・エリー・トーレス
所属:戦闘部門 シンドローム:バロール/ウロボロス Dロイス:遺産継承者(レガシー) 衝動:破壊 CN:戦嵐の魔女(ストームブリンガー)
小柄な小学生ほどに見える少女のオーヴァード。
名の通り自分をエリートですといって憚らない我儘娘であり、任務がないときはスイーツ巡りやショッピングを良くしている。
元FHのとある計画のために生み出された被検体の一人であり、その実験の最後に行われた実験で共に耐えてきた同胞達と殺し合いを行い、その中で唯一生き残りエリートであると認められた。
しかし、生き残ってしまった自分はエリートでなくてはならないという強迫観念を抱えることとなり精神的に不安定となっていたところを真に引き取られることとなる。
｢刮目なさい！エリートチルドレンの実力をね！｣
｢アタシがエリートで居続ける限り、アタシが殺した皆の命は無駄じゃなかったんだって思えるの。｣

・氷室 綾(ひむろ あや)
所属:戦闘部門 シンドローム:エンジェルハイロゥ/ブラックドッグ Dロイス:実験体(ロストナンバー) 衝動:自傷 CN:雷鉄姫(ピリオド)
クールな風貌の中性的な女性のオーヴァード。
風貌に違わず任務中は冷たく淡々と任務をこなす鉄の女だが、オンオフはしっかり分けるタイプのため任務がないときは仕事中が嘘のようにおっとりとした一面を見せることも。
元々は兄と共にUGN施設で育てられたチルドレンとして人々の日常を守る為に過酷な訓練に励んでいたが先にチルドレンとして戦場に派遣されることとなった兄が殉職した際にあそこまで日常の為に命をかけた兄の死を役立たずと吐き捨てられた上に｢妹も精々役に立ってから死んで欲しい｣とまるで命として扱われていないことに愕然とし、兄の遺品である弓を持ち出した上でUGNから逃亡した。
行く当てもなく、彷徨っていたところを目に宿る輝きに惹かれた真に勧誘されセルのメンバーとなった。
｢あなたの命もここでピリオドです。｣
｢御恩と奉公の様に、命をかけて仕えた者には報償があってしかるべきでしょう。…決して嘲笑でも侮蔑でもなく。｣

・ナハト
所属:戦闘部門 シンドローム:ソラリス Dロイス:申し子(セレクティッド) 衝動:憎悪 CN:夜招きの猫(シャノワール)
夜の帳のように艶のある黒い毛に覆われた隻眼の雄猫のレネゲイドビーイング。
魔女の使い魔の伝説から顕現したレネゲイドビーイングである事から、人間が行ってきた魔女狩りなどの歴史より人に怒りを抱いている…筈なのだがその振る舞いは人の脚、特に太股フェチの変態猫でよく人の膝枕に寝転がっている。
以前はその格好を活かして己の趣向に合う脚を求めて世界中をフラフラしていたが、ある日、ラダマンティスと他のセルとの戦闘に遭遇し自衛のため力を振るったところそこに居合わせたエリーに気に入られてしまい野良猫を拾う感覚でお持ち帰りされてしまう。
当然最初はすぐにでも逃げだそうとしたが…エリーに何かを感じ、その行く末を見守るために在籍することを決めた。
｢そこのお嬢さん、良い脚ですね。お近づきにスリスリしてもよろしいだろうか?｣
｢…"あの子"のように偏見と思い込みにより不当な評価が下されない世界を願っている。どんな脚であろうとそこに忌憚はないはずだからね♪｣

・明松 晃継(かがり あきつぐ)
所属:研究部門 シンドローム:サラマンダー/ソラリス Dロイス:触媒(カタリスト) 衝動:恐怖 CN:継火人(プロメテウス)
白衣を羽織った医者然とした風貌の青年。
セル内の研究では主に医療系分野の研究を進めると同時に医療部隊の責任者を任されており、時折現場に赴いては率先して治療を行っている。
元はUGNのホワイトハンドに所属し、平和のために戦うチルドレン達を助けるべく働きながら多くのチルドレンが殉職する事に無力感と憤りを抱いていた。
そんなある日チルドレン達の亡骸を処理する作業の際にUGNが才能の無いチルドレン達を体の良い捨て駒として使っていた事を治療の痕跡の無さや副作用の激しい薬の服用の痕跡から悟ってしまう。
その後はすっかり熱意を失い、ホワイトハンドからも脱退してフリーになったところを真によってスカウトされる事になる。
｢命を絶やさないためにも僕たちは戦ってくれる者達を助ける努力を惜しんではならない。｣
｢どんな子だって痛いのは辛いし苦しいはずだ。だから僕は、公平に治療の機会が与えられる世界を作りたいんだ。｣

・鵜方 賢治(うがた けんじ)
所属:研究部門 シンドローム:ノイマン/エグザイル Dロイス:器物使い(ツールマスター) 衝動:妄想 CN:弾薬箱(シルバーバレット)
英国紳士のような装いにモノクルをかけたナイスミドルな男性。
セル内では最高齢者に当たり、その慎重さと常識的な感性から真不在時のセルのまとめ役に着くことも多いのだがたまに思考が飛躍し過ぎて見当違いな方向に思考が行ってしまうのが玉に傷。
元々はオーヴァードを対象とした製品を開発する神城グループに在籍していた研究部の主任だった。
当時も優秀であり、レネゲイドを利用した製品でUGNとは別の角度からオーヴァードと人類の共存を目指したいと考えていたが、ある日、自身が研究していた製品が出ると不味いと考えたUGNが神城グループ役員の一部と結託して自身にあらぬ罪を着せられ拘束されてしまう。
それによってすっかり愛想が尽きた穿多は全てを知らせに来てくれた真に報いる為に彼の手を取って脱獄することとなる。
｢さてさて…それはどうだろうか?｣
｢誰かの欲によって本当に必要としている人に手が届かない。それでは意味が無いだろう。｣