この移籍を推し進めたのは、テンペスト現隊長のアンバー・フォート少佐である。ディアス・マクレーン中佐捜索においてU.D.Fの協力は不可欠であるという名目のもと、象徴性の強いシャノンが橋渡し役として選ばれた、というのが理由だ。
　その一方、シャノンの直接の上司であるライナー・ベルドット少佐は、軍部の決定に裏があると考えている。彼をはじめとして、テンペストの方向性の転換に（表立った反発とまではいかずとも）疑念を抱く隊員がいないわけではない。

　シャノンが扱う巨大な両手剣は、元々はUGNアイルランドの管轄で発見されたものである。無銘の不吉な武器ということでヨーロッパを転々とし、最終的に買い取ったUGNアメリカから、巡り巡ってテンペストへと流れ着いた。
　現状、この剣を効果的に使うことができるのはシャノン以外にいない。彼女が到着し、その絶技が揮われる際に現れる白銀の閃光は、テンペストでは戦局を覆す反撃の狼煙として認知されている。

　戦災孤児であり、米軍入隊後も逸れものだったシャノンは、在日米軍赴任前のディアス・マクレーン中佐(当時は大尉)に適性を見出され、彼の部隊に編入された。頭角を表した彼女はテンペスト設立後も彼の元で功績を立て、現在では自ら隊を率いるまでになった。
　そんなシャノンの恩師ともいえるマクレーン中佐だが、2年前にシャルヴが関わった作戦で突如失踪し、現在も行方が分かっていない。彼女は現在も中佐の生存を信じ、その真相を探るためにシャルヴとの戦いに身を投じている。

　軍で身につけた特別な技術によって、シャノンは任務時とそれ以外で人格を切り分けている。そのキーは彼女が常に羽織っている「テンペスト」の紋章が刺繍された外套。記憶の連続性はあるものの、彼女と接するものはみな、始めはその得意な雰囲気に驚かされることになる。

0600

起床。軍人であるため、時間には厳格に。

0630

運動。朝食前に軽くジムで汗を流す。

0700

朝食。ブッフェ・スタイルもいいのだが、私個人はそこまで量を食べる方ではない。

0800

午前の訓練。基礎的な動きの反復訓練ののち、対人型RBを想定した訓練へ。

1000

米海軍上級佐官が視察に訪れていたため対応。本国に戻る意思を聞かれたが、やんわりと断る。

1200

昼食。和食の気分だったため、基地内のレストランに同僚とソバを食べに行く。

1300

任務が入り、午後の訓練を中断して出動。

1400

現着。シャルヴに唆されたRBを発見、率いる手駒ごと殲滅。

1500

訓練再開。先程の任務を踏まえ、対軍勢型RBの作戦行動と戦闘の訓練。

1700

訓練終了。清掃を行い、レポートを提出。

1800

夕食。ベイクした本格的なマッケンチーズは、日本にいるとたまに食べたくなる。

1900

入浴。マッサージ施設が建物内にあることに大変助かっている。

2030

読書。最近はマンガも日本語で読めるようになってきた。

2100

夜の点呼。

2200

明日のスケジュールを確認し、就寝。

https://www.dropbox.com/scl/fi/w9ar69he5bmwzb4xy2w5f/.pdf?rlkey=wn12vbe0ku71kbgxbrtcwag1n&st=knsncumx&dl=0

一人称

私／私

二人称

あなた、⚪︎⚪︎君／貴様、お前

口調

〜だよ、〜だね、〜かな？／〜だ、〜だろう、〜か？
　基本的にはフランクで明るい語り口。初対面の相手とも臆せず接するため、場合によっては距離感を勘違いさせることもある。一方、任務モードのシャノンは厳格、冷静で自他に厳しく、有りし日のマクレーン中佐のような軍人然とした性格。彼が姿を消してからは、その傾向がより顕著になった。