容姿・経歴・その他メモ

※CoC『かいぶつたちとマホラカルト』（HO3・鬼）からのコンバート



▼人物紹介

「俺はそんなに甘くないよォ。……まぁ、どうしてもって言うならやってあげる。初回サービスだからね？」

残酷非道！
暴虐非道！
極悪非道！

初回サービス、なんてことは無い。
「そんなことは言ってない！」な域までやらかす問題児。

「問題児だなんて、酷いなぁ！お兄さんは大切な大切な仲間のことを、誰よりもよく考えているじゃないか！」

誰だって気付くだろう、「全くこれっぽっちもそんな事は考えていない口だけのセリフ」だと。
まあ、考えているかどうかは別として、組織の仲間のことをそこそこ信用しているのは確かである。らしい。

「いやいや、俺の力が必要だって言ったのは君たちじゃないか！それなりの働きはしてるつもりだよ」

「あ、でも俺の邪魔はしないでね？間違って“トゲちゃん💜”当たったら死んじゃうだろうし」

一応死なれると困る、くらいには思っている。らしい。

どこまでが本心でどこまでが冗談なのかよく分からないの男、神成睿である！








※※※　以下、「かいぶつたちとマホラカルト」のネタバレあり　※※※















▼人物紹介②


「全く、あんなに心優しい天使のような少年を大量殺人鬼にしちゃってさぁ……責任取って欲しかったなぁ。…なーんて」

睿が育った教会には、二つ年上の兄のような存在である「葛(かずら)」という少年がいた。
彼は両親から「いつか必ず迎えに来る」と言われて、教会に預けられた子どもだった。

睿と葛はいつでも一緒にいた。
睿は、葛がいつか本当の両親に引き取られて離れ離れになることを恐れていたが、葛が家族と共に過ごすことを夢見ていたため、その感情を表に出すことはなく葛の幸せを常に願っていた。

そして睿が10歳になった頃、その時が訪れた。
どこか寂しそうだが、笑顔で両親に引き取られて行った葛を、睿は胸が張り裂ける思いで見送った。
その後も2人は手紙を送り合い、葛の「僕は幸せに生きてるよ」という言葉に睿は心から安堵していた。

しかし数年後に手紙はパッタリと来なくなり、自分のことなどもう忘れてしまったのだと思っていたが、18歳になり教会の孤児院を出た睿は葛のことを忘れられず彼の元に会いに行く。

そこで知ったのは、葛が両親や親戚からの虐待で既に亡くなっていたということだった。

「幸せだって、言ってたじゃないか」
「何で、何で俺に嘘ついてたんだよ」

睿は、葛の命を奪った全てを、この手で殺すと心に決めた。

両親、親戚、虐待に気付いていたにも関わらず見て見ぬふりをした近隣の住民に至るまで、徹底的に嬲り殺しにしたのだ。

「葛のせいだよ、俺にもっと早く助けを求めないからこうなったんだからね…？」

その後駆け付けた警官に、睿は抵抗すること無く拘束され、言い渡された極刑にも表情一つ変えず受け入れた。





【出自・天涯孤独について】
睿は父親の手によりまだ生まれたばかりの乳児であった頃に教会へと預けられた。
自分の両親のことは何も知らされず、自分には親なんていないものなのだと思って育ってきたが、ある組織に幽閉されていた実験体であった人物が母親であり、自分の所属する神無会のメンバー・幽霊が実の父親であることを知る。
ただ、25歳にもなって今更幽霊を父と呼ぶことも憚られ、自分の父親という認識はあるものの今までどおり接している。（多少扱いが雑になったかもしれないが、それはあくまで愛である。）
でも、さすがに母さんとの約束だからって、私情で死刑囚を檻から出すのはどうかと思う。結果的に助かったけど。


【覚醒・憤怒について】
葛への虐待に気付けなかった自分への、葛を死に追いやった人間たちへの怒りによってオーヴァードとなった。
葛を死なせてしまったことに対してはずっと後悔しているが、復讐したことについては全く後悔していないし、自分なら何度だって殺すだろうと思っている。



▼その他
好き勝手に人殺し回ってるのに世間に公表されてないのも、檻の中に帰ってないのも、だいたい幽霊経由でポールが揉み消しているから。
ここまで来たら穏やかに過ごす気なんてさらさらない。
ただ、ジョニーに対しては、自分が何者なのか、どこから来たのか、親が誰なのかすらも知らずにいた葛を失う前の自分にどこか姿を重ねているところがあるので、自分みたいにならないように表社会で生きていってほしいなと密かに思っている。

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