UGNエージェントをしながら教師をしている明るめのオネエ。
人当たりがよく、フランク。人によっては無礼と思うかもしれないがあまり気にしない。
学生たちに全力で愛を注ぎながら道徳の授業を行う。
割と刺激的な表現もあるため一部思春期の生徒たちから「恥ずかしいのでやめてくれ」と言われることも。
なるべく柔らかく分かりやすいように伝えることを良しとする。

自由主義でそれは子供も例外ではない。
校則違反をしていても悪いことでなければ見逃す（コスメ持ち込みやバイトなど）。
逆に、悪いことはキッチリ叱る。ヤンキーと殴り合いの喧嘩の末、更生させた過去もあるとかないとか…

エージェントとしては肉体派。相手が何であろうとビンタを繰り出すその姿は全生物の母と見紛う程。
オカンと言われると怒る。

物心つく前に父親が蒸発。母親が水商売をしながら女手ひとつで育ててくれた。
小さい頃から女っぽい見た目をしていたためクラスメイトにいじめられてしまい一時期不登校に。
それでも母親は無理やり学校へ行かせたりせず、男らしく～なんて言うことも無かったので感謝している。

ある時テレビで見た綾小路 桃華というオネエタレントの存在に胸を打たれた。
自分が他の人と違うことを隠しもせず、堂々と振る舞うその姿はまさにヒーローそのものだった。
その日から、自分が他人と違うことを受け入れ、学校に行った際にいじめっ子達にも本来の自分として立ち向かい、言い合いで負かした。
愛は全てを救うと考えるようになったのもここから、いじめっ子達を許し、更には友達になろうと頑張った。
結果として、誰も彼を悪く言う者は居なくなり、周りには笑顔が溢れていた。

「下を向いていても仕方ない、自分を恥ずかしく思いながら生きるくらいなら、堂々と生きてアタシを受け入れてくれる人と一緒にいる方がいくらか未来は明るいワ。」
ポジティブシンキングのオネエが誕生した瞬間であった。

それから自身の思う愛を全人類に注ぐようになった。
困っている人が居れば助け、怒っている人が居ればなだめ、泣いている人が居れば一緒になって泣いた。
そんな生活を続けているうちに今の能力に覚醒。あわあわしていたところをナイスミドルのおじたんに助けられ一目惚れ。
それからその人物の部下として働くように。彼の為なら何でもするワ（ｷｬｯ）

【トレーラー】
今は一生に一度しかないなんて言われても、ピンとくるはずなんてなくて。
毎日同じように学校へ行って、勉強して、友達と馬鹿みたいな話をする。
きっと今日も変わらない。
きっと明日も変わらない。
僕たちはこの世界に終わりがあるなんて思いもしない。
それなのに、そうだったはずなのに、
目の前で偉そうに話す自称ヒーローの少女はこう言ったんだ。
「この世界を放って置けば、あと一年で終わりが来る」

ダブルクロス The 3rd Edition
「Call My HERO」より
第1話「Call me HERO!」

ダブルクロス―それは、裏切りの意味を知るための物語。


【シナリオ概要】
　本作「Call My HERO」は、基本ステージ内の架空の都市「咲楽市(さくらし)」を舞台とした全4話からなるPL3人用キャンペーンシナリオである。グランドオープニングは存在せず、第1話が4月下旬、2話が10月中旬、3,4話は2月下旬の時系列で進み、中学校の卒業式までの1年間をシナリオ内で過ごしていく。
　本作はダブルクロスの「基本ステージ」を舞台とした「RW(レネゲイドウォー)ステージ」とのクロスオーバーシナリオである。サプリメント「RW(レネゲイドウォー)」及び「CE(カッティングエッジ)」はGMであれば必携となるが、PLは必ずしも所持している必要はない。
　また本作ではプリプレイ時、全PCにリバースハンドアウトが配布される。


【レギュレーション】
プレイヤー人数：3人
消費経験点：50点
プレイ時間：各話5～6時間
使用サプリメント：基本ルールブック1,2、上級ルールブックEA(エフェクトアーカイブ)

【ハンドアウト】
ＰＣ②　カヴァー／ワークス：教師／UGNエージェント
シナリオロイス：覚醒したオーヴァード　Ｐ 庇護／Ｎ 任意

君は咲楽市の咲楽第一中学校に勤務するUGNエージェントだ。ここ半年ほど、咲楽市ではジャームの出現が多く見られており、君はPC①、③の担任として教壇に立つ一方、日々生徒たちが笑顔で過ごせるようUGNとして対処に当たっている。
そんなある日の放課後、君の携帯端末に支部から連絡が入る。いつも通りのジャーム出現報告を知らせる連絡の途中、ジャームと交戦するオーヴァード反応が突如二つに増えたと報告があった。嫌な予感が脳裏を掠めながらも、君は現場へ急行した。

【トレーラー】
小さいころ見た正義のヒーローは、どれもみんな弱い者の味方で。
悪の組織から弱いやつらを守って、悪いやつらを倒していった。
ずっと思ってたんだ、「どうして倒すだけなんだろう」って。
悪いやつらが考え直して、めでたしめでたしじゃ駄目なのかなって。
誰かが言った「それじゃつまらないでしょ」って言葉の意味を、
今ならちゃんと理解できる。
それじゃつまらないんだろ、お前らは。
だから退屈しないようにさ、壊してやるよ、全部。

ダブルクロス The 3rd Edition「Call My HERO」より
第2話「I hate my HERO」

ダブルクロス―それは、裏切りの意味を知るための物語。

【ハンドアウト】
ＰＣ②　カヴァー／ワークス：教師／UGNエージェント
シナリオロイス：ある少年　　Ｐ 任意／Ｎ 任意

君はあの事件以降、支部長の「フェルモ」と共に『バースゲート』の調査及び市内の定期巡回に当たっている。あれ以降目立ったジャーム被害や目撃情報は激減し、支部員たちは巡回に当たりながらも少しずつ危機意識が薄れつつある。そんなある日、君は巡回中の路地裏で、ごく弱いエフェクトの展開を察知する。気になってそこへ向かえば、一人の少年がエフェクトを行使して自らの傷を癒していた。

【トレーラー】
守りたいものがある。
守りたい場所がある。
守りたい人がいる。
損得勘定も理屈も越えて、
振りかざすそれがただの独り善がりだと分かっても尚。
誰も正しさに背こうとしているわけじゃない。
それでも誰も、踏み入った先が正しいかなんて分からないままなんだ。

ダブルクロス The 3rd Edition「Call My HERO」より
第3話「Whoes HERO are you?」

ダブルクロス―それは、裏切りの意味を知るための物語

【ハンドアウト】
ＰＣ②　カヴァー／ワークス：教師／UGNエージェント
シナリオロイス：レペティツィオーネ　　Ｐ 任意／Ｎ 任意

２月の末、教師としての仕事に追われる君に、支部長である「フェルモ」から連絡が入る。簡易バースゲート装置の解析が概ね終了し、ゲート発現の主動力として「オルクス」の指定領域を圧縮する能力が利用されていることが判明したという報告だった。先日の事件で名前の挙がった「レペティツィオーネ」がそのシンドローム保持者なのか、できることなら調べて確証を得たいが…。