登録名：火ヶ崎陽馬
コードネーム：烈火大戦斧
性別：男
出身：熊本県
誕生日：8/24(熱力学の父「ニコラ・レオナール・サディ・カルノー」の没日)
身長：171.9cm
体重：63.7kg
血液型：B
所属：UGN
ブリード：ピュアブリード
シンドローム1：サラマンダー
シンドローム2：―――――
シンドローム3：―――――
特記事項：
イメージカラー：ファイアーレッド/京緋色
立ち絵メーカー：
立ち絵メーカーURL：
家族構成：母、弟が二人(全員故人)
好きなもの：激辛料理、バスケ
嫌いもの：コーヒー
趣味：筋トレ、バスケ

・戦闘適性：A
・継戦能力：D
・命令順守：C
・陣頭指揮：C
・社会適性：B
・RC技術：B
・衝動耐性：C
・特異能力：A

「プロジェクトAtoZ」のメンバーの一人。あらゆる金属の融点を優に超え、永久に熱量が上昇し続ける、灼熱の大斧を操り戦うパワーファイターで、近寄らなくとも、溢れる熱波による攻撃が可能、という近中双方の距離での戦いに長けた戦闘上手。斧の重量や熱量による負傷ダメージなども相まって、戦闘自体はスローペースだが、当てさえできれば非常に強力な一撃を見舞う事が出来る、いわゆる「大砲型」の戦闘員。

火の車、とまではいかないまでも、現代日本においては貧困階級に入る家の長男坊として生まれ、夫に先立たれ体調を崩した母と、二人の弟たちの面倒を見ながら若くして一家の大黒柱として少年期を過ごす。慎ましいながらも幸せな生活を送っていた、15歳の、火が点きそうなほどに暑い夏の日のこと。彼が学校から帰ってくると、彼の家が燃えていた。当日は夏休みの直前。母は家にいたし、弟たちも早帰りで先に家に帰る予定になっていた。まさか、そんな考えがよぎった彼は一目散にそこへと走る。そんなはずはない。そうだ、そうであってくれ。周りの人の遮る手を振り切りながら、燃え盛る業火に身を焼かれながら、火ヶ崎は家族を探した。無事であってくれ、生きていてくれ、そんな願いを心の中に宿しながら。ようやく誰かの人影をみつけ、そこに向けて手を伸ばそうとした、その瞬間。最も大きな柱が焼け落ち、彼の頭上へと振ってくる。そんなことにも気づけないまま、彼の意識は、そこで一度途絶えた。
目が覚めたとき、彼は病院にいた。彼が、彼だけが生き延びた。全身にやけどを負いながらも、全身をケロイドでズタズタにしながらも、それでも、彼は、彼だけは、生き延びてしまった。否。───彼は、死に延びてしまった、のだ。全身を炎で焼かれながらも、全身を熱で焦がしながらも、それでも彼の中に眠るレネゲイドの力は、彼が死ぬことを許さなかった。あの人影は、笑っていた。あの業火の中で、嗤っていたのだ。彼のレネゲイドは怒っていた。家を焼いた犯人に。家族を殺した元凶に。その怒りが、情念が、彼を超人へと進化させたのだ。

18歳以下、かつピュアブリードのオーヴァードとして覚醒した少年少女を対象に、体内のレネゲイドを高濃度凝縮、および超活性を引き起こす実験を行い、レネゲイドの純度を高めることで、そのシンドロームの原型に近い形───Dロイスの獲得者をより効果的、かつ効率的に生産するための計画。
初期段階での企画被験体が26名であったことと、「シンドロームに関するあらゆる情報の網羅」が計画のためのプログラムに組み込まれているため、「包括」を意味する「AtoZ」がプロジェクト名として組み込まれている。
また、凝縮したレネゲイドの暴走を抑制し、コントロール能力を高める目的として、一部の例外を除く全メンバーは、それぞれの戦闘スタイルに適した武器やアイテムの形をした制御端末を保有している。これらにより、各メンバーの肉体に埋め込まれた生体リンクと反応し、自由に自身のレネゲイド放出を管理することができるようになっている。

全長2mの戦斧型攻撃用兵装「イフリートスマッシュ」を使用。モルフェウスのオーヴァードによって作られた超耐熱性合金で作られており、火ヶ崎の過剰発熱を蓄積し、破壊力として転用する機能を持つ。
生体リンクの位置は右上腕部。炎のような紋様が刻み込まれている。