3年前から日本でキラという芸名でアイドルとして活動している少女。容姿端麗でいつも明るく、誰に対しても好意的に接する。少し抜けているところもあり、ファンの中ではそれがいいと人気なそうな。

話題沸騰中の人気アイドル

　今日本全国で老若男女問わず知名度を集める少女。歌手としてはもちろん、バラエティ番組や映画にも出演歴があり、さらに現在はYoutubeで週に1回生配信などをしている。歌唱力もさる事ながら、その仕草ひとつひとつでファンを虜にするまさに天性の才を持つ。

両親不在

　彼女が1歳の時に、両親によって捨てられたところを、現在の両親である日ノ宮夫妻に引き取られ、以降日ノ宮綺羅として生活してきた。日ノ宮夫妻は血の繋がりのない綺羅に対してまるで本当の娘かのように接しており、そのように優しさに包まれて生活してきたため捨てられたという経験とは裏腹に明るく元気な性格になった。

私の「好き」は、見返りを求める

　しかしそんな幸せも束の間、彼女が12歳の時、日ノ宮夫妻が事故で亡くなったという訃報を受ける。自分を最初に好きでいてくれた人がもういないという現実に直面し、一時期は塞ぎ込みがちになっていたが、偶然か必然か、彼女の両親がオーヴァードとしてフリーランスで活動しており、UGNとFHの抗争の際一般人に被害が出そうなところを庇って死んだことを知ってしまう。そのことを聞いて、何故何の罪もない両親が死ななければいけないのかという強い怒りと、争いというものに強い嫌悪を発露する。
　だが、勝手に感じるだけでは意味がないと考え、何をしなければならないのかを考えた時、誰もが誰かに好意を持てば、そのような感情がなくなるのではと考え、両親が常に教えてくれた「常に誰かを好きであれ。好意はいつか好意で返ってくるから」という言葉を胸に、最も好意を伝えやすく感じ取りやすいアイドルとしての活動を決める。アイドルとしては明るく可愛いを売りにしているが、実際は割と計算高く、そしてどこか暗い感情を灯している。
　アイドルになる過程で偶然にもオーヴァードとして覚醒したため、支援を受けるため、そしてファンを増やすという目的で自らUGNと接触し条件付きでUGNのエージェントになる。

　綺羅が今もアイドルとして活動する理由はたった一つ、『好意という感情で争いを殺す』復讐のためである。

戦闘はからっきしで一般人との喧嘩にすら勝てないが、その可憐さ、そに人を惹きつける仕草、その眼差しが戦意を失わせていくため危害を加えられることは滅多にない。エンジェルハイロウの光を操るというのが、自らを好意的に見てくれるように光り輝かせるという特殊な路線で発露し、ウロボロスは全ての人から好かれるために、何にでもなりたいという強い欲望から発露したと本人は考えている。

　経歴上から、全てのポジティブが表で、感情が好意になる。しかし、好意を向けて向けられて以外人への執着が薄い傾向にあり、ネガティブが例外を除き無関心になっている。これはUGNもFHも例外ではなく、彼らに対してではなく争い(強いネガティブ感情のぶつけ合い)自体に強い怒りと復讐心を抱いているためである。