少々面倒くさがりで、よく授業をさぼる以外は、
特に問題を起こすこともない、いたって普通の学生である。

さぼる理由について本人は、「ここ家で勉強してたからいいかな～って。」や、
「どうせ居眠りするなら机で眠るよりさぼろうと思って。」などと言っており、
時に常人の理解に及ばない理由でもさぼっている。
まぁ、多分、きっと、おそらく、彼なりに考えがあってそうしているんであろう。そうであってくれ。

父親

朝倉 康二 (あさくらこうじ)
オカルト雑誌で編集長をしている、大のオカルト好き。
鈴から向けられる感情は、尊敬半分呆れ半分といったところ。というのも、趣味に全力前回すぎるため、
なりふり構わず事件に首を突っ込むなど、変人エピソードを挙げたらきりがないのだ。
まぁ立派な大人ではあるだろう。多分。

姉

朝倉 文華(あさくらふみか)
父の影響をもろに受けて中二病になってしまった。根は楽観的で明るい性格。
名前は呪"文"と聖華の"華"。父親曰く、
「すごい力を持ってる呪文と、母さんの文字を付けたんだからすごい子になるぞ！」
とのこと。楽観的な父親だ。
中二病を発症してしまっていることについて、鈴からは、(かわいそう...)と思われたり、逆に
(自分の分まで父の影響を受けてくれてありがとう...)と思われてたりする。
弟からそんな同情じみた感謝を向けられるかわいそうな人間。本人はそれに気づいていない。

母親

朝倉 聖華(あさくらせいか)
父、母、姉、弟という家族構成の中で、この家族は2つのグループに分けられる。
家族を振り回す側と、振り回される苦労人側だ。聖華と鈴は苦労人側。
ただし、聖華は鈴と違い、振り回されることに納得した様子だ。
なにせ、あんな人間と生涯を遂げると誓ったそのひとなのだから。

鈴という名はオカルト好きの父が、鈴(すず)は魔除けになる、縁起のいい名前だと付けたもの。
(実際は神聖すぎるということで、人につけるには避けられるものということを知ってか知らずか。)

実際のところ鈴の人生は、これまで大きな波乱に巻き込まれることなく、
(少々めんどくさがりだが)健やかに育ったため、この名前でよかったのだと、父は言っている。つくづく楽観的な父親だ。