容姿・経歴・その他メモ

パーソナル情報

髪

桃色

瞳

緑色

肌

肌色

誕生日

5月8日

コードネーム

雷鳴十字(グランドクロス)

一人称

桃香(プライベート時)、私(ビジネス時)

二人称

○○君、○○ちゃん、○○さん

好きなもの

大鷹直樹、期間限定ドリンク

嫌いなもの

身体的虐待、FH

人物

桃色の髪に緑色の瞳を持つ女子高校生。K市県立高校に通っている。快活で明るい性格。
またカメラで人物画を撮ることが好きで、"Blackbird, fly"という機種のカメラを持ち歩いている。
その正体はK市のUGN支部の支部長――そして、UGNの最高意思決定機関、中枢評議会のメンバーの一人。

来歴

オーヴァード覚醒まで

高原家の一人娘。権力者の父と資産目当ての母の元に産まれた。桃香の存在は望まれておらず、酷い身体的虐待を受けて育った。
心身共に育ってからは高原家からの逃亡を何度も試みたものの、行く先々で両親の手が回っており、逆戻りする事ばかりであった。
父母が桃香を連れ戻すのは、名声に傷が付く事を防ぎたい、体の良いサンドバッグを逃したくないという思いからであった。
印象操作もあり、父母の同僚や捜査協力者には"言う事を聞かずに逃げ出す娘と苦労する両親"と認識されていた。

桃香が11歳になり数ヶ月程経ったある日。桃香は体調を崩していた。そんな状態など露知らず、両親は身体的虐待を続けた。
朦朧とする意識の中、桃香の身体を内側から食い破るが如く湧き出た衝動があった。……怒りだ。
――許せない。許せない。許せない。許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない。
身を焼く程の怒りが、桃香を異形の化物へと変貌(オーヴァードに覚醒)させた。そして桃香の身体から高圧電流と磁力が発せられた。
磁力によって桃香に磔にされてしまった両親は、至近距離で高圧電流を受け続けた為に発火し、最終的に灰と化した。
見ようによっては、悪人がファラリスの雄牛によって死刑を逢えさせられたようにも見える。
だが、膨大な磁力と高圧電流を放ち続けた桃香も無事では済まず、丸焦げの状態になってしまった。

その後、強力なレネゲイド反応を感知したUGN中枢評議員の大鷹直樹とUGNエージェントの道天時真琴によって保護された。
別任務の後処理や状況観察の為に、高原家の近くを通りかかっていたらしい。

UGN救護以降

UGNによる治療により一命を取り留めた桃香であったが、電流が蓄積する体質となってしまい、行動に支障をきたしていた。
電流により筋肉が刺激されてしまい、意図しない動きをしてしまったり、舌がもつれてしまったりする事が多々あった。
そんな状況に不満を抱く桃香の元に、真琴が訪ねてくる。真琴は桃香と話がしたいという。
一方桃香は期待など全くしておらず、好きにすればといった態度であった。……これが桃香の運命を変える事になるとは露知らず。

真琴は、義体等の開発や研究を行っている事、生を諦めない者に義体を提供している事、桃香にもチャンスがある事を話した。
血中に極小の機械(ナノマシン)を注入し、身体能力・回復能力向上を齎す技術があり、桃香さえよければこの術を施したいとの事だ。
ナノマシンは常時電力供給を要求する弱点があるが、桃香の体質と合わさればこの弱点を補いつつ、電流の蓄積も防ぐ事ができる。
また、身体的虐待で弱っていた桃香の身体をナノマシンでサポートする事も可能であり、まさしく一石二鳥であった。
得体の知れないナノマシンを取り込む事に少し怖さを覚えていたが、今のままよりはずっと良いと考えた桃香はこれを承諾した。

ナノマシン注入後

ナノマシンの注入により身体能力・回復能力が向上し、及び電流の蓄積に悩まされる事はなくなった桃香。
今までにない身体の軽さや調子の良さを味わった桃香は、真琴に対し何か恩返しができないかと尋ねた。
真琴は少し思案した後、自身の業務を手伝ってくれないかと話した。直樹の秘書役の補助である。

直樹はUGN中枢評議員だが、同時に支部長も兼任している。その秘書として真琴は直樹を支えている。
しかし、真琴にも義体の研究・開発・改修の業務がある為、手一杯になっていたのであった。
状況を聞いた桃香はこれを承諾した。そうして桃香は、直樹・真琴の下で手伝いを始めたのであった。
なお、桃香は身寄りがない状態であった為、直樹との共同生活を行う事となった。

なおこうして直樹の秘書役の補助の話が持ちかけられたのは、桃香の保護観察処分の為であった。
身体的虐待を受けていた理由こそあれ、桃香が両親を殺めた事には変わりはない為である。
少年院送致の年齢にも達していない為、保護先を探していたUGNであったが、直樹がその役目を引き受けた。

直樹の下に就いて以降

直樹の下で手伝いを始めてから数年。すっかり本来の明るさを取り戻した桃香は、直樹の下で実力を遺憾なく発揮していた。
真琴からの引き継ぎも上手く行き、真琴は義体の研究・開発・改修にほぼ専念できるようになった。

この付き合いを通じて直樹にとても懐いた桃香は、苗字を高原から大鷹へ変えている。
直樹も桃香の事を実の娘の如く大事にしており、忙しい中でも桃香と外出する日を設け、桃香に色々な体験をさせた。
血の繋がっていない二人だが、これらの経験を通じて家族同然の固い絆で結ばれている。

そうして直樹の補佐を務めていた桃香であったが、ある日その日常が崩れ去る出来事が起こる。
"ロードオブアビス"長瀬明によるクーデターだ。このクーデター鎮圧補助の為に直樹・真琴・桃香はFHと交戦した。
その際に直樹が重症を負ってしまい、中枢評議員としての活動を一時休止する事となった。
後任として、中枢評議員の役目を把握している桃香に白羽の矢が立った。直樹の為だと考えた桃香は、これを承諾した。

こうして桃香は中枢評議員の一員となった。K市支部長も兼任する事となり、忙しい日々を送っている。
また、自身の学力不足に危機感を抱いた桃香は、K市県立高校に通い始めた。直樹の治療費用もある為、私立入学は見送っている。
三つの仮面を持つ事となった桃香であるが、直樹の代理を立派に務めるため、ひたむきに奮闘している。

戦闘スペック

レイジングブレイドについて

二本のマチェーテから成る、巨大な鉄塊のような大剣。かなり鈍重で、質量による攻撃を主目的とする。
普段は分厚い大剣だが、電力供給が十分に行われるとマチェーテの刃が分かれ、さながら巨大な鋏のように扱う事もできる。

戦闘方法

赤紫色の雷を纏わせた大剣を振り回し、圧倒的質量による物理攻撃と感電による火傷や痺れを同時に成立させるスタイル。
大剣を巨大な鋏のように変形させた際には、刺突による攻撃や、両方の刃で対象を挟んで切断する攻撃を行うようになる。
また、大剣による斬撃を喰らった敵は球体状の雷が残り、暫くすると雷が十字に炸裂する。コードネームはここから取られている。

その他

台詞

先日起きたクーデターのせいでUGNはすっちゃかめっちゃか。
しかも内部の争いまで始まっちゃって……ホントくだらない。
"誰のせい"はどうでもいいの、"これからどうするか"が大事なのに。
ホント、お偉いさん達皆パパの爪の垢を煎じて飲んでほしいわね。
「そんな事は置いといて、今日も元気にお仕事お仕事～。えっ、限定ドリンク！？　……買わなきゃ！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　――"雷鳴十字"大鷹桃香、現在のUGNを憂いつつも平常運転

台詞サンプル

「あ、はじめましてかな？　大鷹桃香って言うの～！　桃香はね、ここの支部長なんだよー！　よろしくね～！」
――初配属になったエージェントに対し。テンションはとても高い。

「進化の為の犠牲？　へ〜つまんない事言うんだね」
「そういう事言う人って、何も考えてなくて、自分に都合の良い言葉並べてるだけなんだよ？」
「あ、いい事思いついちゃった！　貴方を進化の為の犠牲にするね！　よーし、決まりー！」
「いつも言ってるんでしょ？　そしたらそれを体現しないと！　じゃ、斬るね〜」
――"犠牲"にされる事を知っている桃香。進化の為に多少の犠牲を許容するFHは相容れない存在だ。

「今日のおやつは～……ん？　え、期間限定！？」
「買うしか無いじゃないこんなの！　三つぐらい買っちゃえ～！」
――期間限定の菓子を見つけ、掴み取っていく桃香。桃香は期間限定という言葉に弱い。

「パパの写真が600枚～♪　被写体がパパだと、写真も一層映えるね～」
「今はパパ入院してるし、桃香も忙しいから無理だけど、またお出かけできる日が来ないかなぁ」
――大好きな直樹の写真を数えながらうっとりした表情を見せる桃香。
　　思い出はしっかりと残すタイプであるが、それはそれとして写真の枚数は多く、特に直樹単体で写っている写真が多い。

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