基本設定

　UGN日本支部に所属するエージェント。非処女。性交経験なし
　今より７年と少し前、高校１年生の頃に下校中FHエージェントに拉致され、高校卒業目前まで行方不明となった
　２年数ヶ月、非道な人体実験に囚われる。実験体として弄くり回され、死に体からオーヴァードへと覚醒を果たす
　当時のUGN日本支部によって救出されるも、元凶の大半を取り逃したことを知る
　以降、その時の研究者への憎悪と復讐心を胸にUGNエージェントとして活動。表向きの立場も捨てて捜索と任務に専念している
　救助されてからの療養中、実の両親の記憶から自らの存在を消してもらうことを依頼しているが、これは『かつてのざくろはいない』『もうあの頃には戻れそうにない』と感じたため
　最終的に父母は、この『大蓮ざくろ』を『大蓮ざくろ』と認識できず『娘は奇跡的に生還したのち、医療の素晴らしさに目覚めて、療養の末に海外へと留学し、忙しく過ごしている』と認識している

　本人は自覚していないが、人体実験での長期監禁が無意識化でトラウマになっており、自身が『命を握られたまま囚われ、相手次第ではどんな目にも遭ってしまう』と理解すると、当時のことを強く想起して逃げ出すことも出来なくなってしまう。その日の夜はうまく眠ることも出来ず、翌日はその防衛反応で『命を失うような命令』以外ならどんな内容であろうとも従順になる
　現在までこのトラウマが発動したことは無いが、何かの拍子に発動することもあり得る。一定期間トラウマに苛まれたのち、遅れて怒りや憎しみなどで立ち上がることが出来るが、その期間中に叩き込まれた感情や感覚は自力で拭うことが出来ず、その深度によっては、立ち上がるキッカケにした憎しみすら塗り潰されてしまうだろう

　シンドロームは、ハヌマーンのピュアブリード。風を操ることに長けており、戦闘の際は集めた風を球体のように形成し、高出力で拡散させて薙ぎ払う戦法を取る。この戦法を取る理由は、彼女のオーヴァード能力が平均よりも低く、集束させて放つ一点特化の才能が不足していたため
　人体実験の影響によるものか、本人の才覚の問題か。味方を巻き込まないことで精いっぱいなのである
　

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