“阿修羅機神”芹沢濾機
プレイヤー:タタ
- 年齢
- 推定24
- 性別
- 男
- 星座
- 不詳
- 身長
- 176
- 体重
- 72㎏
- 血液型
- 不詳
- ワークス
- ヒーローA
- カヴァー
- トップヒーロー
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- バロール
- ノイマン
- HP最大値
- 27
- 常備化ポイント
- 4
- 財産ポイント
- 0
- 行動値
- 7
- 戦闘移動
- 12
- 全力移動
- 24
経験点
- 消費
- +150
- 未使用
- 0
ライフパス
| 出自 | レネゲイドウォーにより実の両親を失った。 | |
|---|---|---|
| 戦災孤児 | ||
| 経験 | ヴィランである義理の父親の手伝いをしていた。仕事を手伝いたいと言った時の彼の苦虫を噛み潰したような顔は頭から離れない。 | |
| 元ヴィラン | ||
| 邂逅 | 父親は捕まり、またしても1人残された。そんな中で、3人目の父親として自らを保護し、今後彼が仕える主人となる者が現れる。「霧谷雄吾」その人である。 | |
| 保護者、主人 | ||
| 覚醒 | 侵蝕値 | 気づけば「力」に覚醒していた。一人残され、ヴィランと共に生活することになった彼の生存本能が無意識に呼び起こしたのかもしれない。 |
| 無知 | 15 | |
| 衝動 | 侵蝕値 | 全てを守らなくてはならない。かつての自らや父親、主や市民、仲間たるヒーロー、その全てを守るためにできることは全てしなければ。…いっその事、私が皆を震え上がらせるだけの恐怖になれば、彼らに争いは… |
| 妄想 | 14 | |
| その他の修正 | 8 | 武芸の達人+4 ハードワイヤード+4 |
| 侵蝕率基本値 | 37 | |
能力値
| 肉体 | 1 | 感覚 | 1 | 精神 | 5 | 社会 | 2 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シンドローム | 0+0 | シンドローム | 1+0 | シンドローム | 2+3 | シンドローム | 1+1 |
| ワークス | 1 | ワークス | ワークス | ワークス | |||
| 成長 | 成長 | 成長 | 成長 | ||||
| その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
| 白兵 | +9=20 | 射撃 | RC | 交渉 | |||
| 回避 | 1 | 知覚 | 1 | 意志 | 1 | 調達 | |
| 情報:ヒーロー | 1 | ||||||
| 情報:UGN | 2 |
ロイス
| 関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Dロイス | 亜純血 | ― | |||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
エフェクト
| 種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
| (LV)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
| ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
| 非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
| 黒の剣舞 | 3 | メジャーアクション | 〈白兵〉〈射撃〉 | 対決 | ― | 武器 | 3 | ピュア | |
| 装備している全ての技能が同じ武器の攻撃力と効果を合計して使用する。組み合わせた判定のダイス+[Lv+1]個。 | |||||||||
| マルチウェポン | 5 | メジャーアクション | 〈白兵〉〈射撃〉 | 対決 | ― | 武器 | 3 | ― | |
| 装備している2つの技能が同じ武器の攻撃力と効果を合計して使用。達成値-[5-Lv](最大値0) | |||||||||
| コンセントレイト:バロール | 3 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | ― | 武器 | 2 | ― | |
| 組み合わせた判定のC値-[Lv](下限値7) | |||||||||
| ヴァリアブルウェポン | 3 | メジャーアクション | 〈白兵〉〈射撃〉 | 対決 | ― | 武器 | 4 | リミット | |
| 《マルチウェポン》と組みあわせて使用。Lv個分の武器を選択し、攻撃力に+[選択した武器の攻撃力の合計]して、効果も全て適用。また、メインプロセス中全て装備している事になる。[経験点修正:-5点] | |||||||||
| ハードワイヤード | 5 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| ブラックドッグ専用アイテムをLv個選択し常備化。基礎侵食+4。侵食率ボーナスでのレベルアップはしない。[経験点修正:-15点] | |||||||||
| 武芸の達人 | 3 | 常時 | 〈白兵〉 | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 選択した技能の達成値+[Lv×3]非暴走時のみ適用、基礎侵食+4 | |||||||||
| 時の棺 | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 10 | 100% | |
| 対象の判定の直前に使用。その判定は失敗する。判定を伴わないものには使用できない。シナ1。 | |||||||||
| レネゲイドアームズ | 1 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 装備している武器の見た目をレネゲイドに応じた変化させることが出来る。戦闘時のアームブレードは、義腕から出現する際、刃の根元に魔眼が出現して、黒いオーラを纏う。 | |||||||||
| 絶対時間感覚 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 時間の流れを正確に把握できる。時間を計る手段がなくてもどれくらい時間が経ったのか正確に把握できる。正確なタイミングで行う動作なども時間通りに行える。 | |||||||||
| 超動体視力 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 瞬間的に周囲の時の流れを遅くする事で動くものを正確に認識できる。戦闘中使用不可。 | |||||||||
| 神速思考 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 頭の回転が非常に速いことを表す。複雑な計画を一瞬で考案、膨大な計算を瞬時に行うなど。思考速度を早めるだけなので難問を解く、名案を思いつくなどは別途判定。 | |||||||||
| 帝王の時間 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 周囲の時間の流れを操作し、ゆっくり流れる時間の中で誰にも邪魔されずじっくり調べ物や読書、趣味を行える。戦闘中や緊迫した作業には使用できない。 | |||||||||
コンボ
疑似四刀流 二刀之掌
- 組み合わせ
- マルチウェポン+黒の剣舞+コンセントレイト:バロール
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 白兵
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 10m
- 侵蝕値
- 8
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- -60
- 1+8
- 7
- 20-4
- 56
- 61-79
- 1+9
- 7
- 20-4
- 56
- 80-99
- 1+10
- 7
- 20-4
- 56
- 100-
- 1+12
- 7
- 20-4
- 56
- 1+8
疑似十刀流 百之黒キ太刀筋
- 組み合わせ
- コンセントレイト+マルチウェポン+ヴァリアブルウェポン+黒の剣舞
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 白兵
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 10m
- 侵蝕値
- 12
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- -60
- 1+8
- 7
- 20-10
- 140
- 61-79
- 1+9
- 7
- 20-10
- 140
- 80-99
- 1+10
- 7
- 20-10
- 140
- 100-
- 1+12
- 7
- 20-10
- 140
- 1+8
マルチウェポンでアームブレード2本を使用
ヴァリアブルウェポンでアームブレード3本の攻撃力と効果を追加、そのメインプロセス中装備
黒の剣舞でヴァリアブルウェポンで装備した分含めてアームブレード5本を使用
ガード無視-50
| 武器 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 命中 | 攻撃力 | ガード 値 | 射程 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日輪(アームブレード) | 白兵 | 〈白兵〉 | -1 | 9(14) | 3 | 至近 | ハードワイヤードにより常備化 この武器による攻撃に対するガード値-5 イニシアチブプロセスで装備できる。 「ネームド」により名前を変更 | ||
| 月輪(アームブレード) | 白兵 | 〈白兵〉 | -1 | 9(14) | 3 | 至近 | ハードワイヤードにより常備化 この武器による攻撃に対するガード値-5 イニシアチブプロセスで装備できる。 「ネームド」により名前を変更 | ||
| 修羅王剣(アームブレード) | 白兵 | 〈白兵〉 | -1 | 9(14) | 3 | 至近 | ハードワイヤードにより常備化 この武器による攻撃に対するガード値-5 イニシアチブプロセスで装備できる。 「ネームド」により名前を変更 | ||
| 帝殺天(アームブレード) | 白兵 | 〈白兵〉 | -1 | 9(14) | 3 | 至近 | ハードワイヤードにより常備化 この武器による攻撃に対するガード値-5 イニシアチブプロセスで装備できる。 「ネームド」により名前を変更 | ||
| 償祈乃剣(アームブレード)(アームブレード) | 白兵 | 〈白兵〉 | -1 | 9(14) | 3 | 至近 | ハードワイヤードにより常備化 この武器による攻撃に対するガード値-5 イニシアチブプロセスで装備できる。 「ネームド」により名前を変更 |
| 一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| ドロップアウト | 5 | エンブレム/一般 | UGN以外の組織のエンブレムを一つ選択して取得 経験点は別途消費 「ゼノスネットワーク」を取得 | ||
| ゼノスネットワーク | 10 | エンブレム/一般 | ゼノス以外の組織のエンブレムを3つまで取得出来る。 経験点は別途消費。 「特異体」「亡霊の御印」「最強の一振り」を取得。 | ||
| 最強の一振り | 15 | エンブレム/一般 | 武器を一つ選択する。自分がその武器を使う時、その武器の攻撃力に+5。 | ||
| 特異体 | 20 | エンブレム/一般 | 自分のシンドローム以外のエフェクトから「制限:ピュアブリード」とエネミーエフェクト以外から1つ選択。 そのエフェクトをレベル1で取得する。 《ハードワイヤード》を選択。 | ||
| 亡霊の御印 | 5 | エンブレム/一般 | 選択したエフェクトの最大レベルと現在レベル+1 《ヴァリアブルウェポン》を選択。 | ||
| デモンズシード | 3 | 一般 | 選択したエフェクトの最大レベルと侵食値に+1する 《ヴァリアブルウェポン》を選択。 | ||
| パワーソース:ビサイド | 20 | 一般 | エフェクトを組み合わせた判定のダイスを+4個 攻撃の射程を+10mする。 | ||
| Rバランサー | 10 | エンブレム/一般 | 選択したエフェクトの侵食値-1 《黒の剣舞》を選択。 | ||
| キリタニコネクション | 5 | エンブレム/一般 | コネを使用した判定の達成値+3 | ||
| コネ:UGN幹部 | 1 | コネ | 〈情報:UGN〉の判定ダイス+2個 レアアイテム | ||
| コネ:ヒーローマニア | 1 | コネ | 〈情報:ヒーロー〉の判定ダイス+2個 レアアイテム | ||
| 思い出のひと品 | 2 | 一般 | 〈意思〉の判定の達成値+1 | ||
| ネームド×5 | 0 | カスタマイズ(武器) | 選択した武器の名前を変えれる |
経験点計算
| 能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用| 0
| 27
| 160
| 93
| 0
| 280
| 0/280
| |
|---|
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
S
'''ショウアップヒーローにおける一幕'''
肩から生やした6つの義腕!
戦闘時に飛び出す6本の刀!
胸の部分に嵌め込まれた髑髏を象った宝石とそれを囲む身体パーツ!
彼が体から下げるその勲章達はレネゲイドの力を持ってその強さを支え続けている様です!
彼こそがトップヒーロー常連、
「阿修羅機神」芹沢漉機だ〜!!
レネゲイドウォーの世界線における芹沢漉機。
基本世界では元々は元々FHの父親により改造を施され、UGNとの戦いに敗北した後、霧谷雄吾によって救われ彼に忠誠を誓うUGNイリーガルでありながらN支部の支部長代理、実質的な支部長の立場についていた人物だった。
この世界での彼は、所謂孤児であった。
基本世界のように生まれからして戦いの人生が決まっていた訳でもない、普通の、ただのひとりの子供だったのだ。
しかし、オーヴァードの力に目覚めたヴィラン達が都市や国を支配していた「ヴィランズイヤー」にて彼の人生は一変する。
両親がヴィランによって殺害された。
何のことは無い、巻き込まれたのだ。彼らの悪行の一部に。
それは当時においてはありふれた一幕であり、珍しい事では無かった……無かったが、結局これが原因で彼は戦いに生きる人生を歩むことになる。
現在に至るまで
2人目の父親
前述の通り、彼は両親を失ったことによりヴィランを憎む……かと思ったら、意外とそんな事はなかった。
単純に幼すぎたが故にもはやその記憶をほとんど覚えていなかったのが1つ。
そしてもう1つは、彼を拾ったあるひとりの名も無きヴィランの事である。
荒れ果てた世界を生き抜く為に、自らの超常の力を
仕方なく悪として振るっていた、おそらく当時にはありふれていたであろうヴィランの1人。
御子神六、荒れた都市に1人残された芹沢を手にかけることが出来ず子供として育てた。
芹沢は彼によって育てられ、オーヴァードの彼によって気づけば持っていた力の扱い方を教え込まれた。ヴィランにしては温厚な振る舞いで、大々的な被害が出るような悪事は犯さなかったが、それでも生きていくために小さな罪が積み重ねられた。
その代償は、ある日突然やってくる。
別れと新たな出会い
その日は突然やってきた。彼らの元に複数人のヒーローが訪れたのだ。
とはいえやっていたことは余り大きく無かったため、ヒーロー達が要求したのは御子神の拘束のみだった。
しかし、彼は応じなかった。再び芹沢を一人とすることを良しとしなかったのだ。そこから繰り広げられた戦闘は強烈な物だった。キュマイラの力を全力で扱い、6本に増やした腕で周囲の建造物を薙ぎ倒しながら抵抗する御子神と、優れた連携で着実に追い詰めていくヒーロー達。人数差と実力差によって、彼はあっという間に捕縛され、芹沢から引き剥がされた。この時点では芹沢はヒーローを憎み、もはや御子神も殺される物、と思っていたため現時点でのロイスは無く、メモリーでの関係になっている。
そして芹沢は保護され、孤児として扱われる。その先で出会ったのは霧谷雄吾だった。
3人目の父親
芹沢は霧谷を嫌っていた。3人目の父親であり、二人目の義理の父親である彼を。
しかし、彼は霧谷による保護の下で様々なものを見ることになる。
ヒーローの側に立って世界を見る人生が始まったのだ。芹沢の目に映るのは、憎きヒーローが悪逆非道のヴィラン達をなぎ倒し、市民を護るまさに英雄劇。特に「パラディン」は凄まじかった。彼が来た戦場では、市民やヒーローはもちろん、ヴィランさえも死ぬ事が無い。
ヒーローは悪逆非道の存在では無いのか?ヴィランこそが悪として裁かれるべきなのか?自らを育ててくれた、あの父親も?芹沢の中では疑問が渦巻き続けていた。
ヒーローへの道
彼はその時目の前に居る霧谷の顔を初めて見据えた。疑う事も出来ぬ程の慈愛を持った眼を、彼はその時初めて見たのだ。
その時、彼は初めて自らの疑問を口に出した。
ヴィランは絶対の悪なのか?自らを育ててくれた父親もあの悪逆非道の限りを尽くす者も同じなのか?自らをと父の間を引き裂いたヒーロー達と市民を助けるヒーロー達は同じなのか?
この時、霧谷雄吾は既に御子神を更生済みとしてもう間もなく出所予定にしていたのだが、芹沢は彼を死んだと思っていたので、感情が昂っていた。
それをソラリスの能力で落ち着かせ、霧谷はあるひとつの選択肢を提示した。
自らがヒーローになり、ヴィランも市民もヒーローも問わず助ける道へと進む道を。
かつての自らや父親の様な人々をも護る「本物のヒーロー」へとなる道を。
選択
芹沢は悩みに悩み抜いた末に、ヒーローに鳴ることを選択した。霧谷の眼を見てから、やっと気づいたのだ。父親の事を狙ったあのヒーロー達も、自らを助けようとしていた事に。
おそらく彼らを許すことは無い。それでも、彼らと同じように、しかしもっと広く。
ヴィランさえも救える道があるとしたら、それはきっとヒーローになる道なのだと。そう考えた彼は、父親の6本腕の姿を思い出して自らを改造し、直ぐに訓練を開始する。
成長
彼は始めは弱かった。不屈の精神こそあったが技術も能力も足りない。それでも尚諦めることなく、自らの技術と肉体を磨き、研鑽を重ねる。やがて、多量の腕とそこから生えたアームブレードを1本ずつ、1本ずつコツを掴んで使えるようになってきた。度重なる実験の果てに身体能力も強くなり、そこから訓練の成果は一気に花開いた。
そして3年前…政府に認可されたヒーローとしてデビューを果たし、新人にしてランキング入りを果たす快挙を達成する。
相棒との邂逅
「おい!そこの兄ちゃん!」
訓練中、物陰から声が聞こえたので覗いてみたら、六本分の腕の仰々しい義腕のパーツがあった。
「…一体誰なんでしょうか?レネゲイドビーイングですか?」
「ああ~、ま、そんな所だ!んな御託並べるよりよ、俺の事助けてくんね?」
どうやらこれは地面に埋まっているらしい。滑稽なものだ。
「ああ~、兄ちゃん、そんな目で見ないでくれよ。これでも助けてくれりゃ君に何かやれるんだぜ?」
「一体何がもらえるって言うんですか?機械の残骸に差し出せる物などあるとは思えませんが。」
「結構辛辣だな...っと、それはさておき。何をやれるかって?そりゃあ当然、力さ!」
「ほう?」
「俺は見ての通り、義体用のパーツさ。兄ちゃんが俺を救い上げてくれたら、こう...具体的にはブラックドッグの奴らが体に施すような改造が出来るぜ?」
「成程...しかしなぜ貴方はそれを知っているのでしょうか?見た所教育のきの字も受ける機会は無かっただろうと私は考えているんですが...」
「兄ちゃん、見かけによらずバカかい?造られた部品が自分の役目を理解してねえでどうするってんだ!。さて、俺を助けるのか助けないのか、どっちだい?」
「…ひとまず対策室の研究部に持って行ってもよろしいでしょうか。」
「おう!ヴィランとこじゃなけりゃ何でもいいぜ!」
「そうですか。では今日は訓練を中止してあなたを向こうに届けることにしましょう。」
「助かるぜ。これから長い付き合いになるかもしれねえぞ?」
現在
彼は今は自らを育てた3人目の父親である霧谷雄吾の頼みにより、ヒーローとUGNイリーガル、2つの面を持って活躍している。
デビューして一年後のヒーローランキングではトップ10に入り、去年にはとうとう2位を獲得した。また月刻みでのランキングでも2位を維持し続けることもあり、瞬く間にトップヒーローとして知れ渡ったのだ。彼はパラディンの全てを護ろうとする姿に共感を覚え、現在はトップヒーロー同士としてコミュニケーションを取り、共闘も何度もしている。
6本腕から刀を生やして戦う性質上攻撃が得意な芹沢に対し、イオノクラフトで戦場を飛び回り皆を護るパラディンの相性は良く、1部のヒーローマニアの間では彼との活動の功績を理由に2位へのランクインが多かったのではとも言われている。
しかし、今も悩みが消えた訳では無い。世の中には必ずしも救うべきと思えないヴィランやヒーローで溢れている。
そのような世界であっても、彼は戦い続ける。敵を打ち倒し、皆を護り、敵すらも救う理想の為に。
おまけ ショウアップヒーローにおけるインタビュー
「本日のヒーローインタビューは月間ランキング2位常連のこの人!阿修羅機神こと、芹沢漉機さんです!」
「ご紹介に与った、芹沢だ。本日はよろしく頼むよ。」
「では早速、インタビューを初めて行きたいと思います〜!芹沢さんといえばその特徴的な子供にも人気な六本の腕ですが…一体何故そのような形を?」
「これか。私の腕はな…かつての父親を真似た物であり、的確に動いてくれる相棒でもある。彼もまたオーヴァードであり、6本腕だった。」
「成程!父親さんはどのような方だったので?」
「余り褒められた事はしていなかったかもしれないが…少なくとも、私が今こうしてヒーローとして活動してるのは彼と霧谷さんのお陰だろう。」
「ヒーローとして皆を護る意識に富んだお方だったのでしょうか?」
「ヒーロー、か…まあ、そうかもしれないな。」
「成程…?では次の質問に行きましょう!貴方はなぜヒーローを志したのでしょうか?」
「ヒーローを志した理由?簡単な話だ、私は皆を救う為に戦う。」
「皆を救う!トップヒーローらしい動機ですね!」
「果たして本当にヒーローらしいかな?私の言う『皆』にはヴィランも含まれているんだが…」
「ほ、ほう……それは一体なぜ?市民を脅かすヴィランすらも助け出そうとするのでしょう?」
「…無論、救いようの無い人間と言うのは存在している。だが、例えそうであっても、ヴィランも我々も人間なんだ。…かつてのあの荒れ果てた世界で力を持ち、悪として振るう以外に生きる道が無かった者も居ただろうよ。私は市民も、ヴィランも、仲間たるヒーローも全てを守る。この腕に誓ってな。」
「理解しました!さすがNo2常連だけあって、慈悲に富んだ考えですね!そろそろ時間の様です、本日はご協力いただきありがとうございます!」
ある1人の壮年の男はテレビの電源を切り、立ち上がった。家のドアを開き、外に出る。
その肩からは、6本の腕が生え。狼と人の顔を足して2で割ったような面を持つ。
「あの愚息…俺が居ない間にちったァ成長したかと思ったら、まだまだガキじゃねえか。」
目尻をキラリと一瞬光らせ、そう呟いていた。
セッション履歴
| No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
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