容姿・経歴・その他メモ

「彼」の人生は火から始まった。
生後しばらくして、自らの炎で火事を起こし、家が炎上。
半狂乱する両親だったが、焼け跡から見つかったのは傷一つない赤子である「彼」だった
元の両親はその後精神を病み、「彼」と向き合うことができなかった。
「彼」を炎城寺保高が院長を務める教会へと捨てたのは最後に欠片として残った愛情だったのかもしれない。
「彼」を見つけた保高は、時折火を放つ「彼」を見て、全てを悟り、「彼」を育てることにした。
灼熱のような火を内包する「彼」に保高は「灼（あらたか）」の名を贈った。

成長と共に力を使いこなすようになった灼であったが、その力は使うべきでない抑えるべきものであると自覚している。

しかし、身にかかる火の粉は払いのけなければならない。

地上げ屋のヤクザが教会に絡みにきたことがあった。
灼は彼を力でねじ伏せ、保高から指導を受ける。
「なるほど、力で解決するのはよくないことです」
「ならば直接話をすればいい」
灼は直接暴力団事務所へ乗り込み、“丁重なもてなし”を受ける。
その際、事務所にたまたま居合わせた御剣祥耶と邂逅し、休戦協定を結ぶことになった。

人の口に戸は立てられない。
その後、灼の噂を聞きつけたUGNから話が来て以来、UGNエージェントと神父の二足の草鞋を履く生活を送っている。
UGNから与えられたコードネームは「葬送火」
何度か任務で遭遇した黒須左京の鮮烈な生きざまに共感している。


いろいろなことがあった数年後、保高は亡くなる。

あくる日彼は目覚めると白い部屋にいた。
扉だけがある奇妙な空間。

探索の末、彼は悍ましい化け物や、妙に人を舐め腐った態度の神格と出会い、様々な話をした。
異形との邂逅は今でも夢に見る。
最後保高の幻影に導かれ、彼はその空間から脱出する。
最後に見たのは全てを燃やす原初の炎…

あれは夢だったのか、それとも？
腕に宿る炎を見つめても、ただ時が進むだけだ。

ルーツ：クトゥグア

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