容姿・経歴・その他メモ

〇現在

元気で明るく、すこしのんびりした性格の女性。
UGNの仕事がない時はカバー企業となっているゲームセンター「ブリリアント」で利用者の様子を眺めている。
子供時代に苦労したんだと語ることがあるが、今が幸せなので問題ないと考えている。
見た目に反して我流の格闘技（ボクシングがベース）を使用しており、またその延長で趣味は格闘技全般を見ること。
なお、子供時代のアルバムや思い出の品を一切所持しておらず、師匠から貰ったドックタグだけが過去を示す物となっている。

UGN支部は表向きはゲームセンターとなっており、地下に訓練場、上層階に会議室や執務室がある。
値段やクレーンゲームの難易度設定が易しいなど利用者に甘い設定が多い。
これは彼女がいっぱい遊んでもらえたらうれしいからという理由で設定を決めているからである。
なお、彼女本人はゲームなんてやったこともないし、挑戦しても初心者級の難易度すらクリアできない腕前である。

〇過去

貧困家庭に生まれ、親からの愛にも恵まれず、いつもよれた服を着て過ごしていた。
そんな彼女を周囲の人は笑ったり、関わらないようにしていたが、それでも一緒に居てくれた友人がただ一人居た。
小さな世界で二人ぼっち、ずっとそれでもかまわないと思っていた。
だが、そんな世界は凶悪なジャームによって打ち砕かれる。
二人とも、もうすぐ中学校へ行けるという頃の話だった。
友人は死んでしまったが、彼女は生き残った。
そんな絶望の真っ暗闇の中、彼女を保護した男が二つの選択肢を提示する。
「ここで怪物と同じように死ぬか、まだ見ぬ未来へ進むために生きていくか」
それでも生きていたいと思った彼女は、とにかく暗闇の中を進むことにした。

それから師匠となった男の下でとにかく鍛えた。
…ただの格闘技じゃないかと文句を言ったこともあったが、それでも鍛え続けた。
そして、UGNから貰ったという依頼を受けて、多くの戦いへ参加した。
メンバーはいつも師匠と自分だけ。
その二人だけでFHとの戦闘を行うという過酷極まりない任務だった。
師匠は「足手纏いになったら速攻で見捨てるからな」などと言われ、なんて奴だと思いながらも必死に生き延びた。
そんな中でUGNとの知り合いやコネもでき、エージェントへと誘われることとなる。

悩んだ末にそれを受けることにした。
師匠は反対はしなかったが「なら破門だ　二度と俺に顔を見せに来るんじゃない」ときっぱり言った。
同時に「俺は組織に所属できるほど優秀な人間じゃないからな　優秀なお前にぴったりな職場だ」と。
後に知ったことだが、彼女はUGNからもFHからも依頼を受けるどっちつかずの傭兵だったそうだ。
不器用な師匠なりのエールを受け取った後は必至に任務や仕事に打ち込んだ。
出来るだけ多くの人を、特に子供たちを助けたいと戦い続けた。
そんな彼女はついに支部長となる程に認められたのだ。

〇戦闘スタイル

物質操作を得意としており、これを利用して“ゴーレム”と呼称する外部武装を用意して戦う。
特によく使用されるのが右手と左手それぞれの拳と前腕部だけのもの。
これを自身の格闘技術に合わせて動作させて相手を殴りつける戦い方を好む。
この“ゴーレム”に機能を持ったアイテムを混ぜることで破壊力を増すこともできる。
これが理由で最近は改造や見た目にこだわってみたりしているらしい。

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