容姿・経歴・その他メモ

「助けられたのは私の方だ、真理」
「あの日、君が倒れなかったら。その後、君が会いに来てくれなかったら。私は今も死んだ目で黒雛の教えに従っていただろう」
「だからありがとう、真理。この先何があっても、私は君を忘れたりしない」

　T都大学附属女子高等学校 2年A組
　出席番号：4番
　氏名：黒雛 三季（クロヒナ・ミキ）
　年齢：17歳　性別：女
　備考：黒雛家の御三女につき、取り扱い注意。


　日本有数の名家“黒雛”の娘。他人からはこの肩書きだけを見られ、身内からは肩書き相応の徹底した教育を施されてきた。
　名門のお嬢様学校に通わされ、今後の人生も親と肩書きに定められている。それを嫌悪し、ある平日に家を抜け出す。

　足の向くまま辿り着いたのはどこにでもある普通高校。校庭で次々と短距離走に駆り出される生徒たちをセキュリティの甘い塀越しに眺めていると、白い髪の少女が突如倒れ込んだ。
　塀を乗り越え、オロオロとする生徒達を掻き分け、部外者として肩を掴んできた教師を一喝し、少女を介抱する――当然、学校にも家にも連絡が行き、少女が目を覚ます頃には激しい叱責を受けていた。

　後日になり体調が改善し家を訪ねてきた少女、明崎真理から猛アタックを受け、同性ながらも交際に至る。
　彼女と共に生きる事を決心し、半ば家を捨てるように真理と暮らし始めた。


　戦闘時には影を収束し球弾を射出する。実用一辺倒の技だが、戦い慣れていないため何度も使う事は出来ない。

「遊びが足りない、と真理なら言いそうだ」

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