容姿・経歴・その他メモ

記憶も無い程に幼い頃にオーヴァードの能力を得た。
その力は非常に危険な物であり、UGNチルドレンとして
UGNの施設で育てられた為に、普通の日常を知らない。
三華の両親は、生まれてすぐに亡くなったらしく、
顔も覚えてはいない。施設にいるのは成り行きだった。

そんな三華だが、唯一の家族である姉【月城若葉】と
過ごしている時間は特別なものだった。２人はしばしば
同じ任務に赴きFHやジャームと対峙していたのだが
２人の運命を変えたのは、それぞれが「異なる任務」に
赴いていた時。三華は後で知った話だったのだが、
【月城若葉】は任務の最中に死亡してしまったらしい。
忘れもしない４年前、三華が１３歳の頃の一幕だった。

どういった経緯で死んだのか、誰が殺したのか、
亡骸はどこにあるのか…あらゆる疑問に対する答えは
ついぞ得られる事はなかった。なぜ秘匿するのか、
誰が秘匿させてるのか、UGNへの不信感は募り続けた。
ただそれよりも遥かに大きな感情が、三華の心を
塗りつぶしていた。喪失感…もう決して戻らない命。

なぜ今もUGNで活動しているのか、三華自身も分からない。
何の目的も無い、ただ「私だけは【月城若葉】を忘れない」
忘れない為に生きている。それだけが今を生きる理由だ。

…そっか、今年で私の方が年上になるんだね。お姉ちゃん。

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【月城若葉】が死んだ事実を知った際に、
サラマンダーのシンドロームに目覚める。

大切な人を喪った事によって凍り付いた心と、
行き場の無い苛立ちによって燃え続ける心が、
サラマンダーの能力として発現したようだ。

かつて【月城若葉】を喪う前の三華は比較的よく笑う感情豊かな
子どもだった。だが…心の成長は、心の安寧は消え去ってしまった。
今の三華は「見た目だけが成長した幼子」であると表現できる。

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