登録名：円寺 刃（えんじ やいば）
コードネーム：讐刃の鎖（チェーン≠プリズナー）
性別：男
出身：日本
誕生日：12月29日
身長：175cm
体重：68㎏
血液型：調べてない
所属：よくわかんねぇ
能力ルーツ：ニャルラトホテプ
ブリード：クロス
シンドローム1：キュマイラ
シンドローム2：サラマンダー
特記事項：

立ち絵メーカー：香椎男子
立ち絵メーカーURL：https://picrew.me/image_maker/663172

・戦闘適性：A
・継戦能力：C
・命令順守：C
・陣頭指揮：F
・社会適性：E
・RC技術：D
・衝動耐性：B
・特異能力：B

　御剣 祥耶の管理の下、殺し屋をしている。表向きは高校に通っているが、地頭が元々良くないので勉強はからっきし。荒っぽいしバカなので、すっかり不良生徒の一人となっている。
　何度か停学を食らい、次はいよいよ退学だと言われ、現在は少し大人しくしているらしい。

　刃の力は、頭部や四肢からチェンソーを出す。と単純な物である。チェンソーが肉を抉り、再生。またチェンソーが抉る。と常に血肉が飛び散るため継戦能力に乏しい。
　また、その気質から指示を聞かないことも珍しくはないため、中々に扱いが難しい。それでも、“仕事はきっちりやる”という意識が強いのか、特段自分から反発することは少ない。
　顔の良い女と美味い飯が好き。好みの人からの指示は結構素直に聞く。「ワン！！！」

　高校に上がるより以前。目の前で自分を残して一家が惨殺された。
　母は肉体の内側から自らの骨に貫かれ、形を保てなくなり死んだ。父は筋骨を肥大、変容させ、形容しがたい醜い獣になり果てた。兄は全身から炎を吹き出し、肺と眼が焼けて悶えながらそれまで暮らした家を焼いていき、姉は自らの影に呑まれながら、獣と化した父に食い散らかされた。
　父は母だった物を踏みつぶし、その眼光は幼い刃を睨んだ。
　
　――円寺 刃は死んだ。

　父の｜凶爪《きょうそう》に引き裂かれ、それまで家族と仲良く過ごした、あたたかな日常があった家に、無慈悲に討ち捨てられた。
　バラバラになった肉片が、フローリングを濡らし、その筋を赤い血液が流れる――ゥォォン――床を濡らす血液が、紅く燃え上がった――ヴォォゥン――低い音が響いた。何かの駆動音のようで、それは刃の鼓動だった――ヴォォオオオ――バラバラの肉をチェーンが繋ぎ合わせる――ヴォォン――ォォオオ――ヴオォォォォオオオオオン――

　――バケモンが、テメェ誰だよ。
　――俺の親父はどこだ
　――お袋は、アニキはアネキは
　――テメェも、外の奴らも、皆殺しで、バラバラにすりゃあ良いんだよなァ！？

　エンジン音とともに怒号する音声データが、現場の電話機器に残されていた。

　血肉を、骨を、命を伐採し刈り取る、チェンソーの音が家に鳴り響き、外に飛び出した刃に、誰かが声をかける。それは、“プランナー”京香・T・アーミテイジの声だった。

　アーミテイジは、円寺家を襲った惨劇はクトゥルフを信奉する魔術師たちが行なった物であり、刃には自分が生き残るための力を与えたと教え、同情の顔を見せ刃を抱擁した。(円寺刃談)
　刃は、イマイチ理解できていた訳ではないが、目の前の女が自分を助けてくれた。顔が良い。頭良さそう。好き。と、なんとなく自分の中で納得した。
　一度助けられ、力についての軽い説明を受けてからは、自由に裏社会に入り、御剣 祥耶にその身柄回収され管理下に置かれる。馬鹿なくせに腕は立つと都合よく使われている。

　――御剣は、円寺家を襲った事件の真相についても目星をつけている。