー≪オリジン：レジェンド≫＋≪原初の青：猛毒の雫≫【精神】判定＋２、メインプロセスでダメージを与えると邪毒（5）付与
:侵蝕率+5
マイナー≪原初の青：猛毒の雫≫メインプロセスでダメージを与えると邪毒（5）付与
:侵蝕率+3
メジャー≪コンセントレイト：ウロボロス≫＋≪原初の赤：氷の塔≫対象：範囲（選択）。攻撃力固定値18点の射撃攻撃。同エンゲージに攻撃できない
:侵蝕率+7
メジャー≪申し子：アンプリフィケイション≫組み合わせた攻撃の攻撃力を+10する。シナリオ３回
:侵蝕率+5
7dx@7+3　60％未満
8dx@7+3　60-79%
9dx@7+3　80-99%
ーー100%以上ーー
セットアップ≪螺旋の悪魔≫暴走を受ける。そのラウンドの間、ウロボロスのエフェクトを組み合わせた攻撃力21点増加。
:侵蝕率+3
マイナー≪オリジン：レジェンド≫＋≪原初の青：猛毒の雫≫【精神】判定＋4、メインプロセスでダメージを与えると邪毒（6）付与
:侵蝕率+5
マイナー≪原初の青：猛毒の雫≫メインプロセスでダメージを与えると邪毒（6）付与
:侵蝕率+3
メジャー≪コンセントレイト：ウロボロス≫＋≪原初の赤：氷の塔≫＋≪原初の黒：マスヴィジョン≫＋≪申し子：アンプリフィケイション≫対象：範囲（選択）。攻撃力固定値51点の射撃攻撃。同エンゲージに攻撃できない。シナリオ３回
:侵蝕率+18
10dx@7+5