容姿・経歴・その他メモ

生贄として捧げられる筈だったヒツジが、今まで人間に生贄として捧げられてきた多くの動物の魂を取り込んだレネゲイドウィルスと融合し、レネゲイドビーイングとして覚醒した存在。
ヨーロッパの片田舎が、一晩の間に巨大な蹄に蹂躙され壊滅した事件の捜査の際、UGNの調査によって発見、保護された。
生贄の魂の中には人間も少なからず混じっているからか、覚醒直後からそこそこの一般常識といくつかの国の言語知識を持ち合わせていた。
UGNに保護されたものの、生贄にされた記憶がある為か人間の組織に従事する事に若干の抵抗感があり、UGNに相談した結果イリーガルと似た形で普段は自由にさせてもらっている。
実際の所、村壊滅事件の調査結果としてこのレネゲイドビーイングがストレスによって暴走した場合の被害と、基本的に友好的で知性のある人外を多少野放しにしておく危険性を天秤にかけた結果の待遇なのであるが、本人は「話の分かるヒト達なんですね」とほんのり安心している。
継続的な監視自体が彼にストレスを与える為、UGNは現状彼の生活の平穏を祈りながら定期的に自宅を訪問する程度の干渉に留めている。

外見はヒツジに非常に近い。
様々なものが混ざっているせいかシンドロームの制御が甘く、ヒューマンズネイバーによる擬態の精度が低い。頭部には捻じれた角が生えており、瞳孔は横に細長く、膝から下にいたってはほぼヒツジだ。ズボンと靴でどうにか誤魔化しているものの、全く足に合っていない為歩くとかなり鈍臭い。
うっかり一般人にバレそうになると軽率にワーディングを行う為、彼の住んでいる地域のUGN支部はちょっと手を焼いている。

髪の毛が凄いふわふわでもふもふ。迂闊に触ると手触りに心を奪われ暫くもふもふする以外何も出来なくなる。

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