容姿・経歴・その他メモ

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新進気鋭のノンフィクション作家。著作『失病と狂落』が第31回小学館ノンフィクション大賞を受賞するなど華々しい経歴を持つ天才作家である……と世間では言われている。

　20代半ばで警察を辞職し、刑事モノ作家を目指した男。それが本当の三ツ矢理夢である。
　作品は送るが賞の選考にも引っかからない実質無職を2年続けていた頃『眠っている間に勝手に文字が書かれている』という現象に遭遇するようになる。
　10年前に起きた未解決事件の真相。2日後に起きる事件の被害者の意識など、様々なものが原稿用紙に書かれるようになった。
それをそのまま提出しているうちに今の地位にたどり着いてしまった。というのが彼の真相だ。

　事象の発生から数年が経過し、高い名声を得るようになると、自分でも知らない『正体』がばれることを恐れて、表にも極力顔を出さないようになった。
　しかしそれが世間では、『世俗から離れ真相を見抜く天才ノンフィクションライター〉』ともてはやされる結果につながっている。

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