容姿・経歴・その他メモ

整った容貌に、どこか儚さを宿した男。
黒に近い深紺の髪を後ろで緩く束ね、前髪は少し長めで左目にかかる。
瞳は淡く銀色がかった灰で、光の角度によって冷たくも温かくも見える。

服装は黒を基調としたスーツに薄い青のシャツ。
ネクタイは緩めで、常に少し無造作な印象。
人と話すときは穏やかに微笑むが、声にだけは不思議な迫力が宿る。
まるで、彼の一言で空気そのものが震えるようだ。
一時代を築くと言われた声楽家であったが、十年程前に事件があり、以降表舞台から姿を消した。
彼が歌うのはステージではなく戦場となったのだ。


飄々としており、どこか掴みどころがない。
人をよく観察し、言葉の間に“間”を置く話し方をする。
その静けさは不気味なほど落ち着いており、同時に安心感を与える。

化物となった自身が人間であることを証明するかの様に、人々を助けることに積極的。
本人は「戦いは嫌いだ」と公言しているが、仲間が自分の声に導かれて戦う様子を見ると、陶酔にも似た昂揚を覚える。
それは支配欲ではなく、“自分の声がまだ世界を、人の心を動かせる”という確信によるもの。

しかしその裏には、
「歌で人を救いたかった心」と「歌で人を戦場へと駆り立てる罪悪感」の狭間で今も揺れる男の、静かな懺悔がある。



◯疎まれた子
生まれながらに音楽の才に溢れ、溢れ過ぎたために両親からも疎まれていた。

◯大失態
感情を揺さぶられ、闘争心を極限まで高めてしまった味方たちが同士討ちを始めたことがある。死者こそ出なかった。

履歴

ロイス：”ドクター・ロックウッド”
推奨感情（P感服/N嫌悪）　　　　　
カヴァー/ワークス：指定なし/UGN支部長　
※Dロイス指定なし　　　　　　　　　　　　　　　
キミはUGN雨宮市支部の支部長だ。
雨宮市支部には賢者の石適合者であるPC①が所属しており、何かと厄介ごとに巻き込まれることが多く忙しい日々を過ごしている。
特にFHの研究者"ドクター・ロックウッド"は毎日のように支部へ襲撃を繰り返していたが、数か月前から襲撃が止み、それと入れ替わるように謎の双子の少女が目撃されるようになった。
キミは何か大きな事件が起きる前触れではないかと懸念している。
●補足事項
・なし


■"ドクター・ロックウッド"
複製体の研究を行うFHの研究者。強い人間や珍しい体質の人間を見つけると体組織を奪おうとしつこく襲撃を繰り返すため、UGNでも厄介者として知られている。現在はPC①とPC②に執着しており、毎日のように雨宮市支部に襲撃を行っている。
本人の戦闘力は皆無に等しいが逃げ足が非常に早く、UGNは未だに彼の研究所のありかを掴めていない。



痛みよ、沈黙を破れ。
我が血は誓い、我が傷は祈り。
奪われた光に代わり、夜が裁きを下す。
――終詠《リベラ・ノクス》。


我が声は福音、我が手は妖精の加護。
――響け、詩篇《ミルフィリア》。


我が声と胸の奥の鼓動を、恐れずに聴け。そして響かせろ！
奮起せよ！《聖導鼓心（オラトリア・コルドゥム）》！」

セッション履歴