容姿・経歴・その他メモ

「よォ、また会ったな。なんか困ってることはねーか？遠慮すんなよ、困ったときはお互い様だろ。」

朝は新聞配達、夜は出前とバイトに明け暮れる高校生。配達ついでに人助けをするのが習慣、いやむしろ生き方そのもの。
バイトをしているのはひとえに自分の分の食費と交通費、それからできるだけ学費等々を払うため。
ただでさえ居場所とぬくもりをもらっている祖父母にこれ以上の迷惑はかけられない、と当人は考えているのである。
道すがらに人助けをするため、配達系の仕事を特に好んで請け負っている。

「ンまぁ、恩人への返しきれない恩を返してるだけだ。特別な意味はねーよ。」


典型的なサバイバーズ・ギルト。
旅行中の事故の際、死の淵に発現した力で命火を灯した結果、彼だけは生き残ってしまった。
本来ならもうないはずの命を、誰かのために、家族のために、支えてくれた友のために使い切ると決めたのだ。
邂逅の欄が自身(敷島あやめ)となっているのもそのため。望まずとも得た力で人のために何かをしたいという意思の表れである。

「結菜も、爺さんも、婆さんも！大切な恩人だ。恩人が笑える世界を作るためなら何だってやるんだよ、俺は。」




コードネームは死者を送る送り火。
読みはオーヴァード＋レッドと「オーバー(乗り越える)＋ドレッド(恐怖)」のダブルミーニング。
己を奮い立たせるためのおまじないである。

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