めんどくさがり。厄介事のない平和の中でダラダラ過ごしていたいと思っている。とはいえこの平和が一番思想は周りの友人等にも適応されるので、なんだかんだ困っている人間は助けるし、それなりに無理をする。
側から見れば能天気に見えるが、周りの人間に余計な心配をかけるのは面倒なのでそう見せているだけな部分はある。

シンプルな刀術。そもそも表立って戦わないのであんまり刀を抜くこともない。
最近レネゲイドの扱いが上手くなったことで、剣を構えて集中することで少し変わった性質の領域を出せるようになった。その中ならば超高速で移動することができ、圧倒的な速度で敵の懐に入り近接戦闘を押し付ける。

滅多に戦闘を行わないが、その刀術の練度は凄まじく高い。
通常の訓練後、自主練習をしまくっているのが理由で、割と暇さえあれば一目につかないところに繰り出して刀を振っているレベル。
その本領は神速の抜刀術で、既存の古武術をベースにして自分のシンドロームに合わせて最適化されたもの。刀のギリギリの間合から的確に急所を撃ち抜く、最小で最大の戦果を上げるようにチューニングされた剣技である。
ただ、あくまでも刀術。レネゲイドの適正にはさほど恵まれない分、オーヴァードとの正面からの殴り合いには向かない短期決戦向きの殺法である。

あくまで一生徒である結希がそこまでの努力を重ねているのには当然理由があるが、それは誰にも語らない。そもそも自主練自体を公言していないのでそれも当然ではあるが。

・幼馴染である千歌音、和泉は、自分よりも圧倒的に高いレネゲイドの適正に若干の劣等感を抱きつつも尊敬している。