UGN日本支部所属エージェント
普段は変異種ばかりが集まったグループ『烏合』と行動を共にしている
扱いとしては特殊部隊と何ら変わりないが、発端は部隊よりも先に交流がきており、兄弟や友の如く仲睦まじい集団だ
最早、帰る場所が同じというだけと言えるほどに、その集団は自由に行動し様々な任務を受ける。

彼の変異種たらしめる由来は、光を奪うことだ
様々な形あれど、相手から光を喪失させること自体はエンジェルハィロゥに出来る技だが、彼は文字通り奪う
光を消失させた後、左手でそれを吸収する。すると、光度エネルギーに比例しているのか定かではないが、光を自分の身体強化に応用することが出来る
左腕で相手の技を消し去り、獰猛な右腕で発散する。エンジェルハィロゥの理屈としては説明できない機構が含まれていることから変異種と認定
他にも、光を奪うと表現できる事柄なら多様なことができ、研究の対象者でもある。

5年程前、兄がオーヴァードと化した。春日恭二によって生み出された暴君を、当時非オーヴァードの彼は不信に思い独自に動き、出会ってしまった、兄が思うままに暴力を振るう姿を
そして、怒りに身を投げ覚醒した桑野 悠大は、同じ市にいたオーヴァード、黒崎 戌丸と共闘することになる。
2対1の戦闘でも痛み分け、一時停戦となる。
続いて数日後、最低限の戦う力をコーチングされた彼は、相手に春日 恭二を加え戦う事となる。

兄を逃がす敗戦で終わった。

FHへ組した兄を殴るため、黒崎の紹介を受けUGNに所属した。

桑野広信23歳、オーヴァードにしてFHエージェント
黒髪で、左目が水色、右目が青色
東京を中心に、様々な場で破壊活動をしている。特定のセルに留まることは少なく、縦横無尽な動きをすることからUGNとの接触も多い
キュマイラのピュアブリードで、肉体を生かした無理矢理な反撃を得意とする

五年前、多感な時期に積み重ねた不安の種に水を巻いた春日恭二により覚醒する
破壊の権化となることが、なんでも出来る者と思い込んだ

「悠大、お前も来いよ」
血に濡れた手を弟へ差し伸べる
「馬鹿じゃねぇの、クソ兄貴」
弟の取った手は、初めて出会った同年代の手だった
桑野 悠大と黒崎 戌丸の手によって右眼と家族との縁を失った

義眼が睨む目標は、二人の目の前で、どちらか片方を無残に引き裂く事。虎視眈々と、二人に出会うことを待ちわびている

※五年前の戦いではオーヴァードだったが、いまではジャームとなっている

「俺はエンジェルハィロゥで、ちゃんと光を操るんだけどよ」
「操れる光の概念が他と違うみてぇなんだわ。
　そのエネルギーを光に変換して、それが持つエネルギーごと俺のもんにする、的な」

「見たエフェクトを左腕で光に変換、右腕に溜めてドン、って感じだな」