青葉と再会し、久々に4人でお喋りが出来たことに心の底で喜んでいた。またいつかこうして4人で仲良く過ごせる日々ができるんじゃないかって希望を持つことが出来た。だがそれもすぐに消えた。青葉がティエラアリアでキンダーガーデンのメンバー、目の前に戦う相手がいるのにどうしても手が震えた。そんなとき背中を押してくれたのは柳葉だった。言葉に押され2年間訓練して手に入れた守る力と戦う力を必死に振るった。だがどうしても引き金を引く手が震えて照準が定まらない。これで殺してしまったらどうしようと思うと力が入らない。特にルナ、ソル...青葉の三人に向けてショットガンを構えた時はまともに照準ができてなく砂の力で無理やり撃った。そのせいで全てルナに衝撃を吸収されてしまった。正直安堵してしまった自分もいる。これではダメだ。なんのための2年半だったんだ。だがワンダーマムをみて、戦闘になった時はもう悲しみと怒りと込めて自身と砂でしっかりと狙いを定めることが出来た。そのおかげで化け物とワンダーマムに致命傷を与えた。満の初めての攻撃に顔は見てないが優兄や柳葉は喜んでくれてたのかなとか頑張ってよかったとか思うが数刻ワンダーマムに生きててほしいと願ってしまった。どうしても自分の手で命を絶つことが怖いのだ。結果ワンダーマムの姿をした従者であったのでホッとした、してしまった。まだ自分はAIMセルの兵士には遠いと感じながら二人の背中を追いかける。