容姿・経歴・その他メモ

アドヴェントス事件における戦闘に巻き込まれて死亡し、ミストルティンシンドロームに覚醒した小学生。
生来のレネゲイドへの高適応体質と、『対抗種』と呼ばれる攻撃的なレネゲイド特性、グレイプニルシンドロームに対抗するミストルティンの力、これらの要素が複合的に絡み合い対シャルヴに対しての有効打になりうると判断され、少女は即戦力としてUGNチルドレンとなった。

仁新 憧は『ダメな子』だった。
要領が悪く友だちができない、勉強も苦手で良く忘れ物をする。
母親や学校の先生、大人たちにたくさんの迷惑をかけて歩いていた『普通』というレールの上には彼女の味方はなく、自分が『異常』だと突きつけられている気がしていつも苦しかった。
他のみんなが羨ましかった。
みんなにとってはなんでもないことが満足にできない自分が、なによりも惨めだった。
普通じゃない自分には証が必要だった。
みんなと違っていてもそこにいてもいいという資格が、たったひとつでもいいから、自分を証明できる得意なことが欲しかった。
その願いは、世界の真実とともに少女の目の前に現れた。
彼女の居場所はUGNであり、自分を担保する『得意なこと』はそこで戦うこと、彼女にとっての自己の証明は、この舞台で一番になることだ。


「勉強も運動も苦手で友達もいない。何にも上手にできない私が1番上手くできることが、UGNで戦うこと」
「初めて大人の人に褒められたんです。才能があるって、私の力が必要だって」
「私は、ここで1番強い人になりたい。自分が選んだ場所で、私がここにいても良い存在なんだって証明したい。だから、絶対に負けたくない。誰よりも強くなりたい」
「学校で、戦争のビデオを見ました。たくさん人が死んで、色んな人が悲しんで、でもあそこで戦っていた人たちは、みんな自分の大切なもののために戦ってたんですよね？」
「UGNでの戦いが、私の戦争なんです。私が私でいるための、いていいって思うための戦争。だからきっと、私の魔剣は｜戦争の武器《カノン砲》なんだ」

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