“鼠の王”四月一日 玲央
プレイヤー:暁烏てんぐ
しぶとく、図太く、狡賢く。
それが「鼠」の生き方なんだよ。
- 年齢
- 22
- 性別
- 男
- 星座
- 獅子座
- 身長
- 176
- 体重
- 54
- 血液型
- O型
- ワークス
- UGNエージェント
- カヴァー
- UGNエージェント
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- ソラリス
- オルクス
- HP最大値
- 24
- 常備化ポイント
- 14
- 財産ポイント
- 0
- 行動値
- 4
- 戦闘移動
- 9
- 全力移動
- 18
経験点
- 消費
- +4
- 未使用
- 0
ライフパス
| 出自 | エージェントの母、イリーガルの父。能力者の一家に生まれた俺がアカデミアに向かうのは必然だった。 | |
|---|---|---|
| 待ち望まれた子 | ||
| 経験 | ストライクハウンドα-1"デッドライン"の副隊長になったばかりの俺は、とある任務で"マスターグレイヴ"墓守清正と戦闘を行った。 | |
| 大失態 | ||
| 邂逅 | "マスターグレイヴ"との戦闘により、UGN本部内での俺の評価は地に落ち、俺の輝かしい出世街道は終わりを告げた。失意のどん底にいたある日、テレーズ・ブルムが俺に接触してきた。 | |
| 任意 | ||
| 覚醒 | 侵蝕値 | 母と父から平等に受け継いだこの力。使えば使うほど親は喜んだ。親の笑顔は、何にも代えがたい俺の幸福そのものだった。 |
| 探求 | 14 | |
| 衝動 | 侵蝕値 | 自惚れていた。才能があり能力の高い俺であれば、化け物に一泡吹かせるくらいできると思っていた。だが、現実はそんなに甘くなかった。 |
| 自傷 | 16 | |
| 侵蝕率基本値 | 30 | |
能力値
| 肉体 | 1 | 感覚 | 1 | 精神 | 2 | 社会 | 6 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シンドローム | 0+0 | シンドローム | 0+1 | シンドローム | 1+1 | シンドローム | 3+2 |
| ワークス | ワークス | ワークス | ワークス | 1 | |||
| 成長 | 1 | 成長 | 成長 | 成長 | |||
| その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
| 白兵 | 射撃 | RC | 1 | 交渉 | 4 | ||
| 回避 | 知覚 | 1 | 意志 | 調達 | 1 | ||
| 情報:UGN | 2 | ||||||
| 情報:噂話 | 1 |
ロイス
| 関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Dロイス | 愚者の黄金 | ― | 組み合わせたすべてのエフェクトのLV+1。使用時、HP-2D。シナリオ1回。 | ||||
| 墓守清正 | 尊敬 | / | 劣等感 | 墓守清正の持つ墓碑槍の傷痕に俺の賢者の石が過剰反応し、愚者の黄金へと変化した。 | |||
| テレーズ・ブルム | 尽力 | / | 不信感 | 遺産管理局の実行部隊、"ナイトフォール"のつなぎとして、俺をリーダーに抜擢した生意気な小娘。 | |||
| シナリオ | PC① | / | |||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
エフェクト
| 種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
| (LV)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
| ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
| 非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
| コンセントレイト:オルクス | 1 | メジャーアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 2 | ― | |
| クリティカル値を-LV(下限値7) | |||||||||
| 領域調整 | 1 | メジャーアクション リアクション | 〈交渉〉 | ― | ― | ― | 2 | ― | |
| ダイス+LV個。 | |||||||||
| 要の陣形 | 1 | メジャーアクション | シンドローム | ― | 3体 | ― | 3 | ― | |
| 攻撃対象を3体に変更。シナリオLV回。 | |||||||||
| 塞がれた世界(HR:82) | 1 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | ― | ― | 3 | ― | |
| 攻撃力+[LVx3]。単体不可。 | |||||||||
| 絶対の恐怖 | 1 | メジャーアクション | 〈交渉〉 | 対決 | ― | 視界 | 3 | ― | |
| [攻撃力:+LV]の射撃攻撃。装甲無視。 | |||||||||
| オーバードーズ | 1 | メジャーアクション リアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 4 | 100% | |
| 組み合わせたエフェクトのLV+2。シナリオLV回。 | |||||||||
| 妖精の手 | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 4 | ― | |
| 対象のダイス目を10にする。シナリオLV回。 | |||||||||
| 地獄耳 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 領域を拡大し、その中で起きている出来事をすべて見聞きするエフェクト。<RC>判定可。 | |||||||||
| 声無き声 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | シーン(選択) | 視界 | ― | ― | |
| 幻覚伝達物質を媒介にして、自らの思念を離れた場所にいる誰かに伝えるエフェクト。相手の考えていることも、相手が心を開いてくれたなら聞くことができる。<RC>判定可。 | |||||||||
| 仕組まれた幸運 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 領域内の様々なものに因子を仕込むことでごく限定的な内容の幸運を引き寄せることができるエフェクト。当たりくじを狙って引いたりコインの表を連続で出したりする。複数の人間にかかわる事柄には適用されない。 | |||||||||
コンボ
"壁に耳あり"
- 組み合わせ
- 《地獄耳》 + 《声無き声》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- シーン(選択)
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- -
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
フレーバー。
領域内の鼠をすべて掌握し、情報伝達の中継地点にする。
掌握した鼠の見えるもの、聞こえるものをすべて把握し、鼠から目標に対しコミュニケーションを図ることが可能。
──"民衆"が、そいつを聞き流すとでも思ったか?
窮鼠の行進
- 組み合わせ
- 《CR:オルクス》 + 《要の陣形》 + 《領域調整》 + 《塞がれた世界》 + 《絶対の恐怖》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 交渉
- 難易度
- 対決
- 対象
- 3体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 13
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 6+2
- 9
- 4+2
- 4
- 100%以上
- 6+3
- 8
- 4+2
- 8
- 6+2
装甲無視。
多数の鼠を使役し、対象へ攻撃させる。
一匹一匹の戦闘力は赤子に劣るが、それが群れであるなら?
──結局、戦いはなァ..."数"なンだよ。
窮鼠の叛逆
- 組み合わせ
- 《CR:オルクス》 + 《要の陣形》 + 《領域調整》 + 《塞がれた世界》 + 《絶対の恐怖》 + 《オーバードーズ》 ( + 《愚者の黄金》)
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 交渉
- 難易度
- 対決
- 対象
- 3体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 16
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%以上
- 6+4
- 7
- 4+2
- 16
- 愚者の黄金
- 6+5
- 7
- 4+2
- 20
- 6+4
装甲無視。
《愚者の黄金》使用時、HP-2D。
床から、壁から、天井から、さらに多数の鼠を使役し、対象へ攻撃させる。
その牙はあらゆる病原菌を持ち、掠るだけで感染し体を蝕む。
それが幾千万も襲ってきたとしたら?
──てめェらの策も! 努力も! "数"の前にゃあ無力なンだよ!!
籠の中の鼠
- 組み合わせ
- 《妖精の手》
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 4
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
対象のダイス目を10にする。
どこからともなく現れた鼠たちが対象を支援する。
その一匹一匹が意志を持ち、どんな隙間からでも侵入できるとしたら?
──鼠ども! 手伝ってやンな!
| 防具 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 行動 | ドッジ | 装甲値 | 解説 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 強化ビジネススーツ | 14 | 3 | 【社会】判定+2。 |
| 一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| 学園帰り | 5 | エンブレム/その他 | 【社会】 | 能力値を一つ選択する(【社会】) 選択した能力値を使用したあらゆる判定ダイス+1。 |
経験点計算
| 能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用| 10
| 8
| 111
| 5
| 0
| 134
| 0/134
| |
|---|
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
底辺に堕ちた鼠
"学園主席卒業"。
それが俺のアイデンティティだった。
能力者の一家に生まれ、運よく賢者の石を身に宿し、素質、環境のどちらも恵まれていた。
両親からの指導、アカデミアでの指導、レネゲイドの秘宝。
力を使えば使うほど、両親は喜び、UGN職員は驚き、一般生徒からは尊敬された。
その尊敬のまなざしに報いるように、俺は学園を首席で卒業し、ストライクハウンド予備部隊を成績トップで修了。異例の若さで花形機動部隊"デッドライン"の副隊長にまで昇格した。
「俺はこの世界の主人公なんだ」と、謙遜するまでもなく、当然のごとくそう思っていた。
"マスターグレイヴ"...化け物と出会うまでは。
そいつとの戦闘は一瞬の出来事だった。
目の前で小隊長の胸が貫かれ、カビ臭い石畳へと倒れ伏す。
俺は同僚たちに撤退を促し、"マスターグレイヴ"を足止めにかかった。
「ここは俺に任せろ」なんて、かっこつけながら。
胸の中の強烈な違和感とともに、俺は"ホワイトハンド"の施設で目を覚ました。
心臓の位置に手を当てる。俺の賢者の石があった場所。そして墓碑槍に貫かれた場所。
本部の医療施設だったためか、高度な治療を受け傷跡はきれいさっぱりなくなっている。しかし、得体のしれない虚無感が胸の内にあった。
「"来い"。」
俺の異能、"動植物を操る力"を使い、窓の外の木の枝に小鳥を呼ぶ。
大丈夫だ。問題ない。明日からまたいつもと同じ日常が始まる。
半ば祈りながら、不安に蓋をするようにその時を待った。
────誰も来ない。
訪れたのは、静寂だった。
囀りさえ、羽音すら聞こえない。
医者によれば、"マスターグレイヴ"の攻撃を喰らった際、賢者の石が心臓を護るような防衛反応を示すも、墓碑槍によって刻まれた墓碑銘の影響で大部分を破損したらしい。
目の前が、真っ暗になった。
どこで間違えた?
何が良くなかった?
俺が自信だと思っていたものは自惚れだったのか?
空っぽになった心臓を、愚者の黄金と化した心臓を、あるはずのないものを、
俺は胸に抱えたまま、清潔なシーツに身体を倒した。
窓枠を這いまわる、ドブネズミを横目に。
"鼠の王"四月一日 玲央
────UGN医療班"ホワイトハンド"の医療施設にて
リレーションデータ
- 所属
- UGN本部エージェント
- 誕生日
- 8/8
- 好きなもの
- 賞賛、Rメン、両親、アカデミア時代の同級生、うぬぼれているやつ
- 嫌いなもの
- 非難・叱責、辛い料理、虫、ネズミ
- 得意なもの
- 動植物との会話、学校のテスト
- 苦手なもの
- 現状を伝えたときの、アカデミア時代の同級生の目線、世間体
人物紹介
"百獣"から、"鼠"へ。
アカデミアを首席で卒業し、UGN本部エージェントとして配属が決定され、華々しい出世街道を邁進するはずだった。
順調にキャリアを詰んでいたある日、運悪く"マスターグレイヴ"墓守清正と会敵。仲間を護るため、同僚の静止を振りきり戦闘を仕掛けるも、あっけなく敗北。賢者の石は戦闘による酷使と墓碑槍によって刻まれた墓碑銘の影響で過剰な防衛反応が働き、ガラスが割れるような音とともに変容。愚者の黄金へと変化した。
言葉に特別な力を付与できる能力を持ち、賢者の石を介してあらゆる動植物を意のままに操っていた。
愚者の黄金に変化してからは力が弱まり、鼠しか操れなくなってしまった。
UGN本部に提出された履歴書
- 誕生
- エージェントの母、イリーガルの父を持ち、能力者一家の長男として生まれる。
- 幼少期
- 検査の結果、オルクス、ソラリスのクロスブリードであること、"賢者の石"を宿していることが判明。
周囲の理解もあり、幼いころから能力の扱いの指導を受ける。 - アカデミア時代
- 6歳時、親元を離れ学園島"オーヴァードアカデミア"に初等部で入学。中等部、高等部と上位の成績を維持。体育祭では全校トーナメントに出場し優勝。
Rファイトの"リーグ5"では主将を任され、のちに"伝説の世代"と呼ばれる。 - 本部雇用
- アカデミアでの成績、そして体育祭での活躍により、本部エージェントとして雇用。コードネームは学生時代のまま、"百獣総統"を継続。動植物を扱った探索、探知、敵の拘束、広範囲の制圧など戦闘に特化していたため、第27期ストライクハウンド予備部隊に訓練生として配属。
- 任務
- …任務詳細…
- 部隊員昇格
- 2年の訓練期間を経て首席で修了。特に制圧能力の高さがが顕著だったため、
ストライクハウンドα-1 通称"デッドライン"に配属。 - 任務
- …任務詳細…
- File-No.23
- FHチルドレン養成施設襲撃作戦/結果:成功
先行部隊の失態により籠城戦となった。山岳地帯のため攻略は困難を極めるも、周辺の生物を操作して包囲網を敷き持久戦に持ち込む作戦を立案。
空からは鷹が、陸上は鹿などあまたの生物が、地下は探査系能力者により地下通路を探知させ、木の根を伸ばすことで封鎖。
これにより、施設から命令を受け出撃させられた、または脱走したFHチルドレンをすべて確保。チルドレンたちの証言から隔離施設の場所を特定し全チルドレンを確保。
陸、空、地下を封鎖されたFH施設は降伏し無血開城となった。
上記の功績を認め、敵味方全員の人命を救った英雄的行動を評価し表彰。同時に"デッドライン"の副隊長に任命される。 - File-No.24
- FHによって制圧されたUGN管轄内の遺跡"イカロスの墓標"奪還任務/結果:成功
敵組織の幹部"マスター[検閲済み]"の無力化、遺産"蜜蠟の翼"の鎮静化に成功。
"マスターグレイヴ"墓守清正と遭遇。攻撃を受け、小隊長[検閲済み]が殉職。"百獣総統"が応戦するも、心臓を貫かれ重傷。各隊の尽力により"マスターグレイヴ"は撤退。
作戦が終了し、駆けつけた"ホワイトハンド"により回収。瓦礫の中から多数の鼠によって運ばれてきたとの報告あり。 - 後遺症
- 術後2週間の昏睡状態を経て回復。命に別状はないものの、墓碑槍が心臓を貫いた際に賢者の石が破損し性質が変容。能力で操れる対象が動植物全般から鼠のみとなり、出力を上げるごとに身体の負荷が倍増するようになった。
- 現在
- 3ヵ月のリハビリの末、脳内物質を操り痛みを軽減させることで能力の使用に耐える方法を会得。また鼠のみが能力の対象になったため、オルクスとソラリスの能力解釈が拡大し鼠を通して物事を見聞きすることが可能に。
以上から、鼠を使った広範囲での情報収集、潜入工作、制圧、そして"遺産"に対し鼠を介することでリスクなく接触することが可能なため、遺産管理局へ転属となる。
また転属の折、コードネームを"鼠の王"に変更。 - 今後の動向
- 遺産管理局の実行部隊"ナイトフォール"が強羅瑠璃を残して陥落。時を同じくして、"ナルキッソスの水面"をはじめとした遺跡群が世界中に現れたため、急造の実行部隊"ポラリス"を編成することとなった。索敵、伝達、探査能力に優れ、"遺産"に対する造詣も深くストライクハウンドでの作戦行動の経験もあるため、同部隊の隊長に"鼠の王"を任命。
「『堕ちた天才』彼は自身をそう呼ばせているのでしょう。しかし、彼の目の奥にはまだ闘志が宿っています。まるで今にも猫を噛みつくような、追い詰められた鼠のように。」
──────テレーズ・ブルム
シンドローム
オルクス、ソラリスのクロスブリード
オルクスの「動物と心を通わせる力」、ソラリスの「脳内物質を司る力」が融合した、「自分の発した声を聴いた動植物を従わせる」能力を持つ。
"賢者の石"により出力は増幅され、半径10km圏内すべての動植物を同時に操ることが可能だった。
"愚者の黄金"に変化してからは鼠以外操れなくなってしまったが、能力の解釈を拡大し、鼠を介して情報伝達することが可能になった。
ロックされたテキストファイル
管理者権限パスワードを入力してください。
オリジン:サイバー式防衛プロトコルを実行...
生存を確認。ようこそ。"リヴァイアサン"様。
"リヴァイアサン"のメモ
["マスターグレイヴ"遭遇以前]
同じソラリスとして、彼は注意する必要あり。
彼はオルクスの「動物と心を通わせる力」を使用していると報告されているが、事実と異なっている可能性。
実際は「領域内の事象を操作する」能力に分類されるのでは?
・自分の発した声を聴いた動植物を従わせる
・半径10km圏内すべての動植物を同時に操る
→ハヌマーンの能力なしに、自分の発した声を10km先まで届けることができるか?
①彼に対する周囲からの異様な評価の高さ
②ソラリスシンドロームを持つ者と持たない者での彼に対する評価の違い
③卒業生代表スピーチの際に起きた不自然なレネゲイド反応と"仮面の生徒たち"による襲撃事件
「領域内の事象を自分の発言の通りに都合よく改変する」能力がある?
意図的? 無意識?
あたかも人間以外の生物を操る能力であると周囲に示していた点について今後観察が必要
我々も"操る対象"?
["マスターグレイヴ"遭遇以後]
愚者の黄金に変容してからは操れる対象が鼠のみとなる 人間への影響は見られない
→今後被害は増えない OK
やはり"賢者の石"の能力増強の影響だったか
しかしすでに影響下だった人間はそのまま
→脳内物質に作用するから? = 脳内物質の発生までが能力 = 脳内物質そのものはレネゲイドの影響を受けていない
→影響下の人間からの評価は覆せない 対象者の洗い出しが必要
ストライクハウンドから外せたのは好都合 あのまま発言権を持ち始めたら危なかった
→異動先は? 本部と本人の面目のため近い組織が望ましい
→遺産管理局へ異動 テレーズ・ブルムに忠告する必要あり すでに影響下 慎重に報告する必要あり
リハビリにより回復と成長の兆し → 挫折からの再起 = 精神的に大きな成長 = 新しい能力の発現の可能性
→想定通り新規能力を獲得 鼠を介して情報を取得、伝達することが可能に 《オーバードーズ》も習得
遺産管理局であれば彼を監視しながら隔離可能 新規能力と遺産の管理の親和性も高い
→遺産管理局への異動をテレーズ・ブルムに推薦 [快諾]
ナイトフォールが陥落 メンバーのリスト化が急務 すでに配属済み 遅かった
→"賢者の石"を持つエージェントの配置に成功 彼を抑えるために一役買ってくれるか
Dロイス
愚者の黄金
"マスターグレイヴ"墓守清正の攻撃を受けた際、"賢者の石"が心臓を護るような防衛反応を示すも、傷口に残った墓碑銘によって性質が変容。本来"賢者の石"を介してあらゆる生物を操ることができたが、以後操ることができる対象は鼠のみとなり、能力を強く行使するほど、心臓を貫かれるような激痛が走るようになった。
コードネーム
鼠の王
彼は"百獣総統"のコードネームを捨てると言った。
無理もないわ。力の源だった"賢者の石"が破壊され、彼の言葉に耳を貸す動植物はほとんどいなくなったもの。
アカデミア主席卒業、第27期ストライクハウンド予備部隊成績首位、そして異例の若さでα-1"デッドライン"の副隊長へ任命。
順調にキャリアを重ねれば、いずれ作戦本部長、ひいては我々中央評議会への参入も夢ではなかったでしょう。
しかし、その華々しい出世街道は"マスターグレイヴ"墓守清正によって絶たれた。皮肉なことに、墓に銘す碑という名の槍、"墓碑槍"によって。
でも、彼は続けてこう言った。「まだ俺の声を聴いてくれるヤツがいる」と。
あらゆる生物に見捨てられ、どん底に落ちたとしても、...いや、どん底だからこそまだ彼の言葉に耳を傾ける生物がいたと。
そう。彼の新しいコードネーム、それは───
──────テレーズ・ブルム
百獣総統
[■■■■/■■/■■ 以前のバージョン]
───対する赤のコーナー!
その一言に万の獣は服従し、
その言葉に億の草木は首を垂れる!
生きとし生けるものよ! 誰が為の命か、己の"本能"に問いただせ!
"百獣総統" 四月一日 玲央!! "王様"のご登場だァァァァァ‼‼
──────アカデミア体育祭にて 司会者による選手紹介
他者からの人物評
テレーズ・ブルム
成績優秀、頭脳明晰、文武両道。まさに"理想のエージェント"を体現したような人ね。ちょっと言葉遣いと気性が気になるけど...。
本人の素質と環境に恵まれ、明るい未来が約束されていたようだけど、"賢者の石"を破壊された影響で精神が弱ってしまっているみたい。彼の実力と魅力は、"賢者の石"だけがすべてではないのにね...。
"マスターグレイヴ"墓守清正
...あー...誰だ?
グレゴリー・ミンスター
アイツは強い。何より向上心がある。第27期生の教官は私が務めたが、訓練生たちのギラギラした目つきの中、アイツだけは穏やかな雰囲気を纏っていた。異様だろう? 生きるか死ぬかの戦いに身を投じようとしている者が、必死とは対極の、まるで"行って帰ってくるだけ"とでも言いたげな表情をしていたのだ。そういうヤツは総じてすぐに音を上げるものだが、奴は違った。あの表情はこれまで自らが積み上げてきた自信からなる余裕だったのだ。
"マスターグレイヴ"との戦闘は熾烈を極める戦いだったと聞いている。その結果、自らのアイデンティティだった"賢者の石"が破損したのも聞いている。今は辛いだろうが、アイツはいつか必ず再起すると信じている。
関口香西
彼の学生時代は、それはまさに漫画のようでした。初等部から頭角を現し、中等部にして上級生を圧倒。高等部になってからはもはや生ける伝説扱い。彼の周りには常に人だかりができ、彼の一声があればどんな騒乱もたちどころに静まる。そんなオーラのある人でした。
彼は今、彼の人生で最も苦しい状況にあると思います。自分を支えていた大きな支柱を失ったのですから、その影響は計り知れません。強い劣等感を引きずっていることでしょう。今まで頑張ってきた分、ゆっくり休んでいただきたいものです。
物語
墓と墓守と蜜蠟の翼
"イカロスの墓標"
自由を求め、蜜蝋を固めて作った翼で空を目指した男が、太陽の熱に翼を溶かされ地に墜ちたとされる墳墓。
その最深部。天井の大穴から太陽に照らされ、カビ臭い石畳のクレーターに倒れ伏す敵幹部の遺体を、俺は少隊長とともに見下ろしていた。
「こちらα-1。情報班へ通達。"マスター■■■"の死亡と"蜜蠟の翼"の無力化を確認。これより帰投する。オーバー。」
少隊長はトランシーバーを口に当て、冷静に状況報告をする。その声色には、少々の安堵と大きな疲れが見える。
当然だ。相手はFHの実力者、"マスター"持ちだったのだから。
そのうえ、最深部まで追い詰められてからは"蜜蠟の翼"を起動してしぶとく逃げ回り、目で追うのでさえ一苦労だった。
「さすがだ"百獣総統"。猛禽類を使ってヤツを高高度まで連れ去り、翼を凍結させて墜落させるとは。」
「いえ、少隊長こそ、あの速度で飛び回るこいつを一発で狙撃する手腕、見事でした。」
「少隊長!副隊長!ご無事で!」
後方の通路からあわただしく部隊員たちがなだれ込んでくる。
ストライクハウンドα-1 通称"デッドライン" UGN日本支部が誇る精鋭中の精鋭。
屈強な肉体に頑強な装備を搭載し、全身を武器と化した兵士たちは、その強靭な見た目に反し心配を孕んだ言葉を投げかける。
「お前たちも無事だったか。何よりだ。」暗視スコープを外し、目元を露出させる。特殊部隊に似つかわしくない優しい眼差しが隊員たちを捉えた。
束の間、すぐに鋭い眼光となり、踵を揃え背筋を伸ばす。
「ストライクハウンドα-1! FH幹部"マスター■■■"の死亡、並びに遺産"蜜蠟の翼"の無力化を確認! 現時点をもって"イカロスの墓標"奪還作戦を完了とする! 総員帰投の準備をせよ!」
作戦完了。
その言葉は俺たちに全身の力が抜けるほどの安堵をもたらし、続く言葉で応答するために身を引き締めさせる。
「了解!」
清廉な墓標に、隊員たちの歓声ともいえる力強い号令が響き渡った。
しばらくして最後の隊員が部屋を退出し、少隊長と二人きりになる。最後尾を務めるのは俺たちの役割だ。
彼女のほうを見やると、物言わぬ遺体となった"マスター■■■"に向かい、背中を丸め手を合わせていた。
俺たちの命を奪おうとした敵幹部にさえ、手を合わせるのか。さすがだな。その精神、今後も見習っていこう。
「少隊長。行きましょう。」
そう、言いかけた。
天空を切り裂き、純白の大槍が少隊長の胸を貫いた。
ヘルメットが割れ、つややかな長髪が背中に舞い落ちる。
合わせた手は力なくだらんと垂れ下がる。
絶命。一目でそう確信した。
「死者を想うヤツは嫌いじゃねェ。」
軽い着地音とともに、若い少年の声が聞こえる。
凶暴な瞳。長身。無愛想な表情。袖から延びる腕は無数に組み合わさった骨の図柄の刺青で覆われている。
"マスターグレイヴ"墓守清正。作戦本部から超要注意人物として指定されているFHの荒事屋だ。
「だが。こっちの大将の命ァ獲られちゃあ、タダで帰れねぇンでな。」
槍を引き抜き、血を払う。深紅の鮮血が石畳を赤く染め、少隊長は力なく横たわった。
赤い液体がゆっくりと輪を広げていく。彼女はピクリとも動かない。
死んだ。
小隊長が。
強くて、厳しくて、頼りになって、髪がきれいで、目元が優しくて、これからもいろんな任務を共にするはずの、小隊長が。
死んだ。
視野が狭まる。心臓が肋骨を殴りつける。呼吸の仕方がわからない。認めたくない。息が─────
瞬間、精神安定剤を脳内で爆発させる。
舐めるな。俺はソラリスだ。
視野が広がる。心拍が収まる。深呼吸をする。
平静を取り戻し、"百獣総統"は冷静に仇敵を見据えた。
「"上"からは『大将首獲って来い』としか言われてねぇ。不要な殺生も趣味じゃねえ。お前がここで尻尾巻いて逃げンのも自由。だがもし、此処で俺と殺り合おうってンなら...」
"マスターグレイヴ"は槍を持ち換え、切っ先を突きつける。
「いいぜ。死にたきゃかかって来い。」
メタデータ
キャラクターのテーマ
RP面:『堕ちた天才』『再起するための奮闘』『マイナスをゼロに戻す』をしたい!
戦闘面:クライマックス戦闘特化の範囲攻撃型。《妖精の手》でサポートも可能。
このキャラクターでやりたいこと
①出世街道へ舞い戻る
②百の獣を操り主人公のような気持ちで人生を謳歌していたが、自分を上回る強者によって自信を粉微塵にされ、今は自分と同じ底辺の生物、鼠しか操れないことに対し諦めと自虐、それでも生き抜いてやると足掻くロープレ
③"マスターグレイヴ"という圧倒的強者に打ち負かされたという経験、そして"領域内の事象を都合よく改変する"能力を秘めているという点から、「鼠を操るのではなく、自分の力で鼠を模した生物を発生させた」ことを自覚したときの状況によって進化の分岐をしたい。
[攻撃力を上げる場合]発生させた鼠を集約、圧縮し、武器を形作る。形状はもちろん、自らの脳裏に焼き付く「絶体的強者の象徴」、漆黒の槍"鎮魂槍レクイエム"を形作る。
[サポート能力を上げる場合]自らの肉体をソラリスの力で鼠へと変換し、対象の欠損部位にあてがい自身と一体化することで、誰かが死ぬという事象すら都合よく改変する"裸の王様の遺言"(ラストファクトリー)を発現する
とか
解説
・無意識にソラリスのイージーエフェクト"竹馬の友"と一般イージーエフェクトの"超越的能力"をオルクスの"領域"の範囲で使い、周囲から高い評価を得ていた。しかしソラリスシンドローム持ちは脳内物質の生成を自分でコントロールできるためこれを防御できた。そのためソラリス持ちの霧谷雄吾とそれ以外では評価が違う。
・墓守清正との戦闘でエピタフを喰らい、リレーションDロイス"槍の刻印"が"賢者の石"と反発しどちらも機能停止という状態。四月一日は敗北慣れしていなかったために覚悟が足りず、強者を前にして"自分の地位を脅かされたくない"と強く願った結果、"賢者の石"がそれに呼応して"槍の刻印"に拒絶反応を示した。ここで"自分の地位を捨てでも勝ちたい"と思ったのならばもしかしたら共存してたかも。またこれによってイージーエフェクト"竹馬の友""超越的能力"が失われた。
・四月一日の本来の能力は「自分の発言の通りに領域内の事象を都合よく改変する」能力。無機物にはオルクスが干渉し、生物にはソラリスが干渉する。
「友達が欲しい」という呟きから動植物を使役し始めたのが最初。そこから「自分は動物を操る能力があるんだ」という一言から自身の能力が強化。「俺は天才だ!」「もっと俺を見ろ!」「すごい力を持ってるから見てて!」という発言から周囲の人間は四月一日を高く評価し、卒業生スピーチでの「もしこの場に仮面の生徒という我々の青春を脅かす存在が現れたとしても、私たちは負けません。なぜなら、この学園での生活を通して学んだ"人と人とのつながり"。それが私たちを、能力者を、人類を! 誰にも負けない強固な存在にするからです!」という発言から潜伏していた仮面の生徒が一斉に襲い掛かった。
ちなみに能力を発動するには本心からの言葉でなければならず、意志力に応じて出力が変化する。
"賢者の石"があったころは意志力が低くても力を行使できたが、"愚者の黄金"になってからはソラリス側の能力が弱まり生物を操ることが困難になったため周りからの評価は正当なものになり動植物を使った攻撃はできなくなった。"鼠"はオルクスの能力で忠実に再現した鼠。だからネズミではなく"鼠"。本人は本当に鼠を操っていると思っている。
・シンプルに運がいい
履歴
◆成長案
・完全なる世界
ダイス+[LV+1]、攻撃力+[LVx3]、100%制限
シンプル火力増強。
・絶対の恐怖LV5 + 神の御言葉LV1
係数5
・破滅の言霊
バステ付与
・ラストファクトリー
戦闘不能回復
鎮魂槍とかなら墓碑槍のアンサーになって面白そう
遺言なんかも対比になってよさそう
セッション履歴
| No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
|---|---|---|---|---|---|
| フルスクラッチ作成 | 4 |