・基本はおだやかで丁寧。けれど誰かが落ち込んでいるとすぐ一緒に泣いてしまう。
・「あの人のがんばり方、真似してみよう」など、人の良さを素直に取り入れるタイプ。
・どんな場でも調和を取るのが上手く、空気を明るくする聞き上手。
・感情移入が激しく、映画などでは誰よりも早く涙ぐむ。

・「それ、いい考えですね！ わたしも真似してみていいですか？」
・「あの人、優しかったから……わたしも、そうなりたいなって思うんです。」
・「だって、良いことは広げた方がいいじゃないですか！」

・幼い頃から、人の良いところを見つけては自分の中に“取り込む”のが癖だった。
・「人の想いは生きている限り継げる」と信じており、誰かの笑顔や努力を宝物のように覚えている。

・字が少し丸っこくて幼い。本人は「かわいいって言われたからこのままで」らしい。
・お守りや人から貰った小物を大切に持ち歩く癖がある。
・人の口癖をすぐ覚えて使ってしまう。
・意外と食が細い。みんなと一緒に食べるときだけ、少しだけ多めに食べる。

■原初オリジン：《継がれる器》

かつて御門家は、名門と呼ばれた。
文化、技術、信仰、思想――ありとあらゆる“遺産”を守り継ぐことを誇りとしてきた。
だがそれは、誰も“新しいもの”を生み出さないという停滞の系譜でもあった。

御門が生まれたとき、家系はすでに死に体だった。
古き名を守るために、誰もが何かの模倣であり、何も創造しなかった。
そして最後の御門である彼女には、こう命じられた。

「お前はすべてを継ぎなさい。御門の名も、他者の願いも、世界の残り火も――」

遺された遺書、破れた旗、燃えかけの日記、死者の涙。
それらを抱いて育った彼女は、やがて“託される前に奪えばよい”と悟る。
そうして彼女は「継承の継承者」になった。

他人の悲しみを継ぎ、他人の勇気を継ぎ、他人の美徳を継ぎ、
自分の空虚を他人の残骸で満たす。
彼女の中で、数え切れぬ“御門”が静かに呼吸している。

だが彼女は気づいている。
継承を繰り返した末に待つのは、“何も残らない”という結末だと。
だからこそ彼女は、世界中の「継承」を収集し、継承そのものを終わらせようとしている。
――それこそが、御門の継ぐべき最後の遺志なのだ。

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※補足
：セッション中に解決しても良い設定→
：セッション中に解決したくない設定→