権力者の血統に生まれた男。
父親の行ってきた様々な表に出ない悪行を幼き頃から見てきたためか、正義とは悪とはと自問自答を繰り返す。

過去に父親に正義についてきいたことがある。
「正義……か。教えてやろう。正義とは私だ。それは力あるものが語ることのできるものだ」

悪にまみれた男が語る正義は吐き気を催した。だが、同時にこの言葉は彼の中に留まり続け、思想の核となる。
人生最大の"悪"を処断したその日以降、彼はFHエージェントとして活動を始める。

「父よ。穢れた父よ。私はあなたの教えを忠実に守りましたよ」
「正義とは私だ……あなたを殺したとき、力があったのは私。すなわち、私が正しい」

その日以降、彼は涙を流すことはなかった。鉄面皮に覆われたその目は、現在を見ずに未来を見る。

FHエージェントとして活動する彼。なぜ、UGNに入らなかったという疑問に彼はこう答える・
「今の権力は腐っている。それを守ろうとする彼らは耐えがたき悪だ」
「しかし、かわいそうでもあるのだ。彼らはそれらを悪と認識していないのだから」
「開放しなければならない。すこしでも、私の正義を説き。歯向かうなら迎え撃とう」
「人はいつかわかりあるのだから」

彼のストイックな思想は実力と比例していき。やがて、FHセルリーダー……マスターエージェントとしてその地位を確立する。
そんな彼を当時FH日本支部長であった都築京香から呼ばれ"五大厄災"と言われるチームを組む。
これは互いに争わない不可侵条約のような意味合いが強い。
“灰焔のアグライム””戒律のソリュート””煌々のアンドリクス””晦冥のベアトリクス””迅雷のベルクイナ”
この5人は当時最強と呼ばれた男達だった。
都築京香が死ぬ直前までこの不可侵条約は守られていたが、今は彼女がゼノスにいったためチームは解散となっている。

今、ゼロスが最も目をつけているUGNエージェントである。
彼女の力は自分の理想の世界に必要だと考え、ことあるごとに勧誘を行う。
「……考え直してくれたかね？私と一緒に世界を作ろうじゃないか」
なお、彼女の意見はガン無視である。
彼女に固執する理由は、本人は自覚していないが、かつて守れなかった大切な人の面影を感じているからである。

”足軽-フットワーカー-"流石鉄平（ながれいし・てっぺい）

彼がとある宗教団体を壊滅させたときに手に入れた戦利品。御神体としてまつられていたそれは、彼の手にいやによくなじんだ。同時に自身の力を制御しなければこの刀を振るうことはできなかった。この刀は日本刀のような形状をしており、抜群の切れ味を持つ。そのあまりにも鋭すぎる切れ味は鞘すらも切り伏せてしまい、結果、抜き身で持つしかなくなってしまった。

契り交わせ────クラタノイア

ゼロスは完璧超人のように見えるが、おそろしく方向音痴である。基本的には真っすぐ進むのすらいつの間にか迷っている。
また、自分がない人間である。それは過去に親から敷かれたレールでしか動いていなかったからだ。彼は親の言葉である「正義は強いものが作る」という言葉を体現しているだけに過ぎない。
もし、彼を上回る力と彼を納得させる理由があれば、彼はそのものについていくことだろう。

フェチズム：綺麗な瞳が好き。無論、異性のみである。ただ単に瞳が綺麗だからといって好きになるわけではないが。特に自己をもった信念のある目に轢かれる。

名前:ゼロス・ソリュート
性別:男
年齢:33
ブリード:クロスブリード
シンドローム:ブラムストーカー/エグザイル
ワークス/カヴァー:FHセルリーダー/-
所属:"戒律"セル
コードネーム:"戒律のソリュート"
誕生日:10月10日
身長/体重:180/80kg
好きなもの:正義、戒律、おにぎり、だし巻き卵、みそ汁
嫌いなもの:権力、腐った政治、納豆
苦手なもの:うめぼし

一人称:私または僕
二人称:君
口調:
挨拶1「私は”戒律のソリュート”。君の正義を教えてくれるかな」
挨拶2「正義とは、悪とは何か。それは私が決めることにするよ」
好感度(弱)「ああ、君か」
好感度(中)「君はよく見るね。覚えておくとしよう」
好感度(強)「君も私と一緒に世界を作らないか？」
プライベート「（……）ふむ、この本は有意義だな」
ビジネス「理解をするためには切り結べばいい。全力でぶつかり合えば、わかることもあるだろう」
会話1「やあ、元気にしているかな」
会話2「管理されない暴力は何も生み出さない」
会話3「秩序こそ管理された暴力こそ、人を導くためにある」
戦闘「………なるほど、君と道を違えてしまうのか。悲しいな……」
負傷「損傷は軽微、問題ない」