UGNの実験で数か月の間水も食事もない空間に閉じ込められチルドレン同士で殺し合いを強要された。

一緒に生き残ろうと約束し合った友達がいた。
それでも長期に及ぶ空腹感や周りから向けられる殺意から壊れていった。
そこからはあっという間に裏切りが横行する地獄と化した。

友達から生き残る為に、自分の食事に毒を盛られた。
生きる為にその手で友達を殺し、その肉と血を口にした。
そんな事を最後の一人になるまで強要された。所謂、蟲毒である。
冷気を操るサラマンダーシンドロームとウェンディゴ症候群から"ウェンディゴ"のコードネームが付けられた。

後遺症として肉類を口に出来なくなった他、人が手を加えた料理が食べられなくなっている。

当然だがUGNでこの実験に関する情報は全て封印された。
事情を知っている人物は本人と保護者と霧谷雄吾、研究に関わった人物だけだろう。

御秡如 侠歌(https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/dx3rd/?id=CUoD4X
彼を引き取り名前を与え後は徹底的にその性根を叩き直した人物。
戦闘訓練のみならず生きる上での心意気を教えた。
その教えを彼は素直に守り続けている。

憎まれ口を叩くような関係だが、N市に異動した後でも小まめに連絡を取り帰省する事も多い。
"御秡如 侠歌"に対してだけは口が悪くなるがお婆ちゃん子。(本人は絶対に認めないが)
また実験によって人の手が加わった料理は食べられないが、例外として"御秡如 侠歌"の作った料理だけは口にする事が出来る。

彼女は一度も彼をコードネームで呼ぶ事をしなかった。

学校では人当り良い立ち振る舞いをしているので学校で友人が多い。
UGNチルドレンとしての任務をこなす一方で、日常の問題にも関わり解決に尽力している。
解決の為にオーヴァードの力や情報網を使う事もある。
上記の行動は度々問題行動として取り上げられ、処罰される事も少なくない。
UGNチルドレンとしては不真面目と言える。ただその結果として救われた人も少なからずいる。