容姿・経歴・その他メモ

ごく普通の高校生だ。先週まではな。

あの日は確か学校の裏山に集まって、みんなで肝試しをようってことで集まってたんだ。肝試しついでに普段行かない山の中を懐中電灯ひとつで探索したりさ。めっちゃ怖かったけど楽しかったよ。その中でもいちばんスリルがあったのは教員の巡回。補導だけはマジで勘弁。

なんやかんやで時間が過ぎて、もうそろそろ解散かーってなった時、それは突然に訪れた。立っていられないほどの激しい揺れ。地面が割れ、足場は崩れ、土煙が立ち上がる。もうみんなパニックでさ、地震なのか土砂崩れなのか、どっちでもいいからとりあえず逃げなきゃ。どこに逃げればいいの！そんな言い合いをしていると足元にも亀裂が入る。

危ないっ！そう言って友人達を突き飛ばす。足元が大きく割れる。みんなの叫び声が聞こえる。すっと体が落ちる、落ち続ける。下を見たらどこまでもまで続く闇。……あーあ、これは死んだかもな。

感じたことの無い強い衝撃と、血の嫌な味で満たされた口。ああ、もう助からないんだな。死んだら地獄で一生賽の河原で石積みか。意識を手放す。直前、最後に目に入ったのは薄暗く光る石だった。


「おい、大丈夫か。目を覚ませ！」
そんな声で目が覚める。目の前にはスーツに身を包んみ、神経質そうな目付きをしたオールバックの男性が立っていた。

「ふむ、やっと目が覚めたか。貴様が先に賢者の石を回収したのか？」
知らん単語が出てきた。意味わかんねー。っておもってたんだけど多分顔に出てたんだろうな。
「その反応、どうやらオーヴァードになりたてのようだな。レネゲイドの反応からそして恐らく彼が賢者の石の適合者。……連れ帰って鍛えれば戦力になるか。よし、私が直々に力の使い方を教えよう。ああ、私の名前か？私は春日恭二、FHのエージェントだ。」

何を言ってるのかはさっぱりだったが、この身に何が起きたのか。一体全体俺の体はどうなっているんだ。それを知りたい。地上に出るまでの間、春日さんからレネゲイドについて、そして簡単な力の使い方をレクチャーしてもらった。

「ディアボロス！今日こそは引導を渡してやる！」
地上に出た俺たちをUGNの人たちが囲んでいた。多勢に無勢だったのか春日さんは撤退、俺は拘束された。


んで今はなんやかんやあってUGNチルドレンとしてここで訓練やら何やらを受けてるって訳。その後いろいろあったけど今回は端折るわ。もうそろそろ休憩も終わる頃だしまた今度な。さて、訓練頑張ろうぜ。

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