容姿・経歴・その他メモ

樹の幹のような色の肌、月の光を纏うような白髪、体表に浮かび、漂う様に動く花の文様。
その立姿は一目で普通の人間のそれでないと分かる。

その正体は所属を持たない、野良のレネゲイドビーイング。
レネゲイドウイルスの蔓延、面影島事件を経て急速進化を遂げた。
その影響か、本来の桜の木は既に枯れてしまったが、彼女自身は自立して生き続けているという奇妙な状態にある。

小学校の敷地に植えられた桜の木であった頃、多くの子供達の成長に触れ、人間への好奇心を募らせ続けて来た。
そんな中、寿命も近づいた頃に伐採の危機に瀕する事となるが、八重垣 若菜ら小学校の卒業生、当時の在校生の要望で、彼女は桜の木として天寿を全うしたのだった。

自律的な意思を持って行動するようになって以来、他のレネゲイドビーイングと同じように……。
いや、それ以上に大きな好奇心から、人類をもっと知らんと生きている。

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