容姿・経歴・その他メモ

【｜開演準備《ゲネプロはしっかりと！》】:赫き剣+破壊の血+斥力跳躍
:侵蝕+6
戦闘移動+2(4)m、攻撃力+25(32)ガード値+5使用時HP-2武器作成。
攻撃力+4ガード値+28、命中-1(紅い盾)
【|休符×旧譜(retrospect)】:時の棺
:侵蝕+12
【｜再動×採音《reboot》】:生き字引
:侵蝕+1
【｜返歌×変換《Response》】:八重垣
:侵蝕+3
ガード値を武器ふたつ分合算する。28。
ナイトエンダー+八重垣+シークレットオーダー+紅い盾
ガード値41+装甲12+被ダメージ-29

人物

name

Mr.FullMoon

birth

ー

like

ピアノ！音楽！ありすちゃん！くるるぎでしょ、あとは、うーん沢山！

dislike

寒いのは嫌〜

hobby

お散歩

各地のUGN拠点及び協力者の前に気まぐれこの上ないランダム性を持って訪れる小柄な男。
仕事を投げ込んできたかと思えばただお茶をしばきに来ただけだったり、コンサートのチケットを笑顔で渡してきたかと思えば急に他人の恋バナを始める、無限軌道トラブルメーカー。
本人曰く「僕は世間的には死んでるので表立って動くのも良くないじゃん。」とのこと。、事実、彼は世間的には事件に巻き込まれて死亡した人物だが。なんのためのワーディングか。
全方位を引っ掴んで振り回す輩だが、妙な人懐っこさと人の調子を無自覚に狂わせる言動で不思議と許されている節がある。その為、やたらと顔が広く、バロールシンドローム特有の距離を無視したフットワークの軽さも相まって各地への人脈が豊富であり、肩書き上は一応UGNの支部長に納まっている。
ただし、どこの支部の支部長であるという定点が定まっておらず、支部長相当の地位を持っているだけなのだが。
近頃は某所M支部の支部長代理としての仕事をこなすことが多いため、彼の言動への不満やトンチキをした彼の返送先としてM支部が指定されることが多い。

『この世で最もタチが悪い男だ。無駄に親しみやすく、アホ面。』

『死後も生前と変わらず、死人に相応しい慎みを一欠片程も持ちやしない。』

ー枢姫Co会長、眉間に皺を寄せて

資料 1

Mr.FullMoonー姫野満月の生前資料。
先述した通り、彼は事件に巻き込まれて死亡した人間である。
生前は大変有名なピアニストとして名を馳せており、彼の居住するマンションが火災に遭った事件は当時の紙面を賑わわせた。
近隣住居のボヤ騒ぎも相次いでいる中で、その火災は一連のボヤ騒ぎと同一犯の犯行であるとして事件は速やかに解決された。
が、このマンション火災には不可解な点が複数ある。
規模の割に巻き込まれた人数が異様に少なく、また巻き込まれた人が揃いも揃って特徴的だったこの事件の話題はは世間の目から隠されるように終息していった。
たった3人の被害者のうちの1人、稀代のピアニストとして名を馳せるも、こじんまりとした音楽教室を開いていた姫野満月はマンションと共に焼け落ち、巻き込まれた教え子2人を守って焼死した。
​───────ということに、世間的にはなっている。

事実の一旦として、姫野満月が日に巻かれる前に高濃度レネゲイドウィルスが含まれたワインを服用。
その後、自身を探しに来た子供の声を聞き、一酸化炭素中毒で朦朧とする意識の中で火災に巻き込まれた彼らにも同様のワインを飲ませた。
無事オーヴァードとして適合した子供達は奇跡的な生還者として保護された。
彼自身は体の損壊が激しく死者として処理されたものの、後に蘇生復活が確認され姫野満月は戸籍上死者となり、生きる死者として日々を謳歌するMr.FullMoonとしての彼の生活が始まった。

この火災の後、全焼したマンションの跡地は多数のテナントを抱えるデパート、オフィスビル、様々な変遷を経て今は枢姫コーポレーション ー教え子2人の父親が会長を務める音楽会社のビルが立っている。

資料 2

Mr.FullMoonの1日の多くはジャズバーのバックグラウンドで始まる。
匿名希望ジャズピアニストとして各地のジャズバーを転々とし、気が済むー大体閉店時間オーバーするまで演奏をし、食事もそこそこに寝こけ、店内で目を覚ます。
厨房の冷蔵庫から適当な食料を拝借し、演奏料の1部を残し気まぐれに知人の元にゲートを繋げ、人騒がせな日中を送る。
UGNの関連施設に跳べば顔見知りの職員に益体のない話で絡みながら仕事を引き受け、次に跳んだ先の協力者に振り分け、苦言を受け流しながら共に昼食をとる。気難しい友人の元に顔を出して小言を受けつつ近況をたずね、世俗と距離を置くRBの元におもちゃのピアノを片手に遊びに行く。
1日の終わりにはまた別のジャズバーを訪れ、ピアノの前に陣取って、この上なく楽しい様子で白と黒の鍵で戯れる。

業務として取り扱うには私的な交友の多い彼の散歩はほぼ毎日、様々な場所で繰り広げられている。
死者を自認する彼は表立って任務に出ることを好まないが、死者と名乗るには活動的すぎる交友関係を持つ。
曰く「遺書ひとつで右往左往するのが生きてる人ってもんでしょ？つまり死んでる僕の発言権はさいきょーって事！」
とんでもない暴論だが、不思議と気難しいイリーガルや、人と積極的にかかわらないRBのような存在も気さくに振る舞う彼の言葉に調子を狂わされ、なんだかんだと彼と話すテーブルに着いてしまうようだ。
実質的な支部長としての権限は彼の多様な交友関係と、その構築能力を評価して与えられている側面がある。

『まだ、マシになった方だよ。』

『今はある程度意識的に交友関係を広げているけれど生前はもっと酷かったよ。』

『それこそ、無自覚に嫉妬や羨望を受けるような縁を引き寄せ

しまいには導火線すら笑って掴み取ったもの。』

『満月なんて言い得て妙、彼は正しく人を狂わせる。』

ーとあるRB、困ったように笑いながら

とある手紙を受けて

“友人”から手紙を受けた彼はまず、探偵業を営む極めて有能だが気分屋な友人の門戸を叩きつまみ出されたあと、同じく探偵業を営む実妹の元を訪ね、頭を抱えさせた。
彼の妹は多大な数の溜息をつきながらもMr.FullMoonに推理のための論理的な思考推論、情報収集の手法を教授し、出来うる限りの身支度を整えさせた。
昔仕立てた一張羅に袖を通し、開けぬ夜にも寄り添う月の如き在り方を評価された勲章、手入れだけはされていた折りたたみ式の盾をトランクケースに詰め、旧友に送られたピアスを片耳に下げる。

霧の都に飛ぶ間、ゲートを使わず乗り込んだ航空機で世界的に有名な推理小説を読む彼は友からの招待状に心を躍らせ、軽やかな鼻歌を歌う。

たどり着いた空港の、片隅に飾られたピアノの周りに黒山の人集りを作るまで、あともう少し​───────

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