容姿・経歴・その他メモ

「最終的な勝利」を求める経済・社会系セル:ユグドラシルのセルリーダーである青年。非常に美しく、若々しく、カリスマに溢れた男…だったが、病によって最近はやつれている。モットーは「勝てば官軍、負ければ賊軍」

〇容姿
血筋的には日系クォーター。色素の薄い肌や髪色に、東洋人特有のきめ細やかさが合わさったような容姿。元は「麗しの容貌」でしっかり維持していたが、病の進行によりそれが出来なくなり、段々と鬱々とした見た目となってきている。

〇性格・行動
見た目だけは柔和だが、目が笑わないタイプ。ある程度なら人も資産として見ているので惜しむが、必要と思えば容赦なく切り捨てる。しかも罪悪感もなしに。…ただし、本人は無自覚で懐に入れた人間に多少甘い部分がある。過去に家族に与えられなかったものを無意識に与えようとしているのかもしれない。
最終的に勝利していればどんな手段も問わず使う。金・美貌・技術・コネ・力…自分に持ち合わせていたもの全てを使って成りあがってきた。多少なりこちらが支払うことになろうとも、最終的なリターンでおつりが出るようにするタイプ。部下たちには勝負に負けることは許すし、多少こちらが支払うものがあっても目をつぶる。が、例えその場で勝ったとしても最終的な試合全体で負けていれば、そこは容赦なく罰するというタイプ。

〇過去
生まれは裏社会で、犯罪者夫婦の子として苦しい生活を送っていた。夫婦は頭も股も緩いタイプのろくでなしで、ドラッグやホスト・キャバに金をつぎこんだり、ブランド品を買いあさることが好きなタイプ。それで借金を抱えては互いのせいだと怒鳴ったり、いっちょ前に世間を恨んだりしていた。そんな精神性の夫婦だったので、当然彼は愛されることはなかった。ネグレクトや搾取は日常茶飯事、借金の取り立てで昼も夜も大人が争い、暴言や暴力も日常的…そんな空間で育つことになる。それでも両親だったので最初はいつか自分を見てくれるはずと我慢していたが、不満と飢えを日々抱えていた。そんな時にある事件が起こり、その怒りが爆発。両親を切捨て、そこからはずっと一人で戦い、勝ち上がってきた。

〇セル
表向きは複合企業：ユグドラシルという会社になっている。メインは製薬会社だが、ITを始めとした機械産業やその他メディアなんかにも手を伸ばしている。ラーシュの持ち合わせた人脈や交渉能力で色々合併したり協力を得たりしているので、まさにユグドラシルの根のごとく北欧中に広がっている。ただし現在は社長の入院で混乱気味。一応反乱は潰したが、他組織からのちょっかいとかもあるので、気が抜けない。社長の側近たちが現在は会社を維持しているが…これ以上の混乱が起きれば、彼らもまた裏切る可能性がある。「なんでも利用して勝ち取れ」が社長の教えなので。

〇能力
強力な毒使いであり、その強さは本気を出せば下手なオーヴァードならリザレクトレベルまで追い込める。毒による多少の違和感も熱による気化や冷たさで誤魔化したりもするので、一度かけられたら回避困難。また、社会的能力が高くうまく相手との話をこちらの望むラインに持っていくのがうまい。更にかなりの人脈の広さがある＆ある程度仲が悪くても協力関係には持っていけるタイプなので、下手に敵対すると予想だにしない角度からぶん殴られたりするので、敵に回したくないヤツ。“微笑む毒蛇"の名はそういった畏怖も込められた二つ名で、表裏問わずに恐れられている。
…最もその能力が災いして下手な薬だと無効化してしまい、副作用強めの薬に頼らざるを得ない状態になっている。しかも入院中であっても気が抜けないので、がちで療養向きの環境にできない。この世は無情。

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