容姿・経歴・その他メモ

《人物》

病的なまでに人が良く大抵のことを「いいよ気にしないで」と笑いながら許してしまう。
常に生傷が絶えない。体の見えるところから絆創膏や包帯が消えた日がない。そのせいで頻繁に学校で教師から呼び出されているが、クラスメイトからの"虐め”や親近者からの”虐待”などではなく単純に運が悪いせい。
「今日道を歩いてたら車に轢かれた後に民家のベランダからプランターが落ちてきてさぁ」
などと、歩いてたら段差に躓いたくらいの感覚で他人に話し出して引かれる。


《能力と過去》

生まれながらにオルクスの能力に目覚めていた舞は両親の願いを自らの使命だと勘違いし、誰かの幸福のために周囲の因果律を捻じ曲げて自分に不幸を集中させ、自分が受ける幸せを他者に与え続けた。
しかし、人に降り注ぐ不幸に限りはなく。人一人が得られる幸福には限度がある。それを無視して因果律を捻じ曲げ続けた結果、舞の身近な人間が代償を支払うことになってしまった。

両親を不幸にも事故で亡くしてしまい、後見人の祖父母が持病の悪化で他界。次の引取人である父方の叔父が趣味の雪山登山を楽しんでいた最中、飢えた熊に襲われて救急搬送された時から、”呪われた娘”と呼ばれ始める。
誹謗は舞の心を蝕み、暴走一歩手前まで追い込んだ───が同い年のオーヴァードに助けられたのを機に、力の使い方を学び始める。


《オマケ》

”私たちにとっての祝福”

”この子の行末に多くの幸福がありますように”

”この子と縁を結んだ人々が笑顔になれますように”

両親からそう願われ、苗字と合わせてライスシャワーという言葉のもじりになるように付けられた……が父親が重度の競馬オタクであったことが後に発覚し、修羅場が発生した。

「ち、違うんだ！ 僕は競馬場に貯金してるだけで……！ 今回だって一着と二着はちゃんと当たったんだ！ 次こそは三着まで当てて家族でハワイに行こう！？ だから───」

「……アナタのお小遣いはこれから月々300円よ」

「それじゃあ三口しか賭けられ───「99円にされたいの？」ごめんなさい」

舞が競馬場に行くと娘を連れてきた舞父が有り金を全部溶かした人になり、親子の周りでレース観戦していた人間が奇跡的な大勝ちをする。

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