概要

快活で明るい正確の女性。
頭を使うよりも身体を動かすほうが好きなアウトドア派であるが、とりわけこれといった趣味はない。

平凡とは少し言い難いが研究者の両親と５歳上の兄と暮らしていた特別な物は何もなかった。
両親が何の研究をしていたのかはキョウコは難しくてよく分からなかったが、兄は熱心にその研究とやらに向き合っていた。
家を外しがちな幼いキョウコの事はなんだかんだ面倒を見てくれていた兄の事をうるせぇと思いつつ慕ってはいた。
普通に日本の学校に通い、普通に大学生をしていたのがある日突如として兄が失踪してしまう……最後に発見されたのはアメリカだったようで足取りを追うため単身高校を休み異国へと赴いたのが人生を変えてしまうきっかけとなる。

経験と邂逅

素直で人懐っこい性格も相まってか案外アメリカでも過ごせていたのだが、あまり兄に関する有益な情報を得られずに居た。
しかしとある日、彼女にとっての当たり前の世界は、狂気へと豹変した。
後に「マンハッタンの惨劇」と呼ばれる事件に巻き込まれ命を落としかける。
しかし偶然にも命からがら生き残った彼女はUGNの特殊部隊によって保護される事となった。

保護対象である一般市民であるのと同時に、貴重すぎる現場の人間として色々と質問されたが、彼女自身は自分がどうして生きているのかさて不思議だった。
しかし朧げな記憶の中でも鮮明に残っているのが、人間ならざる存在による蹂躙という恐怖――
もしもこれがこの先も起こるかもしれないのなら自分はそれを止めたいと、恐怖を知ったからこそ思えたのだ。

そして今、自身の能力を引き出せるかもしれない人型戦闘兵器のデバイサーとなるため訓練を続けている。

能力：擬似時間制御(ワンダーステップ)

彼女の保有しているであろう能力、主に彼女自身が認識している能力。
それは自身に流れる時間を遅く、他者から見れば高速で思考を巡らせる事ができるという物。
ノイマンシンドロームに近い能力とされているが、演算能力が上がっている訳ではなく体感時間を引き伸ばしているというのが正しいのだろう。
しかし残念ながらオーヴァードとしての素のスペックがあまり高くないため有効に使うことが現状難しい。
体感時間を伸ばしたところで身体が付いてこないのでは、戦場では生きていけない。

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