容姿・経歴・その他メモ

髪:黒(紺色) 目:茶色 肌:少し色白
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「"赫き血潮(ブラッディ・ブレード)"。いざ、推して参る!」
「勉学も部活も生徒会活動も、手を抜く訳にはいかない! どれか一つでも気を抜けば、色々な問題が出てくるからな!」
「どんなにお前には無理だと言われても、どんなに無駄だと笑われても、それでも必死に続けてきた。努力してきた。だから俺は今ここにいるんだ。」
「違う......俺はまだやれる。まだ上に行ける......! こんな所で止まってる場合じゃねぇんだ!」
「あ"ああああ!? 嘘だろ、残高が合ってねぇ!! クソ、何が原因だ?!」
「こんなんで倒れるなんて......俺もまだまだだな。よし、また鍛錬の時間増やさねぇと」

N市公立高校に通う男子生徒。文武両道をめざし、勉強も部活も生徒会活動も全てにおいて全力投球な熱い男。なおその結果目の下には濃いクマが居座っている。生徒会の会計を務めているのだが、何故か電卓を使うのが苦手で、算盤で計算する方が早い。
部活は剣道部所属で、家は剣道の道場でもあるため、毎日家でも特訓をしていて大会でもかなり良い結果を残している。
基本的に真面目で勤勉。自他ともに厳しいストイック。理想のために努力を惜しまず、常に上を目指す向上心の塊。しかし実際は、自己肯定感の低さから、常に周囲への劣等感に常に苛まれている。どれだけ良い結果を残そうと満足できず、その度に上を目指しては身を削るような努力を続ける努力の鬼でもある。努力は絶対に身になると、努力信仰のようなものを抱いている。
彼がこうなったのはある出来事が原因である。彼の実家は剣道の道場であり、彼の父親は『水神流』と呼ばれる剣術の師範代であった。彼もまたその指南を受けていた。父親の姿に憧れて、剣の道を極めたいと思っていたが、中学に上がってすぐ、彼は父親からこう言われた。「お前には才能が無い。悪いことは言わないからこの道に進むなどとは考えるな」と。彼は決して頭の悪い子供ではなかったので、自分の剣の才能に関しては確かに自覚をしていた。何度やっても勝てない、どうやっても上手くならない。それで何度も涙をしてきたのだから。確かに彼には才能が無かった。それでも彼は諦めたくなかった。だから血の滲むような鍛錬を続けた。寝る間も惜しんだ。才能が無いのなら、その分努力でカバーすればいい。続ければいつかはきっと、才能に並ぶほどの腕になるはずだ。彼はそう信じて努力し続けてきた。
それは剣道以外でもそうで、元々勉学はあまり得意では無かったので、とにかく数をこなして、とにかく努力してどうにかトップレベルの成績を維持している。"為せば成る"。それが彼の座右の銘のようなものでもある。そしてその理想を追い求める彼の在り方とレネゲイドが共鳴し、彼はオーヴァードとして覚醒した。
しかし、彼はよくわかっている。自分は本来何の才もない人間であると、幼い頃から強く自覚している。それが彼の自己肯定感の低さの原因であるのだが、だからこそ彼は努力し続けられたのである。何も持たないからこそ、彼は色々なものをその手に掴んできた。しかし、失敗したり自分の不甲斐なさに絶望したりした時は自分への怒りから自傷行為に走る悪癖がある。
常に全力で生きているような彼だが、生来身体が弱く、常に無理をしているような状態である。そんな自分が嫌だからか、限界が来て倒れたところで、まだ自分には鍛錬が足りないとさらに肉体を酷使し続ける。多分きっと長生きしない。19くらいでぽっくり逝きそう。
自分の弱みを見せるのは嫌いだが、唯一、幼い頃からの幼馴染にはそういった面を見せる場合もあるようだ。
禁欲的なので色恋沙汰には疎い。厳しいが、決して他人に優しくないという訳ではなく、他者を思う気持ちも持ち合わせている。うちに秘めた正義感は強く、他者のために戦うことを厭わない。たまに見せる優しさに心を奪われる者もいるとかいないとか......?

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