基礎情報
能力測定
【物理強度】 | | ■ | |
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【生理耐性】 | | ■ | |
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【戦闘技術】 | | ■ | |
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【戦場機動】 | | ■ | |
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【戦術立案】 | | ■ | |
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【レネゲイド適性】 | | ■ | |
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プロファイル
能力
能力名
- 解説
装備
装備名
- 分類
- 解説
リレーションズ
ソフィ「黄昏のエンドゲーム」
- 分類
- ソフィとの出会いの話。
- 概説
- 荒廃都市ひとつを舞台に、戦闘の天才がぶつかり合う。引き分けに終わる。
東ヨーロッパ、終わらない内戦と侵略戦争の影に放置された都市。FHがオーヴァード覚醒実験場として根城にしていた。
アレイン10歳、ソフィ9歳。
FHチルドレン筆頭と呼ばれたアレインの戦闘技術と、独断先行してふらっと訪れたソフィの戦略的軍才の真っ向勝負となった。
3日3晩続いた“戦争”は、逆境で“虚兵の騎士団”を覚醒させたソフィの逆転で決着した…そう思われたとき、ソフィに帰還命令が下り、勝敗はうやむやに終わる。
その後、FHの“刻印”をミカにより解呪され、アレインはしぶしぶUGNへ転向する。
いつか、あの最高に熱くなれたゲームの決着の時を胸を抱いて。
ミカ「蠢臓迷宮解放戦線」
- 分類
- ミカとの誰にも言えない“裏切り”の話。
- 概説
- “プレシャス・チルドレン”の謎を追い、FHに潜入したアレインとミカ。チームのために、真実を闇に葬る決断をする。
レネゲイドは心の力であり、使用者を蝕むもの。
しかしその通説を超えた存在もいる。高度な制御を成し遂げ、解明され理論化されたレネゲイドの動きを持つ者。軍事的科学的に多大な貢献が見込める者。
“プレシャス・チルドレン”とは、レネゲイドを限界までその手の内にした存在に与えられる称号だ。
レネゲイドを理論化することは、使用者の負担を大きく軽減する。レネゲイドコントロールの訓練機能も飛躍的に上昇する。
中東ので見つかった遺産“全智白書”。
ふだんは空白の書物だが、オーヴァードが手に取ると、その者のレネゲイド“理論”のすべてが自動記述され書物が完成する、とされる代物だ。
地下1000mまで入り組んだFH実験施設。
そこには無数の子どもたちが街を築いて過ごし、長閑な日常が送られていた。
しかし子どもたちの数人は、どこか「自分たちに似ている」。アレインに、ミカに、ソフィに、空に。
迷宮の最奥にたどり着いた2人は、遺産の真の性質を理解する。それはオーヴァードの“ありえた自分の可能性をすべて記述”し、“召喚する”もの。
この実験施設にいる子どもたちはすべて、自分たちのなり損ないであり、これからあり得る無数の可能性だった。
また、プレシャス・チルドレンの持つ宿命も記載されていた。高度なレネゲイド制御は、すなわちレネゲイドとの融合を意味する。代償として、個人としての自由意志は限りなく少なく、容量として9文字分の自由意志しか残すことができない。
それ以外の記憶は、常にレネゲイドにより削除・更新され、歪でデタラメな過去と自我を作り上げる。──文字通り、ウイルスの働きをして。
この事実が公になれば、プレシャス・チルドレンの立場は危うくなることは間違いない。
アレインとミカは、FHマスターエージェントとの戦闘の末、遺産の破壊を決断する。同時に、遺産によって再現された自分たちそっくりの子どもたちをすべて消滅させ、実験記録も葬り去る。
大規模戦闘を終えて帰投する2人。
何気ない素振りで尋ねる。
「なあ、お前たちにとって、大事なものってなんだ?その、自分の“核”みたいなもの」
ソフィ「うん!“なるさんとの思い出”よ!」
空「僕は、そうだね…。“家族と友人との日常”、かな。たぶん」
その返事を聞き、アレインとミカはにっこりと顔を見合わせる。
だった9文字分の自由意志でも。オレたちが飲み込まれることはない。
そう信じられる仲間たちがいる。
空「名を以って、命と為す」
- 分類
- 空と2人の最後の任務“密命”執行の話。
- 解説
- 妹の生存を知り動揺する空に、UGNのためじゃなく自分のために家族を探し出すように背中を押す。そのために、成功確率0%の“密命”に挑む。
剣の鍛錬に励む空とアレイン。
全ての素粒子を作り出す空と、あらゆる“反物質”を作り出すアレインが剣を交えると、不思議な空間が顕現することが明らかにする。
それは既存の物理法則を逸脱し、人の五感を奪い去り、ワーディングすら消滅させる無声無明の空間。
特別感に高揚する2人。ふだん虚無な眼差しをしている空の、年らしい無邪気な反応を見て、アレインは胸を撫で下ろす。
空は自分の苗字が思い出せない、とアレインにこぼす。
その相談にうまく答えられないアレイン。程なくして、FHの実験体リストに“逢坂白”の名前を見たことで、空は当時の記憶を完全に思い出し、錯乱する。
同時に太平洋でテロが発生する。
凶悪犯罪者を収容する“監獄船”がFHによりジャックされ、犯罪者がオーヴァードへ覚醒。
UGNの解体を掲げ、国際関係を背景に脅迫を行っているという。
UGN頂上舞台“Dawn Over”の算出した作戦は──
空は成層圏から急降下、アレインは深海から急浮上し、戦艦中央部で衝突。
2人の剣の交差によって大規模な“無声無明の空間”を展開し、内部のオーヴァード全てを無力化する、というもの。
隕石のような急降下と、水圧の急激な変化を伴う急浮上。
2人の座標がずれれば剣は交わらず、一方の勢いが強すぎればどちらかを斬り殺してしまう。
もちろん、無力化した後は船内のオーヴァードを一網打尽にしなければならない──
無謀、そういうほかない作戦。
命を対価に、提示された報酬は“1回だけ、なんでも願いが叶う権利”。
アクシズ全権を持って、叶う願いならなんでも。
アレインは言う。
「探し出そう、お前の妹。この密命の達成を持って」
「成功してもしなくても、これが空との最後の任務になる」
「頂上舞台に相応しい大舞台、面白いじゃねえか!…なあ?」