容姿・経歴・その他メモ

両親が資産家としてオーヴァード研究に支援していたことから、オーヴァードやUGNに縁を持った青年。
もともと大学で研究していた機械系の技術を活かせると思い、UGNに就職。
その後は一般職員としていわゆる技術畑で研究を続けていた。
研究の内容は主にオーヴァードと機械技術の融合。
人為的にオーヴァードを生み出す、管理することができるかにも着目していた。

その過程で、サイボーグをオーヴァードに覚醒させる機械化兵の研究にも着手。
「ブラッグドッグ適合者であれば機械化兵となるのも可能では」といった論説が出ていた。

そんな折、突如として支部が狩猟者伊庭宗一によって襲撃を受ける。
彼の目的や思惑は定かではない。仕事の一環だったのかもしれない。
なんにせよ結果として支部は壊滅し両親は死亡、同僚や上司も失い、自身も死の淵へと瀕した。

しかし、次に目覚めたとき目の前に広がっていたのは研究施設の光景。
ガラス越しに説明をしてくる白衣の者たちは、聞けば自身が行っていた研究の後継だという。

実際に人間を機械化兵として復活させ、レネゲイド呼応プログラムによって目覚めさせることで
オーヴァードとして覚醒させることに成功したのだ。
しかし、自身に降りかかった悲劇と同時に与えられた力に日嗣は感情を暴走させ、あわや大惨事の事態を引き起こした。

戦闘力としては申し分ない実力だが、あくまで『試作機』。
運用はまだ危険と判断され、レネゲイド事件とは縁の遠い神輿島へと送られることになる。

心の底にはいまだ襲撃者である伊庭宗一への殺意が渦巻いているが、目の前に与えられた仕事や新たな自分の居場所にはそれなりに満足しており、守りたい対象として認識している。

特に、まだ若い者たちに対して、自分と同じような喪失感や絶望を与えることは避けたい事態だ。
日々の業務を平和にこなしながら、時折自分の身体を自分でメンテナンスしレポートを送る。
そんな毎日を、神輿島で穏やかに過ごし続けている。


戦闘スタイル
自身が痛みに鈍いため、接近に躊躇はない。
ブラッグドッグの能力を生かして攻撃力を高めて、機械仕掛けの身体で殴り掛かるのが基本のスタイル。
まともに訓練を受けた期間が短いため、戦闘能力はあまり熟達していない。

コードネームの由来は人狼の「ライカン」から。
ブラッグドッグの能力と自身の名前を合わせた「雷棺」のほうは後から当てられた字。
発生した電磁場によって逆立つ髪と発露した激しい感情が、彼の姿に本能のまま暴れまわる人狼を重ねさせた。

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