頭部のない蛇神。雷霆を滅ぼす大地の嘆き、その具現。
　エトナ火山の地下に今なお封じられる大災害であり、夢を懐きながら永き時を眠っている。

　混沌・悪。外向的、強気、能動的。
　自我と呼べるものはすべて頭脳体であるテュフォン＝プシュケーに集約しているため、残された頸のない巨神はただ与えられた使命に忠実な獣となる。
　即ち───天に座す神、地を支配せんとする傲慢なる生命の撃滅である。

　テュフォンとは、奈落の神タルタロスを父に持ち、大地の神ガイアを母に持つ竜───厳密には神である。
　ギリシャの主神ゼウスを一度は殺しかけ、雷霆と金剛の鎌さえも奪ったが、最終的にはエトナ火山の奥底に封じられた。
　驕り高ぶった神を誅するための神であり、機構。新たな神話を否定する大地の仔。
　番にエキドナを持つ怪物の祖でもある。

　混沌・中庸。内向的、強気、能動的。
　一人称は『我／俺』、二人称は『お前』。二字熟語だけで端的な意を述べる傾向にある（「肯定」「受諾」等）。
　ある種の理想、夢であったプシュケーとは違い、本来の役割と身体に立ち返ったためかやや機械的、かつ冷静。根っこは同じなので（当たり前だが）侮辱されるとキレる。
　頭脳体であるプシュケーとは記憶を共有するが、それに対する所感は微妙に異なるものとなる。

　……頭脳体・真体に共通する根底理念として、『神代は既に過ぎ去った』ことが挙げられる。
　還るべき場所はなく、罰すべき神はおらず、母も父もとうに時代に埋もれた。
　存在意義のすべてを失ったテュフォンに残されたものは、かつてあった役割と、哀惜の念のみである。
　『夢』であるテュフォンはそれを閉ざし、人に紛れて現世を生き。
　『現』であるテュフォンはそれに縋り、過去を延長し続けている。
　いずれにせよ、かつて自身を構築していたものを脅かすものに対しては敵対するが、それ以外の熱は殆どない／知らない。
　テュフォンが人の世を『善いモノ』だと判断することは決してない。ただ、壊そうとは思わないだけだ。

　───仮にすべてが終わって、本当の自由を得たとしても。
　時代に置き去りにされた竜は、ただ現世を見守るだけの機構となるだろう。

　イメージは竜、機械、無垢、焔。
　ゴアマガラをモチーフにしていたはずがいつの間にかバルファルクになっていた。エフェメロスが悪いよエフェメロスがー。
　ロールの方向性はヴローヴが近いかと。

→第二話での選択について

「俺と、あの場にいた者の利害が一致しただけだ。それが失敗して奴等が死のうが、特に興味はない」
「『夢』の俺は甘っちょろいからな。もう少し、違う意図があったやもしれぬが……詮無きことだ」

→「死」、赤星 胡白

「───ああ、我が仇敵に定めた、寄生虫とその手先か」
「煽るだけ煽って特になにも言わずに去るのはなんというべきか……冗長すぎないか？　暇なのか？」

→渡練 明乃

「……愚かな人間だ」
「日が一つ落ちる頃には熱も冷める。言うべきことはないが───気に食わんのは、事実だな」
「だが……ああ、お前たちは羨ましいな」
「変化を選ぶことも、選ばないこともできる」
「お前たちは矮小だが、自由だ。
　……それが少しだけ、羨ましい」

→エキドナ

「我が番だな」
「美しく、善き女だった。今の俺の姿はアレを模したものだ。なにせヒトガタはあまり慣れていなくてな。モデルにした」
「……神代の名残を、一つでも留めておこうとしただけかもしれんがな」
「有名どころでは……そうさな、三ツ首の番犬などは俺とアレの裔だな」

→？？？

「彗星の女神……アレとだけは逢わせてくれるな。アレと俺は相性が悪い」
「神でありながら永遠ではなく刹那を善しとするあの女は、俺には理解できん」
「……まあ。箒星を司る空のモノと、大地の嘆きから生まれたモノとで、気が合うはずもないが」

PC1

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PC2

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PC4

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第一話開始前

　ここからは各種エフェクトのレベルを上げ、基礎攻撃力を上昇させることになる。
　目下、追加でほしいエフェクトは《終末の炎》《完全獣化》《神獣撃》《確定予測》あたり？ 《知性ある獣》がないとマルポンができないのでそこはよく考えること。それ以外なら《炎の刃》＋《アマテラス》か？
　《オリジン：アニマル》が使えない以上、《アヴァターフォーム》を取得して固定値を伸ばすのもアリだろう。

第一話終了時点

　《天性のひらめき》を取得し、〈白兵〉も上げた。あとは全力で《完全獣化》《知性ある獣》《神獣撃》を取得する。全力。つまりあと35点。遠い。
　《炎の刃》を消して別のものに差し替えるのも良いかな……と。素直にコンセントレイトをノイマンにした方が良さそう。

第二話終了時点

　《炎の刃》を《鬼の一撃》に変更。《C：サラマンダー》を《C：キュマイラ》に差し替える。これは確定事項。
　得た経験点で《完全獣化》《知性ある獣》《神獣撃》を取得する。