容姿・経歴・その他メモ

かつてゼノスが行っていたレネゲイドビーングとの共生に関する研究である「ムーンラビット計画」の唯一の成功体。

後天的に人間と共生するレネゲイドビーングが存在することに着目し、新生児にレネゲイドビーングを埋め込み、適合度を極限まで高める個体を作る実験を行っていた。
実験に使用されるレネゲイドビーングは可能な限り強力であり、かつ多くの実験に用いるうえで使い勝手の良い「プラント」もしくは「コロニー」が望ましいとされていた。そこで抜擢されたのが竹取物語に登場する、かぐやが生まれたとされる光り輝く竹の種子そのものであった。
そして彼は竹の増殖・繁栄力を模した"複製"を核とした力を手にすることとなった。

他方、実験といえば筆舌に尽くしがたい惨憺たる状況であった。
100を超える新生児が、まだ尊厳という言葉を理解しないままに破壊され、棄てられていく姿は確実に朔弥の心を蝕んでいった。
ゼノスという組織からの解放。それだけを望み、12歳のときに実験施設もろともを壊滅させ、逃亡に成功した。

しかし、朔弥は理解していた。
この逃亡すらも、プランナーの想定内に過ぎないことを。

それ以降、外の世界で暮らしていくための資金を稼ぐため、一時的にギルドに身を寄せていた。
ギルドでの生活は、互いに利益があるかどうか、それだけの繋がりであり非常に暮らしやすかった。

十分な資金を稼いだ後はギルドとの関係を断ち、それ以降は非道な実験を続けるゼノスやFHの実験施設の壊滅を趣味として暮らしていた。
必然的にUGNとのかかわりも増え、今ではイリーガルとして協力することもある。

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