容姿・経歴・その他メモ

「居づらくなったな、この国も」
「処女の生き血？趣味が悪いな」
「オレはもう二度と眷属を増やさない。二度とだ」

一人称:オレ
二人称:キミ
三人称:アレ

趣味:絵
好きなもの:人間
嫌いなもの:孤独
苦手なもの:人間


性格:
『え？カエルムさんですか？
いい人ですよ。数年前に村の外れに住み始めた呪い師さんで、畑仕事のお手伝いとか、怪我をした人の治療とかしてくれるんです。
この前も私の怪我を治してくれたんですよ！治療代もいらないって言ってくれて……。
この村は貧乏でお医者様もいないからみんな困ってたんですけど、彼が来てから本当に助かってるんです。
どんな人か…ですか？
うーん、一言で言うなら気難しい人ですね。
あの人、寂しがりなのに人を突き放すんですよ。
この前も「オレは吸血鬼なんだ、深く関わらない方がいい」って冗談言ってました。
独りでいる時はあんなに寂しそうな顔するくせに。

…まあ、そんなところが可愛いんですけどね。
なんていうか、ほっとけない人なんです』

────1485年 とある村人の証言



生い立ち:
『真名:カエルム・ラミア・■■■・サングィス・■■■■■・ソリトゥス・アルムム・アーラ
分類:真祖　発生年代:11~12世紀頃(推定)　固有能力:飛行
呼称:"翼の祖(スカイルーツ)"

血を分けられたのではなく自発的、もしくは先天的に吸血鬼として産まれた、吸血鬼の中でも真祖と呼ばれる個体。真名は判明している部分のみ記載。デイウォーカー。
定住はせず、十年程度のスパンで滞在場所を変えており現在地の特定は容易ではない。
血で象った翼を使い自在に空を飛び回ることが可能で、昨今の『吸血鬼は蝙蝠の姿で空を飛ぶ』という能力を持つ個体はその殆どがこの個体によって吸血鬼化し、能力を継承した者達、もしくは更にその眷属であると見られている。以上からこの個体を"翼の祖"と呼ぶ者もいる。エクソシストやヴァンパイアハンターが数世紀の間追っているものの、その飛行能力によって封印、討伐には至っていない。この個体の討伐には討伐者個人が飛行能力、ないしそれを可能にする装置を持つ必要があるが、1800年現在、有人飛行の成功例は存在しない。
治癒の力も確認されており、簡単な怪我であれば触れることで治癒できる。また、死者に血を分け与えることでの蘇生も確認されているが、この場合は眷属化も同時に確認されている。この個体の眷属は往々にして吸血衝動に飲まれ各地で被害を齎していたが、1485年以降彼の眷属は確認されていない。尚、最後の眷属は当時この個体が滞在していた村の娘であり、事故に遭い死亡した際にこの個体によって蘇生、眷属化した模様。ただし、蘇生直後に暴走しこの個体によって殺害されたことが報告されている』

引用: 編纂者不明 『吸血鬼目録』1803, p.312-317 バチカン市国大聖堂地下秘密書庫 第五百九十六架


能力:
『●月■日　ここ数年追ってた奴と一戦交えた。結論から言うと俺はもうダメらしい。
空を飛ぶって話だったからわざわざ銀の弾丸を鋳造しててぶちかましてやったがてんで効かん。飛ぶのは聞いてたが硬いのは聞いてないぞ。銀なんて柔い素材じゃあ到底貫けん。

それに翼から飛んでくる羽根の威力も半端じゃない。後ろにあった岩も木も壁も纏めて穴開けやがる。あの野郎それを空から雨みたいに撃ち降ろしてくるから始末に負えん。

今俺は奴に出血の匂いを辿って追われてる。
随分と割に合わない奴を選んじまった』
────回収されたとあるヴァンパイアハンターの手記より抜粋

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