容姿・経歴・その他メモ

「死の淵から戻っても、やることは変わらんな。」

【概要】
　元UGN・ロンドン支部のトップエージェント。
　外見は金髪碧眼の美中年男性。だが、正体は多くの死体で構成されたゾンビである。死後に変化したエグザイル能力で生前の姿を模している。肉体的機能がほとんど死んでいる為、年老いることもなく、食事や睡眠の必要はなくなった。死臭を隠すために香水をつけている。
　貴族出身ということもあり立ち振る舞いは冷静だが、プライドが高く他者を見下す傾向があり、皮肉や嫌味が多い。だが、非オーヴァードを守らなければならないというノブレスオブリージュの精神を持ち合わせており、事件が起こると進んで解決する気概がある。また、一度心を許した相手には結構甘い。

【能力】
　《ワーディング》は発動したとき、彼は人の姿を保てなくなる。
　目は濁り、頬はこけ、身体からは最初に融合した死体や、屍人として葬った無数のジャームの死体が溢れ出す。
　矜持か、彼はそれを衣服のように纏い、攻撃や壁として利用する。

履歴

【来歴】
　中世からイギリスを中心にヨーロッパを守護し、遺産を管理してきた古い家柄の出身。
　家系は遺伝的にオーヴァード発現者が多いが、発現しない者は一般人として育てられた。
　ヴィンセントもレネゲイドとは関係のない世界で生きていたが、17歳の時、妹が不慮の事故で死亡してしまう。
　妹への悔悟の思いか、彼はその日からゆっくりと「才能」を開花させていった。

　彼が徹底して教育されたのは「レネゲイドそのものの制御能力」だった。
　レネゲイドそのものを認識し、最小と最大をコントロールする。
　長年の修行の甲斐もあり、彼は長年、前線で戦い続けるエージェントとなった。
　しかし、日本某所で起きた事件。
　それに巻き込まれた一般人の救出で、彼は死亡した。
　UGNは彼を埋葬し、ロンドンの地に葬った。

　それから数年後、『ヴィンセント=レストレンジ』の墓の下からひとつの手が現れる。
　それは死者の手。のちに「デッドマン」と呼ばれる＜屍人＞の姿だった。

▼復活して間もない頃～3年前
　復活したのはヴィンセントだけでなく、他の死体もゾンビとして復活。集団的なエグザイルの能力により身体も意識も融合した状態で復活してしまっていた。復活してしばらくは、常にレネゲイドか、あるいは他者に意識を奪われそうになっていた。
身体が幾分か保てるようになり、〈光塵の魔獣〉を捜しに来日。しかし、レネゲイドの暴走でジャーム化しかけたところを「深白」という少女に助けられる。
　亡くなった妹の面影を少女に見ながら、交流を深め、徐々にレネゲイドは安定していった。

▼アルケミスト・レガシー
　8年前、ブリリアンス・アース事件で自身を殺害した〈光塵の魔獣〉を追い、世界各地を巡っていた。そして、馴染みの情報屋から極東のリゾート地「エルドラード」で魔獣の噂を聞きつける。
　そこでFHセル「サンクティ」によるレネゲイドテロが発生。事件に関わる中、「サンクティ」が〈光塵の魔獣〉に関わっていることを知る。
　調査を進めていく中、〈光塵の魔獣〉の正体を知ったヴィンセントは魔獣を葬るか否かを葛藤するも、惨劇を繰り返さない・奇跡を起こすことを選択した仲間をサポートすることを決意。〈光塵の魔獣〉を顕現しようとする「サンクティ」を倒し、魔獣の核である「エリクシルの結晶」の排除に成功する。

▼T市
　FHエージェントの富士川瑞歩、九石深白、シープが同居人になった。

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