容姿・経歴・その他メモ

【設定】
レネゲイドへの憎悪で生きている少年。
覚醒のきっかけは、10歳の時にジャームに襲われ当時既にオーヴァードとして覚醒していた親友に守られたこと。酷く傷つきながらも必死に颯を守ろうとする姿に、自分も戦う力がほしいとレネゲイドに縋った。
──かくして力は与えられた。タイミングは遅きに失していたが。親友は命を落とし、颯はFHに拾われ地獄の日々を送ることとなる。あちらはUGNに所属していたという差こそあれ、親友もこの地獄にい続けていたなら、共に過ごして笑っていた時間も全て嘘に思えて仕方がない。全てはレネゲイドのせいだ。あの日、レネゲイドにさえ縋らなければ、こんな地獄を知ることもなかったのに。
颯の願いは、レネゲイドと関わりのない人生を取り戻すこと。彼の生きる糧は、レネゲイドへの憎悪。
過去をやり直すなんて夢幻を実現する術を探して、辿り着いたのがここ神威町と、ティルフィングだった。
高校3年生の春に高校に転校生として潜入し、アレンから遺産を奪う機会を覗い続けて4ヶ月。その間、機会が全くなかったかと言えば、本人は決して認めることはないが、そんなことはないのだろう。ただ、このぬるま湯の日常が、あまりに颯の求めていた日々に、レネゲイドと関わりがなく親友と笑いあっていたあの頃に近すぎて、アレンから遺産を奪うことに、何かと理由をつけて踏み切れずにいる。当然、本人はその過去の投影を自覚はしていない。
自覚したなら、決断をしなければならなくなるから。これ以上の先延ばしを、認められなくなるから。

【能力】
彼の憎悪をそのまま顕したかのように、颯の能力は「レネゲイドを殺すこと」に特化している。これはウロボロスシンドロームが他のシンドロームをコピーできる=他のシンドロームの性質も併せ持つことと、レネゲイドを消滅させる性質も持つことの2点から、逆位相の力をぶつけているためではと解釈されている(本人は便利な力程度の認識で全く気にしていない)。
颯は2丁のEXレネゲイドに感染した拳銃を操り、自らのレネゲイドを肉ごと銃に喰わせ生成した弾丸を敵に叩き込む。オーヴァード特有の異常な回復力により出血過多などの障害はないものの、腕の傷跡は消えきらず痛々しく残る。

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