「私も夏休み欲しい！！くれないなら―す、すとらいく？するよ！」
遺産能力安定化のためナイトフォールやRラボへと交流関係を増やすことになった彼女。能力の安定や、人間関係の増加などUGNにとっても成功と言える結果を出すが…。
何事もいいことだけとはいかず、ある意味では人間的に成長した彼女が要求したのは待遇の改善だった。どこから聞きつけたのか夏休みを要求する彼女。テレーズの尽力もあり彼女の身体を外部刺激から守る休暇用の装備が支給されたが―
「やだ！かわいくない！」
と一蹴。多くの人間の汗と涙と勤務時間によりようやく彼女の満足する装備が完成する。
新たな装備を手に彼女の夏がついに始まる―！！！

幼い頃にオーヴァードとして覚醒した彼女はUGNよりも先にFHに囚われオーヴァードたらしめるものは何かという実験に巻き込まれる。体のどのパーツを抜けばオーヴァードではなくなるのか。体のどこを壊せば効果的に無力化できるのか。老若男女問わず集められ、その多くが物言わぬ死体となったころ実験は中止されることとなる。身体の一部を体外に摘出されることに適応してしまった彼女の身体が暴走、研究所一つを自身の身体ごと吹き飛ばしてしまった。彼女のオーヴァードたらしめる部分であった心臓は多くの被験者、FH構成員の呪詛による変貌を遂げ（怨念の呪石）、彼女の身体は遺産と概念的に融合してしまった（謀略の牢獄）。
その後UGNに保護され危険視されつつもチルドレンとして活動している。この情報は霧谷含む一部UGN上層部にのみ共有され、本人にすら通達されていない。

長期の実験により「摘出されるもの」「解放されるもの」という概念を纏う彼女の身体は逆説的に「囚えるもの」「封印されるもの」という概念も得てしまった。本来では「纏うことのない有りえない概念を保持している」という矛盾に共鳴し「どこにあるかは誰にもわからないが存在はする」という矛盾が繋がりあってしまった。この牢獄は常に彼女の体を蝕みいずれは遺産のみとなるはずだが定期的に彼女が体を吹き飛ばすせいで奇跡的に釣り合いがとれてしまっている。

本当に彼女の体自体が爆発するわけではなく「解放されるもの」という概念の強制履行であり、『国嵜菜花』という殻は保持される。ただし、代償として彼女の中身は放出される。ついでに高エネルギーも同時に解放されるので結果として彼女の肉体自体が爆発しているように見えている。飛び出た中身は『国嵜菜花』ではなくなった瞬間に『解放する』性質を失い、『囚われる』存在として彼女の中に格納される。

起爆準備を終えたら敵陣に突っ込んでいって大爆発する。ミドルから高ダメージを周囲に押し付けていくアタッカー。念のため混色の氾濫で範囲(選択)で味方への負担を消している。コンボ的には無くてもいい。周りのキャラシを見たらみんな遠距離から攻撃できそうなので安心している。誰も爆発物の隣には居たくないよ。代わりに常に判定ダイスが―1個される病に侵されたので情報収集などは難しい（できなくはない）。